【四国を元気に!】高知・よさこい祭りで演舞を披露する "とらっくよさこい(ちふれ)" の皆さんと練習で交流する女子ソフト・伊予銀行VERTZの黒木美紀投手、齋藤明日香選手、瀧川愛海選手-Journal-ONE撮影
伊予銀行ヴェールズの黒木美紀投手、齋藤明日香選手、瀧川愛海選手-Journal-ONE撮影
取材・文:
黒木 美紀・齋藤 明日加・瀧川 愛海[伊予銀行ヴェールズ](日本)
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スポーツと観光で地域が盛り上がる!

オリンピック・東京2020大会で金メダルを獲得した女子ソフトボール。日本代表の金メダリストたちはもちろん、アメリカ、オーストラリア、メキシコ、イタリアの代表選手たちが集い、熱戦を繰り広げる国内トップリーグ(以下、JDリーグ)があることを知っていますか?女子ソフトボール・JDリーグの伊予銀行VERTZ-Journal-ONE撮影
そのJDリーグに参戦する四国唯一のチーム “伊予銀行VERTZ(以下、ヴェールズ)” が、この夏も地域活性化の取り組みを行いました。タッグ組んだのは四国旅客鉄道株式会社(以下、JR四国)。四国4県に跨がる鉄道網を活かし、地域と共に交流人口の拡大と地域の発展に取り組んでいる会社です。

スポーツと観光の両面で、四国を応援する「四国を元気に!」プロジェクト。今年2月に初開催された愛媛県編では、ヴェールズの庄司 奈々投手と辻井 美波選手が愛媛県松山市と西予市を、本間 紀帆選手と吉金 亜希子選手が宇和島市を訪問。魅力溢れる愛媛県の観光スポットや食べ物、特産品を紹介しながら地域の皆さんと素敵な交流を深めました。四国を応援! VERTZの庄司奈々選手、辻井美波選手がJR四国の観光列車 伊予灘ものがたりで女子旅!-Journal-ONE撮影
JR四国が誇る人気の観光列車 “伊予灘ものがたり” に乗車したり、地域の中学生にソフトボールを教えたりする選手たちの素敵な笑顔に地域の皆さんも笑顔、笑顔!そのお返しとして、4月に行われた松山市、6月に行われた西予市でのリーグ戦には、交流した皆さんが応援に駆けつけたり、応援メッセージを送ったりと選手たちを元気にする光景も見られました。女子ソフトボール JDリーグ交流戦 西予ラウンドの応援に駆け付けたJR四国の皆さんと再会する伊予銀行VERTZの庄司 奈々投手、辻井 美波選手、吉金 亜希子選手、石村 寛監督-Journal-ONE撮影

読者の皆さんからも本当に多くの反響をいただいたこのプロジェクト。リーグ戦前半戦が終わり後半戦までの準備期間に、今度は高知県を訪問!愛媛県編に続いて、地域の皆さんと笑顔溢れる交流を行いました。

「四国を元気に!愛媛県編」のレポートとあわせてお楽しみいただければ嬉しいです。

集合は高知駅前のJRクレメントイン高知

「皆さんこんにちは!今回の高知県編のレポーターをすることになりました、伊予銀行VERTZのピッチャー・黒木 美紀(みのり)です。初めてのレポーターで少し緊張していますが、高知県の魅力いっぱいの観光地を巡るのが本当に楽しみ!どうぞ宜しくお願いします。」女子ソフトボール・JDリーグの伊予銀行VERTZ・大黒柱の黒木美紀投手-Journal-ONE撮影

「いつも応援有り難うございます!同じくレポーター初挑戦の伊予銀行VERTZの齋藤 明日加です。ルーキーとして、プレーではもちろん投稿動画でもチームを盛り上げる担当をしています。このプロジェクトでも、みんなを盛り上げて笑顔いっぱいのレポートになるよう頑張ります!」女子ソフトボール・JDリーグの伊予銀行VERTZ・俊足好打のルーキー齋藤明日香選手-Journal-ONE撮影

