ラグビーW杯2023|予選プールDの初戦・オーストラリア代表とジョージア代表の一戦 会場となったStade de France(スタッド・ド・フランス)にて現地レポート-Journal-ONE撮影
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn

ラグビーの祭典を現地で

“ラグビーワールドカップ2023(ラグビーW杯2023)” がいよいよ開幕しました!日本で開催された2019年の前回大会。日本代表が世界の並みいる強豪国を撃破し、史上初のベスト8を果たしたあの感動が昨日のように思い起こされます。

このラグビーW杯2023に向け、7月8日のAll Blacks XV(フフティーン)戦から8月5日のフィジー戦まで、日本代表は世界の強豪を国内に迎えて5試合の国際試合が行われ、多くの日本人ファンが盛り上がりました。日本代表の活躍はもちろん、ラグビー観戦の楽しさを紹介してきたJournal-ONEですが、今回はラグビーW杯2023の開催地・フランスにおけるその盛り上がりを紹介!ラグビーW杯2023|予選プールDの初戦・オーストラリア代表とジョージア代表の一戦でStade de France(スタッド・ド・フランス)に訪れた豪代表サポーター-Journal-ONE撮影

2003年のラグビーW杯オーストラリア大会に始まり、2007年のフランス、2011年のニュージーランド、2015年のイングランド、そして前回の日本と5大会連続で現地観戦をして来た編集部の記者が、その経験をもとにフランスにおけるラグビーW杯観戦の面白さをお伝えしていきます。各国から集まったファン、フランス各地のみなさんの話を聞きながら、世界中のファンが楽しむラグビー熱を感じてもらえれば嬉しいです。ラグビーW杯2023|予選プールDの初戦・オーストラリア代表とジョージア代表の一戦 会場となったStade de France(スタッド・ド・フランス)にて現地レポート-Journal-ONE撮影

高速鉄道の中でもW杯!

9月8日の夕刻、フランスのマクロン大統領の開会宣言で開幕したラグビーW杯フランス大会。会場のStade de France(スタッド・ドゥ・フランス)に近い首都・パリ市内もラグビーW杯一色です!ラグビーW杯2023|高速鉄道のTHALYS(タリス)の始発 オランダのアムステルダム駅-Journal-ONE撮影

今回、私はオランダのロッテルダムから高速鉄道のTHALYS(タリス)を使いパリに入りました。19:00頃にロッテルダムを出発して21:40頃にパリに着く、約2時間半の列車の旅です。この車内でもラグビーW杯一色だったのは、車窓を見ながら談笑できる立ち飲みコーナー “ウェルカムバー” でした。そこでは、ビールを片手にラグビーW杯を楽しむ人たちが! パソコンやスマートフォンで開会式の模様をリアルタイムで視聴して盛り上がっていました。ラグビーW杯2023|高速鉄道のTHALYS(タリス)車内のバーで盛り上がるファン-Journal-ONE撮影

開会式に続くプールマッチの開幕戦カードは、開催国・フランスとニュージーランドという最高の一戦。自国開催優勝を目指すフランス代表とAll Blacksとして名高いニュージーランド代表は、決勝戦のカードとしても予想されているのですが、それがプールAの開幕戦カードとして組まれているのですから、盛り上がらない訳がありません。

因みにこの一戦のチケットの値段(Category1)は、何と550ユーロ(約87,000円)!プールマッチ人気のカードであるフランスvsイタリア、イングランドvsアルゼンチン、イングランドvs日本が300ユーロ(約47,500円)ですから、別格の一戦であることがおわかりいただけると思います。ラグビーW杯2023|高速鉄道のTHALYS(タリス)の大幅な遅延でパリ北駅に到着-Journal-ONE撮影

後半からパリ市内のパブリックビューイングで観戦できるかな?と思っていたのですが、タリスの大幅な遅延によりParis Gare du Node(パリ北駅)に着いたのは22:50・・・ 急いで駅を出ると、パブリックビューイングに行かなくても、街の至る所でパリ市民がお酒を飲みながらテレビ中継に食い入る姿がありました!この開幕戦を27-13と優勝候補のニュージーランド代表を相手に予選初黒星を付けたフランス代表。勝利に沸くファンたちがいつまでも歓声を上げていました。ラグビーW杯2023 開幕戦フランス代表とニュージーランド代表の試合を観戦するパリ市内のファン-Journal-ONE撮影

パリ市内もW杯一色!

歴史的なフランス代表の勝利から一夜が明け、コンコルド広場のFUNZONEにあるオフィシャルグッズショップにやってきました。朝の11時には既に入場待ちの人でいっぱいの入口!午後2時頃には、その列がさらに長くなっていました。ラグビーW杯2023|開幕戦を終えた翌日のパリ市内にあるオフィシャルショップ-Journal-ONE撮影

店内では、日本代表のジャージーを買い求めるフランス人を発見!早速話しを聞くと、彼はフランスで空手をやっている根っからの日本びいきとのこと。2019年のラグビーW杯では、来日して日本代表戦を観戦したと言っていました。地元・パリで日本代表のジャージーを着て応援してくれるフランス人が居るとは!驚きと共に、とても嬉しい気持ちになりました。ラグビーW杯2023|開幕戦を終えた翌日のパリ市内にあるオフィシャルショップで日本代表のジャージーを買うフランス人-Journal-ONE撮影

コンコルド広場のFUNZONEを遠くから見ると、東京・丸の内の御幸通りで行われた日本代表の壮行会を思い出します。凱旋門から一直線、シャンゼリゼ通りを抜けたところに広がる抜群のロケーションです。ラグビーW杯2023|パリ市内のコンコルド広場にあるFUNZONEからは凱旋門も見える-Journal-ONE撮影入口の奥にはエッフェル塔が見え、スポーツイベントと観光地が見事に融和しています。日本国内でも至る所で国際大会を含む様々なスポーツイベントが開催されていますが、こういったご当地の見どころや食などを絡めた企画運営ができると、スポーツ愛好者にも観光客にも嬉しいイベントになるのかなぁと思いながらシャンゼリゼ通りを凱旋門へ向かって歩くこと数分。ラグビーW杯2023|パリ市内のジャンゼリゼ通りにあるADIDASのオフィシャルショップはラグビーAllBlacksで彩られる-Journal-ONE撮影

シャンゼリゼ通りにある “アディダス ショップ” を見ると、店内はラグビー一色になっています。アディダスがジャージーを提供しているニュージーランド代表の露出が凄い!フランス代表で契約があるスクラムハーフ(SH)Antoine Dupont(アントワーヌ・デュポン)選手だけが別格の存在感を示していましたが、開催国フランスでライバル国を前面に出してラグビーW杯を盛り上げるお店があるのも、海外ならではの光景ではないでしょうか?ラグビーW杯2023|パリ市内のジャンゼリゼ通りにあるADIDASのオフィシャルショップはラグビーAllBlacksで彩られる-Journal-ONE撮影

TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn