アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

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データで見る両チーム

「バスケ観戦の楽しみの一つとして、データに目を通してみることもおススメ」と、NBA観戦歴30年のバスケファンが教えてくれた。

先ずは攻撃力の目安となる一試合あたりの平均得点。81.2(リーグ7位)の千葉ジェッツに対し、島根スサノオマジックは80.3(同9位)と、若干千葉ジェッツに軍配が上がるもその攻撃力は互角。ただしスリーポイント成功率を見ると、35.1%(同3位)の島根スサノオマジックに対して、33.7%(同8位)の千葉ジェッツがやや劣勢だ。

怪我から復帰した渡邊雄太に攻守の期待が掛かる-Journal-ONE撮影

一方の守備力のデータを見ると、リバウンド数は島根スサノオマジック39.5(同4位)で、千葉ジェッツは38.8(同6位)。ゴール下の強さがわかるブロック数が3.3(同3位)の千葉ジェッツに対し、ゴール手前での強さがわかるスティール数では7(同8位)の島根スサノオマジックとそれぞれに特徴ある守備力も拮抗した両チームといえる。

オフェンスで注目すべき選手は、フリースロー決定率88.6%(リーグ8位)を誇るケイ選手に、平均アシスト5.6(リーグ6位)の富樫選手、そして3ポイント決定率39.4%(リーグ9位)の金近選手といったところ。島根スサノオマジックのポイントゲッター(チーム最多平均得点数15.8点)Coty Clarke(コティ・クラーク)選手に対し、D.J.Hogg(ディー・ジェイ・ホグ)選手を怪我で欠く千葉ジェッツはどの選手がオフェンス陣を引っ張るのか?

島根Sで最も得点を挙げるクラーク-Journal-ONE撮影

ディフェンスではリバウンド数8.4のJames Michael McAdoo(ジェームズ・マイケル・マカドゥ)選手が元気な島根スサノオマジックに対し、昨シーズンのリバウンド王であるJohn Mooney(ジョン・ムーニー)選手を怪我で欠く千葉ジェッツはどの選手がゴール下を守り切るのか?

注目選手が決まったところでディップ・オフ(試合開始)となった。

12点差をビッグプレーで猛追する千葉前半

スターティング5は、島根スサノオマジックが安藤 誓哉選手(#3)、ケイ選手(#4)、マカドゥ選手(#14)、Luke Evans(エヴァンス ルーク)選手(#33)に対し、千葉ジェッツは渡邊 雄太選手(#1)、富樫選手(#2)、菅野 ブルース選手(#6)、Johnathan Williams(ジョナサン・ウィリアムズ)選手(#13)、Christopher Smith(クリストファー・スミス)選手(#34)。

試合は1Qから両チーム持ち味を活かした攻防で拮抗した試合展開となった。

島根スサノオマジックのマカドゥ選手(#14)がゴールを決めれば、千葉ジェッツも渡邊 雄太選手(#1)がスリーポイントで応酬。その渡邊選手とスミス選手(#34)のコンビでリバウンドを奪えば、島根スサノオマジックもゴール下に切れ込んだ富樫選手(#2)のラストパスをカット。スミス選手(#34)がスリーポイントを決めれば、ルーク選手(#33)も負けじとスリーポイントを決める。

1Qからゴール下での激しい攻防が展開-Journal-ONE撮影

同点のまま点を重ねる両チームだったが、メンバーチェンジが入った1Q残り1分半。19∸17から流れを掴んだのは島根スサノオマジックだった。オフェンスファウルから同点に追いつくと、クラーク選手(#1)と晴山ケビン選手(#32)のスリーポイントと攻撃機会をすべて得点に繋げて19∸24と一気に5点差とリードを奪う。

追う千葉ジェッツは2Q、24-30と6点のビハインドの中でスミス選手(#34)がフリースロー2本を確りと決めると、渡邊雄太選手がスリーポイントで続き、26-33と食い下がるも点差が縮まらない。焦る千葉ジェッツのオフェンスに対し、確実にオフェンスを得点に繋げた島根スサノオマジックが遂に26-38と12点までリードを広げることに成功した。

千葉Jの司令塔・富樫を抑える島根Sのディフェンス-Journal-ONE撮影

何とか流れを変えたい千葉ジェッツは、ここで投入された金近選手(#12)のスリーポイントが炸裂する。「入る入らないは別として、打ち切ろうと思ってスリーポイントは打っている」と試合後に話した金近選手が、3本連続でスリーポイントを決めて36-40と一気に差を詰めると、さらに金近選手がゴール下に切れ込んで38-40。さらにスミス選手(#34)のゴールで40-42と点差まで詰め寄り、完全にモメンタムを掴んで後半戦へと向かっていった。

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