「皆さんこんにちは。地元四国は徳島県池田高校辻校出身!伊予銀行VERTZの内野手・瀧川 愛海です。コロナ禍で高校の修学旅行に行けずに残念な思いをしていましたが、このプロジェクトで高知県の素敵な観光スポットをたくさんレポートできると聞いて、ワクワクしています!Instagram担当も務めますので、皆さんに笑顔になっていただけるような投稿もしていきたいと思います。」女子ソフトボール・JDリーグの伊予銀行VERTZ・巧打が光る元気印の瀧川愛海選手-Journal-ONE撮影

元気いっぱい笑顔溢れるプレーが魅力的な3人ですが、地域創生レポーター初体験で少し緊張気味。そんな3人に “いつもの笑顔” でレポートして欲しいと先ずは得意のスポーツでの交流から取材をスタートさせましょう!

野球とソフトで笑顔の交流!

齋藤:やってきました。高知市野球場!先ず交流するのは、高知県で活動されている女子硬式野球クラブチーム “10 Carat Express(テンカラット・エクスプレス)” の皆さんとのスポーツセッションです。でも、生憎の雨。折角のセッションは中止なんですかね?

黒木:いえいえ。野球場の横にある室内練習場をお借りして頂けたとのことですので、早速室内練習場の方へ行ってみましょう。金属バットでボールを打つ音が聞こえてきますよ!

瀧川:うわぁ~皆さん練習されていますね。テンカラット・エクスプレスは、昨年の4月に立ち上がったチーム。昨年は練習と練習試合で、今年から本格的にリーグ参入されているとのこと。【四国を元気に!】女子ソフト・伊予銀行VERTZとの交流でソフトボールを打つ、高知の女子硬式野球・テンカラット エクスプレスの沖田 茉優(まゆ)投手、片岡 李奈外野手、北村 奈緒外野手-Journal-ONE撮影

黒木:監督の村上 祐基さんは、NPBに多くのプロ野球選手を輩出する四国アイランドリーグplus・高知ファイティングドッグスの元選手なんです。「高知県には室戸高校、高知中央高校に女子硬式野球部があります。ところが、卒業後も硬式野球をやり続けたくてもその環境が高知県に無い。優秀な人材が高知県から出て行ってしまっていました。」と、地元高知で硬式野球が続けられる環境を作りたいという思いから創設に至ったと教えてくれました。私たちヴェールズも、四国唯一のJDリーグチームです。地域に根ざしたチームがあることでその地域の中学生や高校生たちが、テンカラット・エクスプレスやヴェールズでプレーを続けてくれるだけでなく、今度は私のような県外からもプレーをするために四国に来るといったケースも増えてくるでしょうね。

瀧川:徳島県の高校だった私も、地元のチームに入りたいと思ってヴェールズを選びました。まだ2年目のテンカラット・エクスプレスも、これから私のような地元の選手がどんどん入って活動も盛んになるのでしょうね。

黒木:テンカラット・エクスプレスが所属するのは、中四国女子硬式野球連盟 “ルビー・リーグ” 。私たちが活動するソフトボールのJDリーグと同じく、昨年度に立ち上がった新しいリーグです。今シーズンは高校から社会人まで17団体19チームが1~3部に分かれて戦っているそうです。
村上監督は、「新規参入の今年は3部からのスタートですが、1部昇格を目指しています。また、8月11日からは、千葉県で開催される全日本女子硬式野球クラブ選手権大会で良い成績を収めることが目標です。」と話してくれました。同じ四国の女子ダイヤモンドスポーツチームとして、是非頑張ってもらいたいです!【四国を元気に!】高知の女子硬式野球・テンカラット エクスプレスの皆さんと練習で交流する女子ソフト・伊予銀行VERTZの黒木美紀投手、齋藤明日香選手、瀧川愛海選手-Journal-ONE撮影

