04/16 千葉J vs 宇都宮B(24-25 B1第32節)
宇都宮ブレックス先制で始まったこの試合、開始6分経過しても9-10と互いに得点を重ねられない展開が続いた。第1クウォーター途中、怪我で欠場が続いていた渡邊雄太が復帰初戦のプレーに入るとホーム・ららアリーナの雰囲気が一変して試合が動く。一時は9-16と宇都宮Bがリードを許した千葉ジェッツが、原修太のスリーポイントシュート、瀬川理玖の得点などで21-19と逆転に成功しエース復帰戦で流れを掴む。
しかし、第2クウォーターは開始早々から宇都宮Bの流れ。すぐに同点に追いつくと、D.J・ニュービルの多彩な攻撃やフットワークで相手を翻弄しながらチャンスメイクをする小川敦也の得点などで31-40と大きくリード。宇都宮Bの流れでハーフタイムへ移る。
すると第3クウォーター、千葉Jの金近 廉がチームを勢いづけるスリーポイントシュートを放ち時計が進み始める。さらに、ディー・ジェイ・ホグ、原、ジョン・ムーニーがインサイドからの攻撃で得点を奪っていくが5点差ある得点をなかなか詰められない。これに対し、宇都宮Bはギャビン・エドワーズのスリーポイントシュートなどで45-57。12点差を付けて千葉Jのモメンタムを奪いにかかった。
しかしCS進出に負けられない千葉Jが50点に到達してから、勢いを加速させる。相手の隙をついたスティールで連続得点を挙げ、残り1分で一気に56-57と1点差。さらに残り5秒、クリストファー・スミスが放ったシュートが見事に決まり59-59の同点で第3クウォーターを終えた。
迎えた第4クウォーター、今度は原、田代直樹のスリーポイントシュート、ホグの得点で千葉Jが一気に71-66と点差を広げる。 宇都宮Bは比江島慎、ニュービルの得点で何とか食らいつくも、千葉Jも得点を着実に決めて点差を詰めさせない。最後まで集中力を切らさなかった千葉Jが85-79と首位・宇都宮Bを下し勝利。ポストシーズンに向けて大事な一戦を勝ちとった。