アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

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今西選手を上回る好タイムに会場からは拍手と歓声が沸き起こり、後に控える選手も思わず失笑。その後、タイム更新の期待に応えようと臨んだ游選手、富樫選手は苦戦を強いられ悔しい結果となった。

齋藤選手が笑顔でフィニッシュ‐B.LEAGUE提供

このまま齋藤選手の優勝で終わるかと思われたが、ここから劇的なドラマが待ち受けていた。最後の挑戦者の篠山選手は「息子たちよ、父ちゃんは一等賞になるよ!」と応援に駆け付けた家族に向けてコメントし、目標タイム21.8秒と声高々に宣言する。昨年のコンテストは、現在NBAで活躍する河村 勇輝選手に敗れて2位と悔しい結果に終わった篠山選手。今年こそリベンジをと緊張感が伝わる中でも、会場の笑いを誘いつつボールに念を送って開始のブザーを待った。

祈るようにスタートラインで構える篠山選手‐B.LEAGUE提供

スタートの合図とともにボールを掴んだ篠山選手は、素早いドリブルや華麗なシュートを繰り出し順調に課題をクリアしていく。「これはいい記録が出るのでは?」と、会場中がタイムに注目しながら、篠山選手の挑戦を見守った。

全ての課題をクリアした後、発表されたタイムはなんと21.7秒!齋藤選手の記録をわずかに0.2秒上回ったのだ。この大逆転劇に篠山選手は、他の出場選手たちと抱き合って喜びを分かち合う。昨年、このチャレンジで惜しくも優勝を逃してからの一年を振り返った篠山選手は、「息子たちは昨年、河村選手に負けて2位だったことが印象的だったらしく、そのことをずっと言われてきました。なので今年は、勝つしか道は残されていないだろうな」と見事、有言実行で息子さんたちが見守る観客席に向けて拳を突き上げた。きっとかっこいい父ちゃんの最高の瞬間に子供たちも喜んでくれたに違いない。

優勝を喜ぶ篠山選手‐B.LEAGUE提供

綺麗な放物線を描く3ポイント チャレンジ

続いての ”3ポイントシュート コンテスト” では渡邊 雄太選手(千葉ジェッツ)、辻 直人選手(群馬クレインサンダース)、比江島 慎選手(宇都宮ブレックス)、山崎 稜選手(広島ドラゴンフライズ)、岸本 隆一選手(琉球ゴールデンキングス)、レイ・パークスジュニア選手(大阪エヴェッサ)、そしてUー18から関谷 間選手(千葉ジェッツ)が登場。

Bリーグを代表する選手たちとSixTONESメンバーの記念撮影‐B.LEAGUE提供

普段はリングに吸い込まれるように華麗にシュートを放つ選手たちだが、特別なシチュエーションでショットを決めることはそう簡単ではない。辻選手、山崎選手、パークスジュニア選手や関谷選手は放射線状5箇所に設置されたチャレンジコースからハイペースで打ち続ける挑戦に苦戦。それぞれがチャレンジ前に宣言した目標点数に届かず終わってしまい、本人も納得しない表情が多くみられた。

その中で、オールスター初出場の渡邊選手が13ポイントを獲得し暫定1位に。チャレンジを終えコートエンドに座り込む渡邊選手の表情は、笑顔ながらも悔しさがにじみ出た複雑な感情を見せて次の挑戦者のプレーを見守っていた。

渡邊選手の挑戦に会場中が注目する‐Journal-ONE撮影

3ポイントシュートの難しさを再認識する中、比江島選手と岸本選手が共に14ポイントと並びチャレンジが終わったため、観客には堪らない延長戦で勝負を決することになった。延長戦のルールは10秒間で点数を競う戦いで、先攻の比江島選手は5点を獲得。

残るは後攻の岸本選手だが、比江島選手が「入るな」と岸本選手に念を送る様子も。制限時間を数秒残すハイペースでシュートを打ち続けた岸本選手だったが、比江島選手の5点を上回ることができずに勝負あり。優勝が決まった比江島選手は「初めてのタイトルなので、素直に嬉しいです」とオールスターで初めてのタイトル獲得を喜ぶ。「緊張感はあまりなく、いつも通りリラックスして打てました」と比江島選手らしいコメントで3ポイント コンテストを締めた。

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