齋藤:さぁ。キャッチボールをさせてもらいましょう!硬式野球のボール、小っちゃいです。縫い目に掛ける握り方は一緒なんですが、力の入れ方が難しい・・・と思ったら、瀧川選手!うまいですね。

瀧川:私、小学校は野球チームに入っていたんですよ!なので、これくらいのボールの大きさでも余り気にせず投げられます。

黒木:私はソフトボールしかやってこなかったので、とっても難しいです。瀧川選手はマウンド捌きも良い感じですね。先月、神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズと阪神タイガースの公式戦で、チームメイトの久保 和咲選手が始球式でマウンドから投げたのですが、それにも劣らない速いボールを投げています!私も現役のソフトボール投手として負けるわけにはいきません。球速は出なくても、コントロールは・・・ほら!全球ストライク!(笑)【四国を元気に!】高知の女子硬式野球・テンカラット エクスプレスの皆さんと練習で交流する女子ソフト・伊予銀行VERTZの黒木美紀投手-Journal-ONE撮影

齋藤:投球はおっかなびっくりとなってしまいましたが、バッティングならば負けませんよ!フリーバッティング対決をさせていただけるとのことで、これを楽しみにしていました。え!でも投げるのは、村上監督同様、高知ファイティングドックスで活躍された國信 貴裕コーチと対戦するのですか!? これはガチな勝負になってきましたよ。【四国を元気に!】高知の女子硬式野球・テンカラット エクスプレスの皆さんと練習で交流する女子ソフト・伊予銀行VERTZの齋藤明日香選手-Journal-ONE撮影

瀧川:齋藤選手、試合同様に広角に鋭い打球を打ち返しています!私も負けずに・・・と思ったら、カットボールを投げてきたぁ!何とか芯で捉えることができて良かったですが、ボールが重いですよね。硬式の打った際の感触は快感ですね。【四国を元気に!】高知の女子硬式野球・テンカラット エクスプレスの皆さんと練習で交流する女子ソフト・伊予銀行VERTZの瀧川愛海選手-Journal-ONE撮影

黒木:私は長いことバットを持ったことがないので遠慮させて頂きました。後で、國信コーチにお話を伺いましたが、「体感速度の速いソフトボールをやられているだけあって、フリーバッティング程度の球速では簡単に打たれちゃいましたね。流石に球速だけで抑えられないと思って変化球も使ったけれど、カットボールにも対応されてしまいました。2人とも本当に良いスイングをしていますね。」と、ヴェールズ自慢の左打者を褒めていただいて嬉しかったですね。

齋藤:次はソフトボール体験ということで、沖田 茉優(まゆ)投手、片岡 李奈外野手、北村 奈緒外野手にピッチングの体験をしていただきました。皆さん下投げに悪戦苦闘です(笑)。でも、何回か投げている間に力強いボールを投げるようになってきました!流石に同じアスリート。慣れるのが早いですね。

黒木:ソフトボールに慣れてきたので、次は私が投げてのフリーバッティング対決です。リーグ戦が終わって本格的に投げることはできませんでしたが、浮き上がるボールの軌道にもしっかりと芯でミートするのは流石だなと思いました。「ボールが重たい!」と皆さん打席で叫んでいたとおり、セッションが終わってのおしゃべりでは、「ソフトボールも硬式野球も似たスポーツだけど、やはり随分感覚が違うなぁ。」とお互いに共感することができました。【四国を元気に!】女子ソフト・伊予銀行VERTZとの交流でソフトボールを打つ、高知の女子硬式野球・テンカラット エクスプレスの北村 奈緒外野手-Journal-ONE撮影

瀧川:短い時間でしたが、とっても良い経験になりました!ピッチャーが投げるボールの軌道が、ソフトとは違って頭の上から落ちてくるような感覚でした。私たちは普段、目線を下げ低めに照準を合わせて打ちに行くので最初は頭に当たるんじゃ無いかって思った程です。でも、だんだんと小学生の頃の感覚を思い出して来て、とても楽しい時間を過ごすことができました。【四国を元気に!】高知の女子硬式野球・テンカラット エクスプレスの皆さんと練習で交流する女子ソフト・伊予銀行VERTZの黒木美紀投手、齋藤明日香選手、瀧川愛海選手-Journal-ONE撮影

