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一失点完投も惜敗した試合を振り返る三輪(シオノギ)-JournalーONE撮影
「1点重みを感じられた試合でしたし、私自身も初めてのプレーオフ出場となったので、レギュラーシーズンとはまた変わった雰囲気を感じられた。チーム全員でこの経験ができたのは、来年に繋がる試合でした」と、試合を振り返り始めた三輪投手。
「ホンダさんと戦うことが決まってから、時間をかけて準備をして臨んだ。松田監督と、どのバッターで勝負するか、どのバッターには出塁させても切り替えるかっていうところを話していたので、ピンチであっても私自身はすぐ切り替えて、次のバッターに集中できた」と、走者を背負うことを想定して戦略通りに投げきったことを、充実感溢れた表情で語っていた。
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シオノギのマウンドには常に三輪投手の笑顔があった-JournalーONE撮影
自身の新天地での1年間を聞かれた三輪投手は、「シーズンを投げ切る自信は全然なかったですし、こんなに投げると思ってなかったです」と笑顔を見せる。
「私が打たれた試合も、勝って反省できた。取り返してくれたチームのみんなに本当に感謝しています」と、力投に応えてくれたチームメイトに感謝を述べた三輪投手は、「たくさんの実践の中で、経験させてもらえるのはすごく貴重でした。ゲーム中に松田さんから技術をすごく教えていただきました。相手が何を考えてるか、今この試合の中で求められてることは何なのかということを毎回よく考えなさいと頭を使うことも松田さんには教わっていたので、集中してゲームに臨むことができました」と、男子ソフトボール界のレジェンドからの教えに成長できたと続けた。
「今日は負けてしまいましたが、本当に相手が強かった。来年は倒せるように頑張ります」と、早くも来シーズンの目標を口にする三輪投手。
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充実した一年を振り返り笑顔を見せる三輪投手(シオノギ)-JournalーONE撮影
「チーム全員が、取られた1点や、最後の満塁であと1打が出なかったことが、来年もう一度プレーオフを目標に戦うために奮起する良い経験になったと思います。自分自身も、ロースコアで戦うためには長打を打たれないことが課題です。ボールの質、相手を見ることなどのゲームのスキルをレベルアップしていけば、日本代表代表の活動にも繋がっていくと思います」と、リベンジを誓い笑顔で今シーズンの全日程を終えた。