JR四国が誇る観光列車で女子旅!
スポーツと観光の両面で地域を元気にする『四国を元気に! プロジェクト』。女子ソフトボールの国内トップリーグ(以下、JDリーグ)に所属している、四国・愛媛県は松山市を本拠地とする 伊予銀行ヴェールズ(以下、ヴェールズ)と、四国旅客鉄道株式会社(以下、JR四国)がタッグを組んだ地域活性化の取り組みは、今年2月に好評いただいた『愛媛県編』に続く『高知県編』をお届けします。
レポーター初挑戦の、ヴェールズの勝ち頭・黒木 美紀投手と、俊足好打・齋藤 明日加選手、シュアな打撃が光る瀧川 愛海選手が送る、高知・女子旅レポートの第4章(最終章)はJR四国の人気観光列車 “志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり” 乗車レポートです!
『四国を元気に! 愛媛県編』では、同じくJR四国の人気観光列車 “伊予灘ものがたり” 乗車レポートも公開しています。それぞれ読み比べていただければ嬉しいです。
高知に着いたら先ずは! -龍馬パスポート
齋藤:いよいよ最後となった第4章では、今回の女子旅のメインイベント “観光列車” の乗車レポートをお送りします。JR四国さんは、各路線にその土地ならではの魅力を詰め込んだ “ものがたり列車” と呼ばれる観光列車を全ての県で運行しているのです。
2月に実施した『四国を元気に! 愛媛県編』では、ヴェールズの庄司 奈々投手、辻井 美波選手、本間 紀帆選手、吉金 亜希子選手が愛媛県を走る “伊予灘ものがたり” に乗車しました。車窓はもちろん。列車の内装やお食事、地域の皆さんのおもてなしに感動したことを聞いていたので、今回の『四国を元気に! 高知県編」でも観光列車乗車レポートがあると聞いて、本当に楽しみにしていたんです。
黒木:齋藤さん。観光列車も楽しみですが、JR高知駅に来たならば立ち寄るべきスポットがあるので、それを先に紹介しなければいけませんよ。その場所とは、駅前にある “こうち旅広場 とさてらす” 。立ち寄りの目的は “龍馬パスポート” を引き換えることなんです。
瀧川:そういえば、取材の最初に “龍馬パスポート申請書” というハガキをいただきましたね。お食事で1つ、昨晩宿泊したJRクレメントイン高知で2つスタンプを押してすでに3つの枠が埋まっています。
黒木:この申込書を龍馬パスポート交付窓口に持っていくと・・・ ほら!紺色のパスポートと引き換えてくれるんです。日本のパスポートに似ているこの龍馬パスポートは、この紺色のパスポートを6個のスタンプで満たすと赤のパスポートにグレードアップするんです。さらに、ブロンズ、シルバー、ゴールドとステージが上がっていって、最後まで到達すると殿堂入りとして達成記念プレートがここに掲示される仕組みになっています。
瀧川:ステージが上がる毎に難易度が増しますね。宿泊12泊以上とか体験プログラム4体験以上とか結構ハードルが高いですよ。私たち伊予銀行ヴェールズは、春キャンプを高知県内で実施するので12泊はあっという間に溜まってしまうと思いますけど(笑)様々なお店でスタンプが押せるので、伊予銀行ヴェールズ 瀧川 愛海という木札が飾られる日も近いかもしれません! スタンプを押す楽しみも増えて、何度も高知県に訪れる旅行者の方も増えるのではないでしょうか。
綺麗な駅舎でワクワク -JR高知駅
齋藤:さぁ、待ちに待った観光列車に乗る時間が迫ってきましたよ! JR高知駅はとっても大きくて綺麗な駅ですね。改札を抜けると列車名が書かれた電光掲示板があります。え~っと私たちが乗る列車は・・・ “志国土佐 時代の夜明けのものがたり” ですね!JR四国のものがたり列車の第3弾として2020年7月から運行しているこの列車は、土曜・日曜・祝日を中心に高知駅と窪川駅の間で1往復運行されています。高知発の下り列車は “立志の抄(りっしのしょう)”、窪川発の上り列車は “開花の抄(かいかのしょう)” と呼ばれているので、私たちが乗車レポートするのは “立志の抄” になりますね。
瀧川:10月から12月までの金曜日(12月29日を除く)は土佐くろしお鉄道の “ごめん ・なはり線” でも運行するそうですよ。あっ! 観光列車がホームに入ってきましたよ! ブラウンに塗られたシックな趣の車両 “KUROFUNE(クロフネ)” ですね。後ろの車両は土佐の真っ青な海と空に映える白い車両 “SORAFUNE(ソラフネ)” です。皆さん、乗車前から車両の前後で熱心に記念撮影をしています。私たちも早速記念撮影しましょう!
黒木:外での撮影も終わり、いよいよ“志国土佐 時代の夜明けのものがたり” に乗車します。アテンダントさんに迎えられて列車に乗り込むなんて、まるで高級ホテルに入る気分です。車内も特別感ある豪華な作りになっています。私がイメージする鉄道のイメージとは全く異なる外観や内装には本当に驚いてばかりです。1号車の “KUROFUNE” に座席があるので1号車の方へ進んでみましょう。うわぁ、天井が晴れ渡った青空のような明るい空間が目に飛び込んできました。既に乗り込んでいる乗客の方も、忙しなく車内の至る所を撮影していますよ(笑)。果てしない青空のもと、仲間たちと新たな時代への志を語りながら大海を行く蒸気船をイメージしたという “KUROFUNE” にぴったりの内装です。私たちの座席はこの車両の最前列なのですが、運転台の壁面にはリアルタイムで外の景色が投影されていて、ずっと先まで見渡せるその眺望は、本当に船に乗って走っているような感覚になりますね。