齋藤:最後は今日のメンバー全員で記念撮影です。「スペシャルゲストの “妖精” が来ていますので、一緒に写真を撮りましょう!」とJR四国の藤本 聡(さとる)常務取締役に促されて外に出ると・・・ ピンクのカワイイキャラクターが手を振って待っています。“すまいるえきちゃん” って言うんですって!
“すまいるえきちゃん” は、JR四国さんの公式イメージキャラクター。魔法で駅や列車を笑顔に変えてしまう駅舎の妖精なんです。カワイイ~♪ 屋根?頭?の上に乗っている “れっちゃくん” がまたカワイイですね。【四国を元気に!】高知の女子硬式野球・テンカラット エクスプレスの皆さんと練習で交流する女子ソフト・伊予銀行VERTZの黒木美紀投手、齋藤明日香選手、瀧川愛海選手はJR四国の公式キャラクターすまいるえきちゃんと記念撮影-Journal-ONE撮影

黒木:ルビー・リーグ、全日本女子硬式野球クラブ選手権大会と試合が続く中、セッションする時間をいただき、本当にありがとうございました。皆さんの活躍を応援すると共に、私たちも後半戦でもっと良い成績を挙げられるよう、頑張ろうと思いました。【四国を元気に!】女子ソフト・伊予銀行VERTZと交流した高知の女子硬式野球・テンカラット エクスプレスの皆さん-Journal-ONE撮影

インターハイにかける青春を応援!

齋藤:次にやって来たのは、春野総合運動公園の屋内練習場です! 私たちヴェールズが毎年春にキャンプをさせて頂いている場所で、ことしの2月にもお世話になったばかり。
ソフトボール場だけでなく、陸上競技場や野球場、そして今来ている屋内練習場など、広大な春野総合運動公園の敷地には様々なスポーツのアスリートたちが集まり、練習や大会などが行われているんです。NPB 埼玉西武ライオンズの春季キャンプ地として、スポーツニュースでも紹介されていますので、皆さんもご存じかと思います。

黒木:今日、ここにお邪魔したのは、7月28日(金)から8月1日(火)に掛けて行われる “北海道総体2023インターハイ” 女子ソフトボール競技に出場する、高知県立丸の内・窪川・追手前・佐川高等学校女子ソフトボール部の皆さんとのソフトボール・クリニックで交流するためなんです。インターハイ直前の大事な練習、少しでも良いプレーができるようお手伝いできたらと思います。【四国を元気に!】女子ソフト・伊予銀行VERTZの黒木美紀投手、齋藤明日香選手、瀧川愛海選手が、インターハイ出場の高知丸の内・窪川・追手前・佐川高校女子ソフト部の皆さんの練習に参加-Journal-ONE撮影

瀧川:私も3年前にインターハイに出場したのですが、コロナ禍で家族も応援に来られず少し残念な大会となってしまいました。丸の内・窪川・追手前・佐川高校の皆さんは、コロナ禍を克服したインターハイを目一杯楽しんでもらいたいです!【四国を元気に!】女子ソフト・伊予銀行VERTZの瀧川愛海選手が、インターハイ出場の高知丸の内・窪川・追手前・佐川高校女子ソフト部の皆さんの練習に参加-Journal-ONE撮影

