アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

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卒業後は後輩を育てる講師になるという中村さん-JournalーONE撮影

スマート農業やフード&アグリテックの知識を活かし、後輩たちを育てる講師になる中村さんだが、卒業生の進路は企業や大学の研究職、農林水産省など様々な方面で活躍する。この研究室の卒業生たちが、「明日を創る農」という収穫祭のテーマに相応しい活躍を見せてくれることが楽しみだ。

規格外農産物の有効活用を行っている団体 “Agroad” は、東京農業大学OBが営む山梨県甲府市の菅沼農園とタッグを組んで5年目となる成果発表の模擬店を出す。大学が公募する、学生が社会(企業、行政、地域、農業者、農業団体等)と共に新しい価値を創造しようとするプロジェクト・「Bridge」に採択された研究成果を披露する。

OBが経営する農園で課題解決に取り組むサークルも-JournalーONE撮影

食料環境経済学科の学生たちが自主的に企画したプロジェクト、「スモモという果物は、実がとても痛みやすく市場で流通できる量が少ないのです。市場に卸すことのできない痛んだスモモを、何とか活用して商品にできればと」と教えてくれた。理系大学生のイメージが強い東京農業大学だが、4種類のスモモをジャムなどに施されたオシャレなデザインが目を惹く。「私たちは文系の学科なんです」と笑顔で教えてくれた皆さんは、農業を行う地域の街創りや、農業に適した環境創りなどに取り組む仕事でその実力を発揮するとのことだ。

文系学生も増えアイデアがどんどん広がっているとのこと-JournalーONE撮影

そして、農業大学ならではの出店で多くの来場者を集めていたのは、“国際食農科学科”。厚木市にある伊勢原農場棚沢圃場で収穫した新米の発売は、「令和の米騒動」で苦しんだ食卓に助かる1kg500円という、消費者垂涎の販売額だ。

大学の施設内で収穫したブランド米に長蛇の列-JournalーONE撮影

コシヒカリ、つきあかり、ミルキークイーン、はるみと言った “コメ品種” 4種類と、同じく農場で作ったトマトやブルーベリーを使ったジャムが並んだ店先には、生産技術を学び、加工食品を開発し、販売経営を行いながら食文化や食育についても考える「国際食農科学科4つの学び」を紹介するボードが展示されている。購入の順番待ちをする来場者たちは、このボードに目をやりながら販売する学生たちに様々な質問をして、日頃の勉強内容に感心しきりだった。

並ぶ来場者に分かりやすく研究を説明するボード-JournalーONE撮影

農業大学らしさ溢れる印象的な展示は他にも

部活動の展示もユニーク。 “農友会華道部” は花をアレンジしたオリジナルグッズを販売する即売店と、作品展示の二足のわらじで来場者にアピール。在籍24名の華道部には男性部員が4名のみ。「私たち女子部員も、商品作りや生け花だけでなく、机を運んだり竹を伐採したりと力仕事を頑張りました」と店番をしていた平さんが笑顔で収穫祭に向けた苦労を教えてくれた。

男子部員の少ない華道部は女子部員が力仕事も担う-JournalーONE撮影

和洋折衷をテーマとした展示教室には、即売店で聞いた竹をふんだんに使った創作が目を惹いた。「この竹はOB、OGの方が所有している竹林から切ってきました。普段の稽古は華道ですが、収穫祭や大きい行事では展示してあるような竹を使ったアレンジメントをするため、のこぎりやドライバーを使った力仕事もやるのです」と教えてくれたのは、西澤さんと堀場さん。華道部を30年近く指導していただいている師範のご実家や、OB、OGの方の竹林がある栃木県まで出向いて大きな竹を切り出したと話す。

和洋折衷の和モード作品が並ぶ-JournalーONE撮影

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