アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

ニトリJDリーグ第10節多摩ラウンドー3年ぶりの先発投手に名前があがる上野由岐子(うえの ゆきこ)選手ビックカメラ高崎ビークイーンーJournal-ONE撮影
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延長タイブレークも両者譲らず

8回のタイブレークは無死二塁からの攻撃となる。上野投手、7回からリリーフした日本代表のキャプテン・坂本 実桜投手が力投を見せて両者無得点。

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ニトリJDリーグ第10節多摩ラウンド 7回~登板した坂本投手(日立)ーJournal-ONE撮影

9回のタイブレークは1死二、三塁と投手にとってはさらに厳しい展開から始まる日立の攻撃は、4番・山内 早織選手、5番・ムリポラ選手を迎える好打順。日立応援団が必死の応援を続けるも、上野投手の前にヒットを打つことができずに無得点。これで日立の勝ちが消滅した。

同じ1死二、三塁のシチュエーションで一点取ればサヨナラという場面、ビックカメラ高崎も打順良く2番・原田選手から始まる。ファールで粘る原田選手に根負けしない坂本投手は、強気のピッチングで原田選手を三振に切って取ると、続く日本代表の4番を務めたチャンスにめっぽう強い内藤 実穂選手を打席に迎える。

サヨナラか?引き分けか? スタンドのボルテージが最高潮に達する中、内藤選手が放った打球はショート正面のゴロ。これを守備職人の杉浦 穂華選手がしっかりとさばいて一塁刺殺。

行き詰まる9イニングスの攻防も両者譲らず。引き分けに終わった首位攻防戦の結着は、11月からは行われるプレーオフに持ち越しとなった。

熱戦を振り返り決意新たに

「勝ちに等しい引き分けだったと選手に伝えました」と、試合を総評したのは村山監督だ。

試合前の入りについては、「試合前、キャプテンの坂本投手から、『会場が地元と近いのでホームゲームだと思って戦おう』と話しがあった」と話した村山監督は、自らも「1位と2位の戦いというよりも、目の前の試合に勝つこと、やるべきことをやろうと話した」と泰然自若で臨んだ決戦前の様子を振り返った。

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ニトリJDリーグ第10節多摩ラウンド 試合中に選手に声を掛ける村山監督(日立)ーJournal-ONE撮影

明日は相手に合わせることなく、今日のゲームは一旦リセットして、日立らしく楽しくソフトボールができたらと思います。初回から襲いかかって行こうかなと思います」と、いつも通りの優しい笑顔でスタジアムを後にした。

先発で投げたのが3年ぶりだったので、今までになく良い緊張感を持ってマウンドに上がれた」と振り返ったのは、MWPに選ばれた上野投手だ。「ベテランが引っ張っていかないといけないチームなので、みんなが取ってくれた点を守れなかったのは悔しかった」と、7回の失点場面を悔やんだ。

ダイヤモンドシリーズ優勝に向け、いい形でプレーオフに行きたいと話した上野投手は、「これからのソフトボール界を全チーム揃って盛り上げていきたい。是非、球場に足を運んで欲しい」と来るクライマックスに向け、益々盛り上がるJDリーグをPRしていた。

アクセス
多摩市立一本杉公園野球場
  • 東海道新幹線 新横浜駅ーJR横浜戦 橋本駅ー京王相模原線 京王多摩センターー神奈川中央交通 恵泉女学園大学入口ー徒歩 9分
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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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