黒木:早速ご挨拶を兼ねて、監督の岡村 佳子さんにお話を伺いました。「昨年のインターハイを経験した3年生が8人残っており、投手の河野 美空(みく)、小野 真央を中心に守りからリズムを作るチームです。1年生に初心者が多く技量の差が激しいので、楽しみながら上手くなっていってもらいたいですね。」と話す岡村監督は、社会人リーグでプレーされた経験もあるとのこと。「初戦に強豪の神田女学園高等学校 (東京都)と対戦するので、何とか食らいついて良い流れを作れるよう、残りの日々を大切に練習しています。」と、インターハイに向けた意気込みも教えていただきました。【四国を元気に!】女子ソフト・伊予銀行VERTZと交流したインターハイ出場の高知丸の内・窪川・追手前・佐川高校女子ソフト部 岡村佳子監督-Journal-ONE撮影

齋藤:私は外野手の守備練習で選手たちと交流することにしました。皆さん、打球への反応は良いのですが、捕球から送球に入る動きが改善されればもっと良くなるはず!ひとりひとりの捕球、送球体勢を観察しながら、どういった意識で守備をしているか質問してみました。
それぞれの意識しているポイントを踏まえながら、一番気をつけて欲しい動き方を実践しながら真似てもらうことで、かなりカッコイイ捕球送球動作ができるようになりました!【四国を元気に!】女子ソフト・伊予銀行VERTZの齋藤明日香選手が、インターハイ出場の高知丸の内・窪川・追手前・佐川高校女子ソフト部の皆さんの練習に参加-Journal-ONE撮影

瀧川:私は内野の守備練習に入ります。2月のキャンプの合間にソフトボール・クリニックをした際に参加してくれた選手もいます!2月からまた上達したようで、強い打球にもしっかりとグローブを出して捕球する俊敏性は素晴らしいと思いました。
1年生では初心者の選手もいて、グローブの出し方やステップワークが慣れていないようでしたので、緩い打球で動作を確認しながら練習を重ねていくことで、守備で気をつけるポイントを理解してくれたようです。まだまだ始めたばかりですので、反復練習をしながら身体に動きを染み込ませながら自分の物にしていって欲しいと思いました。【四国を元気に!】女子ソフト・伊予銀行VERTZの瀧川愛海選手が、インターハイ出場の高知丸の内・窪川・追手前・佐川高校女子ソフト部の皆さんの練習に参加-Journal-ONE撮影

黒木:私は投手陣のピッチングに入りました。二枚看板のひとりである河野投手から、ドロップの投げ方を教えて欲しいと言われてコツを教えながら取り組んでもらいます。速球に力があるだけに緩急を付ける投球ができれば、攻め方のバリエーションも増えて有利なピッチングができます。ボールへの力のかけ方、抜き方の感覚を掴むのに悪戦苦闘していましたが、チェンジアップに近いスピードを落としたボールは投げられるようになってきました。【四国を元気に!】女子ソフト・伊予銀行VERTZの黒木美紀投手が、インターハイ出場の高知丸の内・窪川・追手前・佐川高校女子ソフト部の皆さんの練習に参加-Journal-ONE撮影
「兄の野球に付き合っていたら、友だちに誘われていつの間にかソフトボールを始めていたんですよ。中学・高校と練習を重ね、最後となるインターハイはしっかりと応援したいです。」と、練習を見学していたお父様の将貴さんが目を細めて話してくれます。最後のインターハイは、ご両親の支えに応えて、悔いの無いピッチングを見せて欲しいなぁと思いました。【四国を元気に!】女子ソフト・伊予銀行VERTZの黒木美紀投手が、インターハイ出場の高知丸の内・窪川・追手前・佐川高校女子ソフト部の皆さんの練習に参加-Journal-ONE撮影

齋藤:2時間弱の練習もあっという間に終わってしまいました。質問タイムでは最初遠慮していた選手の皆さんとも笑顔で話してくれるようになり、3年生には最後のインターハイに臨む激励の意味を込めてサイン色紙をプレゼントして記念撮影!1年生、2年生の皆さんは、また来年の高知キャンプで再会した時の楽しみに取っておいてもらいました。【四国を元気に!】女子ソフト・伊予銀行VERTZの黒木美紀投手、齋藤明日香選手、瀧川愛海選手が、インターハイ出場の高知丸の内・窪川・追手前・佐川高校女子ソフト部の皆さんの練習に参加-Journal-ONE撮影

【四国を元気に!】女子ソフト・伊予銀行VERTZの黒木美紀投手、齋藤明日香選手、瀧川愛海選手が、インターハイ出場の高知丸の内・窪川・追手前・佐川高校女子ソフト部の皆さんの練習に参加-Journal-ONE撮影

夏を彩る踊り子もアスリート!

