人々を元気にするスポーツの力
コロナ禍を乗り越え、ようやく世界中で日常が戻って来ました。人々に元気と笑顔を与えてくれるスポーツ界では、2023年に国内外で多くの国際大会が開催され、多くの日本人選手が活躍しました。
東京オリンピック・パラリンピック(以下、東京2020)では、コロナ禍による無観客試合で感じることのできなかった観客と選手たちが一体となった興奮と感動。3月の ”2023 WORLD BASEBALL CLASSIC(以下、WBC)”、8月の “FIBAバスケットボールワールドカップ2023(以下、バスケW杯)”、そして9月の “ラグビーワールドカップ2023フランス大会(以下、ラグビーW杯)” では日本代表選手たちをはじめ、世界各国一流の選手たちが魅せる素晴らしいプレーに熱狂しました。
世界を舞台に戦った日本代表チームは、その後の国内リーグにおいても活躍を続けており、なかでも “NTTジャパンラグビー リーグワン(以下、リーグワン)” は、ラグビーW杯で優勝した南アフリカ代表 “スプリングボックス”、準優勝したニュージーランド代表 “オールブラックス” の主力選手たちが次々に参戦‼ 日本代表選手たちと織りなす驚きのパフォーマンスを一目見ようと、開幕戦から入場者記録を更新する人気を博しています。
リーグワンで活躍する女性アスリート
ラグビーの国内最高峰リーグ・リーグワンで活躍する女性アスリートがいることを知っていますか? それは、各チームを応援するオフィシャルチアリーダーズに所属する皆さんなのです。
中でも、”D-Rocks Cheerleaders“(以下、DRC)に所属するMinoriさんは、Journal-ONEが応援している女性アスリート! 今シーズン加入前に北アメリカの男子バスケットボールのプロリーグ(NBA)に挑戦していたMinoriさんを取材していたのです。
現在、リーグワンDivision1昇格に向けD-Rocksと共に戦う、MinoriさんのNBA挑戦レポートを公開します! Minoriさんのインタビューでは、チアダンスの世界に取り込んだきっかけや、アメリカ挑戦の理由など、Minoriさんの情報をたくさん掲載しています。そちらも是非、読んでみてくださいね。
NBA挑戦! 記事掲載にあたって
皆さんこんにちは。DRC のMinoriです! いつもリーグワンの浦安D∸Rocksを応援していただき、ありがとうございます。
今回、私は昨年夏に挑戦したNBAチアダンスチームのトライアウトについて、Journal-ONEのレポーターとしてその体験を記事にすることになりました。
ラグビーはもちろん、他のスポーツでも皆さんと一緒に盛り上がり、一緒に笑顔になるお仕事であるチアダンス。私の体験記を通じて、もっと多くの方にチアダンスの魅力を知っていただき、これから更に盛り上がる浦安D-Rocksの試合を一緒に応援していたければ嬉しいです。
どうしてトライアウトを?
私がトライアウトを受ける際、また受けて帰国してからも、「どうしてNBAのトラアウトを受けたの?」という質問を必ず最初にいただくので、先ずはこのお話からしようと思います。
八村 塁選手(ロサンゼルス・レイカーズ)や渡邊 雄太選手(フェニックス・サンズ)の活躍が日々日本のテレビでも紹介され、バスケW杯でも日本中にバスケットボールが注目されるようになり、より興味を持つ方が増えたNBA。選手たちのプレーや会場の熱気に注目が集まりますが、実はチアダンスもトップレベルの人気と実力を兼ね備えたチームばかりなのです!
チアダンスのキャリアスタートが21歳とかなり遅かった私は、これまで目標を決めて一つずつ達成してきました。その新たな目標としていたことが、「人生一度きりなので、後悔のないようにやりたいことは思いっきりチャレンジしたい!」というもの。即ち、世界最高峰のチアダンスチームでプレーすることを達成したいというものだったのです。
本当は、2021年にその目標に向かってチャレンジ(トライアウト)する予定だったのですが、コロナ禍によりかなり先送りになってしまいました。ようやく、昨年夏に渡米してトライアウトを受ける機会を得たわけなんです。
飛び立った先はオクラホマシティ
アメリカ合衆国のほぼ中央を南北に結ぶ線上にあるフロンティア・ストリップに位置するオクラホマ州は、日本ではあまり馴染みのない州です。実は、私もトライアウトを受けようと思う前は知らなかったんです(笑)。
ウェスタン・カンファレンス(西地区)のノースウェスト・ディビジョンに所属する “Oklahoma City Thunder(オクラホマシティ・サンダー)” のチアダンスチーム “THUNDER GIRLS(サンダーガールズ)” の元ダンサーの方にダンスの振付をしていただく機会があり、その振付やダンススタイルが好みだったことから始まりました。