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Journal-ONE | Honda vs NEC ジェイリンにボールを渡す加藤一秀監督(ホンダ)-Journal-ONE撮影
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ソフトボールもポストシーズンが熱い!

女子ソフトボール “ニトリJDリーグ” の2024レギュラーシーズンは残すところあと2週。東地区、西地区に分かれて順位を競うリーグ戦を終えると、日本一決定戦(ダイヤモンドシリーズ)進出を目指したポストシーズンに突入していく。

今年のJDリーグは、ポストシーズンに進める “7つの椅子” を目指す順位争いが例年になく熾烈を極めている。

各地区3位までの6チームと、両地区で勝率1位となったチームに用意されるポストシーズン進出の椅子。現在、その最後の椅子を争っているのが “ホンダリヴェルタ” だ。

Journal-ONE | Honda vs NEC マウンドに集まるホンダリヴェルタの内野陣-Journal-ONE撮影

マウンドに集まるホンダリヴェルタの内野陣-Journal-ONE撮影

現在、15勝9敗で東地区4位に着けるホンダは、首位の “日立サンディーバ” から3.5ゲーム、3位の “戸田中央メディクス埼玉” から2.0ゲーム離されている。一方、西地区4位の “豊田自動織機シャイニングベガ” には1.5ゲーム差で追われている状況だ。

群馬県高崎市にある宇津木スタジアムで行われた第12節、そのホンダは静岡県掛川市をフランチャイズとする ”NECプラットフォームズレッドファルコンズ” と対戦。宇津木スタジアムまで車で2時間弱の栃木県芳賀郡芳賀町をフランチャイズとするホンダは、プレーオフ進出に向けて全員総力で臨むため、会社から大応援団を仕立てて選手たちを後押し。

会社一丸となった応援を背に、プレーオフ進出へ向けて負けられない戦いが続くホンダは、この試合で選手も一丸となった素晴らしい戦いを見せた。

Journal-ONE | Honda vs NEC ホンダリヴェルタの応援団-Journal-ONE撮影

ホンダリヴェルタの応援団-Journal-ONE撮影

ジャイアントキリングのNECプラットフォームズ

対戦相手の “NECプラットフォームズレッドファルコンズ” は現在、8勝17敗の東地区6位に位置しているが、ホンダにとっては侮れない相手だ。

後半戦開幕で、西地区3年連続優勝を決めた “トヨタレッドテリアーズ”  にリーグ戦初黒星を付けると、同地区2位の “SGホールディングスギャラクシースターズ” も完封で退けるジャイアントキリングをやってのけた。

東地区首位の日立、西地区2位の “シオノギレインボーストークス兵庫” とも1点差の好ゲームを演じ、昨夜行われた東地区2位の “ビックカメラ高崎ビークイーン”  とも終盤まで0-0と粘りを見せたNECプラットフォームズは決して油断の出来ない相手だ。

Journal-ONE | Honda vs NEC 攻撃前に円陣を組むNECプラットフォームズ-Journal-ONE撮影

攻撃前に円陣を組むNECプラットフォームズ-Journal-ONE撮影

この試合、先に試合を動かしたのはNECプラットフォームズだった。2回裏、この回先頭の4番・田立 梨子選手がホンダ先発のJailyn Ford(ジェイリン・フォード)投手から四球を選んで出塁する。昨夜、完封負けを喫した溝江 香澄監督は、続く本村 夏穂選手に迷わず犠打を指示して得点圏に走者を進めた。

ここで打席に入った “推しのソ” のキャプテン・松本 沙耶選手は、ワイルドピッチで3塁まで進んだ田立選手をホームに迎え入れるべく、カウント3-2からの厳しい高めのボールを叩きつけて進塁打。ホンダにとってはプレッシャーとなる先制点を挙げた。

Journal-ONE | Honda vs NEC 打席に立つ プラットフォームズレッドファルコンズの松本沙耶内野手。ジャーナルワン撮影

先制の進塁打を放った松本沙耶(NECプラットフォームズ)-Journal-ONE撮影

主将の一撃でチームが息を吹き返す

追う立場となったホンダの嫌な流れを変えたのは、日本代表でも主軸を打つ頼れる主将の一発だった。

3回表1死無走者の場面で2回目の打席に入った “推しのソ” のキャプテン・塚本 蛍選手は、順調な滑り出しを見せていたNECプラットフォームズ先発・髙橋 未来投手の厳しい内角のボールをセンターに打ち返すと、ボールはそのままフェンスを越えるソロ本塁打。試合を振り出しに戻すだけでなく、ホンダナインにモメンタムをもたらした。

Journal-ONE | Honda vs NEC 同点ソロを放った塚本蛍(ホンダ)-Journal-ONE撮影

同点ソロを放った塚本蛍(ホンダ)-Journal-ONE撮影

続く日本代表の大川 茉由選手も中前安打で出塁して2死二塁と得点圏に走者を進めると、4番・山口 未葵選手が三塁手のグラブを大きく弾く強烈な三塁線への適時二塁打を放ち逆転に成功した。

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