黒木:高知県の夏の風物詩と言えば “よさこい祭り” です! 毎年8月9日の前夜祭、8月10日と8月11日の本祭、8月12日の全国大会と後夜祭の4日間にわたって開催される “よさこい祭り” は、100万人もの人が集まる全国有数のお祭りです。両手に鳴子を持ち、色とりどりの衣装に身を包み、大人数で一糸乱れぬ様々な踊りを披露する姿に、毎年、全国からも多くの観光客が訪れることで知られています。
高知市内には9カ 所の競演場と、8ヶ所の演舞場が設置され、踊りを披露するチームは200チームにも及ぶんです!参加する踊り子さんの数は、約18,000人なんですって。【四国を元気に!】女子ソフト・伊予銀行VERTZの黒木美紀投手、齋藤明日香選手、瀧川愛海選手が、高知・よさこい祭りで演舞を披露する "とらっくよさこい(ちふれ)" の皆さんの練習に参加-Journal-ONE撮影

齋藤: 本番まで1ヶ月と迫ったこの日、ソフトボールの練習の後に室内練習場にやってきたのは、よさこい祭りに参加するクラブチーム “とらっくよさこいbyちふれ” さんです。続いては、”とらっくよさこいbyちふれ” さんの練習に参加させていただき、よさこい踊りを体験したいと思います。【四国を元気に!】女子ソフト・伊予銀行VERTZの黒木美紀投手、齋藤明日香選手、瀧川愛海選手が、高知・よさこい祭りで演舞を披露する "とらっくよさこい(ちふれ)" の皆さんの練習に参加-Journal-ONE撮影

黒木:”とらっくよさこいbyちふれ” 代表の川村 浩平さんは、「チームメンバーは約180人。踊りの振り付けや楽曲のアレンジ、衣装の制作などの担当もいるんです。また、約1割が県外にいるメンバーです。仕事などで県外に出て行った高知の人間がよさこいに参加するために戻って来るケースはもちろんですが、よさこいに惹かれてわざわざ東京から参加したり、外国人のメンバーもいるんですよ。」と話してくれました。よさこい祭りが、様々な人たちの絆を創っているのですね。【四国を元気に!】女子ソフト・伊予銀行VERTZの黒木美紀投手、齋藤明日香選手、瀧川愛海選手が、高知・よさこい祭りで演舞を披露する "とらっくよさこい(ちふれ)" の皆さんの練習に参加-Journal-ONE撮影

瀧川:川村さんにご紹介いただき、早速練習に入るのかな?と思っていたら、ストレッチによる準備運動が始まりました。これ、結構キツいですね。。。下半身、特に股関節にくるメニューが20分余り続き、良い感じで身体が温まってきます。ソフトボールをしている私たちでも結構な負荷を感じるくらいなのですが、小学生を始め、老若男女幅広いメンバーの皆さんは涼しい顔でこなしています。【四国を元気に!】女子ソフト・伊予銀行VERTZの黒木美紀投手、齋藤明日香選手、瀧川愛海選手が、高知・よさこい祭りで演舞を披露する "とらっくよさこい(ちふれ)" の皆さんの練習に参加-Journal-ONE撮影

