4月27日の結果(静岡ブルーレヴズ38-28横浜キャノンイーグルス)
“NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25″ディビジョン1の第16節が静岡県のエコパスタジアムで行われ、最大21点差を付けられた静岡BRが逆転勝ちで3連勝を果たした。
試合は前半から横浜Eのペースで展開。WTB(ウイング)・石田吉平、竹澤正祥が軽快なパスワークから抜け出してトライを奪うと、27分にはフェイクに翻弄された静岡BRディフェンスの隙間をPR(プロップ)の岡部崇人が抜け出してトライ。殆どの時間を敵陣でプレーした横浜Eが21-0と大きくリードを奪う展開に。
何とか敵陣でプレーしたい静岡BRは30分、ようやく敵陣22mラインを超えてアタックを重ねると、ゴール手前7mのモールからHOの日野剛志が持ち込んでトライ。
ラストフォーンがなる中、オフフィートの反則などで2度のペナルティから徐々に陣地を進めた静岡BRは、再びゴールライン5m手前でのモールとなる。4分以上の攻撃を続けた静岡BRは。モールから3度のアタックを重ねてCTB(センター)のヴィリアミ・タヒトゥアが飛び込んでトライ。21-10と良い流れを持ってハーフタイムに突入した。
後半に入ると、攻守の流れが逆転し静岡BRのアタックを横浜Eのディフェンスが凌ぐ展開となる。10分にはNo8のマルジーン・イラウアからLO(ロック)の大戸裕矢にボールを繋いでトライを挙げると、14分にはFL(フランカー)のヴェティ・トゥポウがタックルを受けながら片手一本でトライ。SO(スタンドオフ)サム・グリーンのG(ゴール)も決まって24-21と試合をひっくり返した。
さらに26分、静岡BRはWTBのヴァレンス・テファレが自陣22mライン付近でボールを受けると、60mを独走してトライして31-21と突き放すも、30分には横浜Eもショートパスで静岡BRのディフェンスを翻弄して石田がトライを返して31-28と追いすがる。
34分、ハイタックルでイエローカードを受け数的不利となった静岡BRは、自陣ゴールライン手前で激しい横浜Eのアタックを受ける防戦となるも、ビッグプレーが試合を決した。
38分に自陣5mでの横浜EモールからターンオーバーしたSH(スクラムハーフ)北村瞬太郎が、ここからボールを持って80mを独走。ゴールライン左隅に飛び込む大トライを挙げる。さらにGも決まって38‐28と土壇場で突き放した静岡BRがラストフォーンとなったボールを外に蹴り出して試合終了。3連勝で4位をキープし、地元・静岡ファンの大歓声に応えた。