藤田（ビック）のソロ本塁打で戸田中央に3連勝-JournalｰONE撮影

“世界のエース” から奪えるか先制点

プレーオフ2ndステージ第1戦の予想は、第12節の直接対決が参考となる。ビックカメラ高崎の上野投手、戸田中央の増田投手が投げ合い、1点を争う攻防が続くだろう。

戸田中央の前に立ちはだかる”世界のエース”上野（ビック）-JournalｰONE撮影

「点を取られないことに集中した」と毎試合振り返る上野投手は、オリンピックで何度もチームの危機を救った投球術に一点の曇りもないほどの好調を維持してポストシーズンに入ってきている。この “世界のエース” 攻略にリーグ屈指の好打者を揃えた戸田中央打撃陣は、早い回から先制点を奪いたい。

戸田中央のベテラン・鈴木（右）の出塁が勝利のカギとなる-JournalｰONE撮影

粘り強く、勝負強い打者が続く戸田中央打線をどう組んでいくのか？調子や相性を踏まえた “福田マジック” がスタメン発表、サインプレー、選手交代と、終始目の離せない攻撃を見せてくれることが楽しみだ。

ビックカメラ高崎対策で名将・福田監督（戸田中央）の手腕が光るか-JournalｰONE撮影

一方のビックカメラ高崎も、そのマジックに惑わされることがないであろうベテランの底力に期待がかかる。勝負を決める一発を放ち続けた藤田選手、内藤選手といった “金メダルスラッガー” はもちろん、リーグ終盤戦に入り持ち前の打力が戻ってきた工藤選手、炭谷選手の一発が飛び出す可能性も非常に高い。

リーグ戦終盤に持ち前の打撃を取り戻した工藤（ビック）-JournalｰONE撮影

上位チームに対し、なかなかヒットを打つことが出来なかった若手選手たちが、この大舞台で思い切ったスイングができるか。単打、進塁打、犠打、四死球など “繋ぎ役” として献身的な打撃を見せ続けた藤本主将を見習うもよし。藤田選手、内藤選手を見習い、狙った球を思い切り振り抜くもよし。次世代のビック黄金期を創る若手選手たちの活躍も日本一奪還に欠かせない。

走攻守で献身的なプレーで牽引する藤本主将（ビック）-JournalｰONE撮影

2024シーズンの日本一を決める戦い、JDリーグ プレーオフ2ndステージは激戦必至。この重要な一戦を観戦しに、等々力球場へ足を運んではいかがだろうか。