黒木:この日の練習は、踊りの内容を共有化する練習のようです。楽曲の途中から演台に立った振付師さんが、手と足の動きをリズムに合わせて説明しています。でも、あまりに複雑すぎて手と足がついていきません。「手を右に返すと、袖の柄が一斉に変わるところ!これが魅せるポイント!」と、ただ動きを合わせるだけで無く、本番の衣装を着て観客の皆さんに楽しんでいただいている姿を想像しながら振り付けを練習するのは本当に難しい。【四国を元気に!】女子ソフト・伊予銀行VERTZの黒木美紀投手、齋藤明日香選手、瀧川愛海選手が、高知・よさこい祭りで演舞を披露する "とらっくよさこい(ちふれ)" の皆さんの練習に参加-Journal-ONE撮影

齋藤:振り付けの練習をしている後ろでは、大きな旗を扱う練習もしていますよ!旗は「フラフ」という土佐の手づくり工芸品なんですね!しかも、フラフを操っている方には女性もいるんですよ。あのフラフ、かなり重そうですが、地面に付くスレスレでフラフを大きく振り上げたり、素早く左右にたなびかせたり。。。あの練習、体幹トレーニングにも良いかもしれませんね。【四国を元気に!】女子ソフト・伊予銀行VERTZの黒木美紀投手、齋藤明日香選手、瀧川愛海選手が、高知・よさこい祭りで演舞を披露する "とらっくよさこい(ちふれ)" の皆さんの練習に参加-Journal-ONE撮影

瀧川:体幹トレーニングと言えば、踊りの振り付けも結構体幹を使いますよ!姿勢を正しながら両腕で全く異なる動きをさせたり、軸をしっかり保ちながら上体を素早く切り替えしたり。。。リズムに慣れるだけでも大変なのに、指先まで意識して軸をキープして踊る動きはもうアスリートの動きですよ。【四国を元気に!】女子ソフト・伊予銀行VERTZの黒木美紀投手、齋藤明日香選手、瀧川愛海選手が、高知・よさこい祭りで演舞を披露する "とらっくよさこい(ちふれ)" の皆さんの練習に参加-Journal-ONE撮影

黒木:1時間近くの間にどんどん進む振り付けに全く付いていけませんでしたが、休憩中にお話をさせていただいたメンバーの皆さんは、素敵な笑顔でよさこいの楽しさをたくさん教えてくれました。短い間ではありましたが、仲良くしていただいた皆さんと仲良く記念撮影!
“とらっくよさこいbyちふれ” の皆さんの晴れ姿を見ることは出来ませんが、私たちと同じアスリートのような踊り子さんたちの勇姿をいつか目の前で見てみたいです。【四国を元気に!】女子ソフト・伊予銀行VERTZの黒木美紀投手、齋藤明日香選手、瀧川愛海選手が、高知・よさこい祭りで演舞を披露する "とらっくよさこい(ちふれ)" の皆さんの練習に参加-Journal-ONE撮影

【四国を元気に!】高知・よさこい祭りで演舞を披露する "とらっくよさこい(ちふれ)" の皆さんと練習で交流する女子ソフト・伊予銀行VERTZの黒木美紀投手、齋藤明日香選手、瀧川愛海選手-Journal-ONE撮影

四国を元気に!高知県編 第2章に続く→クリック

■記者プロフィール
黒木 美紀
伊予銀行ヴェールズ所属のソフトボール選手。1997年生まれ、福岡県大野城市出身(筑陽学園高→東京富士大)。ソフトボール歴19年目、多彩な変化球を駆使して楽しんで投げるが信条!趣味は色んな珈琲を探すことと旅行。
齋藤 明日加
伊予銀行ヴェールズ所属のソフトボール選手。2000年生まれ、岡山県倉敷市出身(創志学園高→IPU・環太平洋大学)。ソフトボール歴11年目の俊足好打の外野手。最後まで全力プレーが信条。趣味はYouTubeやアニメを見ること。
瀧川 愛海
伊予銀行ヴェールズ所属のソフトボール選手。2003年生まれ、岡山県赤磐市出身(池田高校辻校)。ソフトボール歴8年目のガッツあるプレーが魅力の内野手。どんなときも笑顔がモットー。趣味は星を観ること。
アクセス
追手筋本部演舞場
  • JR高知駅-徒歩15分

 

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