アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

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分子生命化学、バイオサイエンスを学ぶ「リケジョ」の西澤さんと堀場さんをはじめ、初心者が半分を占める華道部だが、その展示作品はどれもクオリティーが高い。「どうしてもお花のイメージが強いので、年々女子部員が増えてきて男子部員は4年生と大学院生しかいないのです。ぜひ男性にも入部して欲しいです」と部のPRをするお二人は、希望する研究や商品開発の仕事の傍らにも華道を続けていきたいと笑顔で話してくれた。

部活動や研究室だけでなく、日常学生たちが利用する “東京農業大学生活共同組合” の店舗も収穫祭仕様だ。常時販売されている農大オリジナルグッズは、この日は販売面積を拡大して来場者たちの注目を集める。

様々な種類の東京農業大学オリジナルグッズが並ぶ-JournalーONE撮影

代表的なオリジナルグッズの一つでもある “農大日本酒” は、「祝・収穫祭」と書かれた藁巻きの特別バージョンも登場。北海道オホーツクキャンパスに縁のある北海道の品々や、NODAIの名前とロゴが入った衣類や文房具など、東京・銀座を中心に各県が店を構える物産館にも匹敵する工夫を凝らした品揃えに、買い物かごいっぱいにグッズを入れ込んだ来場者たちは笑顔でレジへと向かって行った。

収穫祭オリジナルラベルの日本酒がひときわ目を惹く-JournalーONE撮影

学園祭の本質に気づかされた収穫祭

そもそも学園祭は、学生の自立性と創造性を学外との交流機会を通じて発揮することを目的に開催される。東京農業大学でも、学生有志が構成する実行委員会の下で学生主体の企画・運営が行われている。

当然、学生自体が楽しみ、積極的に参加できることが望まれるのだが、“楽しさ” だけが優先されて学習・研究や課外活動の成果等を一般に公開することを忘れ、市井のイベントと同じようなメニューで開催されることが当たり前になってしまっている。

”ミスコン”ではなく”案山子コン”という工夫も来場者には好評だった-JournalーONE撮影

タレント招請やミスコン開催など、とにかく来場者数が増えるイベントを企画し、出店の収入を部やサークル活動の資金に充てることも悪いことではない。が、収穫祭のように大学で学んでいるテーマを軸に創意工夫を凝らした展示を行う “伝統行事” に地域の方々や根強いファンがついている事実もある。

地域に愛され、学生たちが日頃の学習の成果を活き活きと披露する。東京農業大学・収穫祭の在り方は、地域と笑顔で繋がる手法を模索する日本中の企画担当者にヒントを与えてくれるのではないだろうか。

アクセス
東京農業大学世田谷キャンパス
  • 東海道新幹線 品川駅 - 山手線(22分)- 新宿駅 - 小田急線(17分)- 経堂 - 徒歩約15分
  • 東海道新幹線 品川駅 - 山手線(15分)- 渋谷駅 - 東急田園都市線(12分)- 用賀 - 徒歩約20分
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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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