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Journal-ONE撮影ー女子ソフトボール西地区フェスティバル
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試合が動いたのは一回裏のボンバーズの攻撃。2番の坂口智隆さんがこの試合初のホームランを放つと、4番シオノギの氏丸陽南選手も柵越えホームラン。ベースランニングをしてホームに帰ってきた氏丸選手は喜びのヘッドスライディング!泥だらけになりながらも身体を張ったパフォーマンスで会場を盛り上げました。

Journal-ONE撮影 西地区フェスティバル地域貢献活動

ホームランを放ち相手を引き離す氏丸選手ーJournal-ONE撮影

反撃する”スターズ”は二回表に東海理化の上村奈実選手と日本精工の矢藤輝羅菜選手もホームランを放ち、すぐに同点に追いつきました。その後はなかなか試合が動かずこのまま終わってしまうのかと思われたが、3回裏に坂口智隆さんがこの試合2本目のホームランを放ち、それが決勝点となり3-2で”ボンバーズ”の勝利となりました!

Journal-ONE撮影 女子ソフトボール西地区フェスティバル

2本のホームランで大活躍の坂口智隆さんーJournal-ONE撮影

しかし!ここで終われないと”スターズ”のSGH 二見亜希選手が延長戦を要求。勝負は最終戦で決着をつける事になりました。勝負内容はスタンドの子供達からの声もあり、ベースランニング1周に決定。スタンドからの声援を受けながら走った結果は…勝負を受けた”ボンバーズ”のタカギ 佐藤果歩選手が僅差で勝利!戦いきった選手達にスタンドから温かい拍手が送られました。
Journal-ONE撮影 女子ソフトボール西地区フェスティバル

ベースランニングで勝利したタカギ 佐藤果歩選手

閉会式では試合のMVPが発表され、誰もが2本目のホームランを放った坂口智隆さんだと思う中アナウンスされたのは惜しくも負けた”スターズ”の日本精工ブレイブベアリーズ 重石華子選手!特別ルールとして通常の距離より前から投げられた球で慎重になりすぎたせいか、見逃し三振という結果で試合を盛り上げたことが逆に評価されたようです。重石選手はで「すごく恥ずかしいですが、盛り上げられて良かったです。」と驚いた様子でインタビューに答え、会場は笑顔で包まれました。
イベントに参加した方の中に「中学校を転校した先にそれまでやっていたソフトボール部がなくて、本人はやりたい意思があるけれど環境がなく困っている中で、こんなに素晴らしいイベントでまたソフトボールをやらせてあげられて良かった。」と久しぶりの娘のプレー姿を嬉しそうに見る保護者の方がいました。今回の西フェスのテーマでもある、「子供たちの未来を創る」にもあるように今、部活動の存続の危機が迫っているのです。
 
そんな中、少子化や教員の働き方改革の影響を見据えて、部活動の地域移行という取り組みが行われつつあります。人数減少により成り立たなくなった部を近隣学校の部と合併することで実施可能にしたり、外部の指導者に教わることでより専門的な技術を学べる、教員の勤務時間の短縮や業務軽減などといったメリットが考えられます。
Journal-ONE撮影 女子ソフトボール西地区フェスティバル

ウォーミングアップで走り回る子供達ーJournal-ONE撮影

しかし、一方で移行先に指導者や環境がないと部活動が限られてしまうことや、保護者の負担が増えてしまうといったデメリットもあります。リスクはありますが、少子化はこれからも進行していくので今までとは違った取り組みをしていかなければ子供達の大切な学生生活が奪われてしまいます。
 
タカギの来條監督は「私たちは当たり前のように環境があったので続けてこれましたが、これからはそういう場所を子供達の為になんとか作っていかないとですね。」とスタンドの子供たちを優しい眼差しで見ていました。
トヨタレッドテリアーズ 鎌田優希選手は”子供たち”に向けて「これから色々な可能性があると思うので、何事にも怖がらずにチャレンジして欲しいです。」と子供達にエールを送った。
Journal-ONE撮影 女子ソフトボール西地区フェスティバル

鋭い打球を放ったトヨタ 鎌田優希選手

イベントを終えて、タカギ 来條監督は「子供達も楽しそうでとても良いイベントでしたし、今回たくさんの方にサポートしていただいて実施できたので本当にありがたいです。」とコメントしました。
応援してくださる沢山のファンの為に、来年以降もイベントを継続できるようにリーグを盛り上げていきたいという強い思いを選手はもちろん、監督からも感じました。
Journal-ONE撮影ー女子ソフトボール西地区フェスティバル

女子ソフトボール西地区フェスティバル集合写真ーJournal-ONE撮影

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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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