新天地の印象を語る
中学校時代、福田監督にその才能を見いだされた後藤投手は、「この冬の練習からリーグ優勝に向けた一人一人の高い意識が伝わり、私も鼓舞されています」と、恩師が作り上げた4年目のチームへ合流した感想を話す。
「若い選手が多く、元気がいいので楽しくすごくいい雰囲気でやらせて頂いています」と、チームの雰囲気にも馴染んでいることを教えてくれた。
新天地での目標について後藤投手は、「まずは、結果を残すこと」と期待されている役割を遂行したうえで、「チームの勝利にひとつでも貢献する。勝ちをもたらすことのできる選手になりたいです。戦力として加われるように自分の持っている力を全て出していきます!」と力強く話す。
「後藤選手には、日本のエースとしての自覚と責任、そして、人間力を更に高めて、誰もが認める真の日本のエースを目指して日々努力して欲しいと思います」と、高いレベルでの活躍を期する福田監督との”師弟コンビ”が、JDリーグ東地区をさらに面白くさせてくれるに違いない。
ファンへの熱いメッセージも
MLB(米・大リーグ)の大谷 翔平選手と同じく、赤色から青色のユニフォームへ袖を通し変えた後藤投手は、「日頃より戸田中央メディックス埼玉を応援してくださる皆様。この度、戸田中央メディックス埼玉に移籍することになりました。一人でも多くのファンを増やし、スタンドを青く染められるそんな選手になるために日々精進して参ります!」と、ファンに向けた熱いメッセージを送る。
「今年は昨年より一試合でも多く、会場へお越しください!皆様が笑顔になるような試合をお届けします😁」と、多くのメディックスファンとの笑顔の交流を待ち望む後藤投手。
福田監督も、「戸田中央メディックス埼玉は、常勝チームを目指し生まれ変わりました。4年前に7名でスタートしたチームが、多くの方々の支援と応援をいただき、着実に成長しました。今年は後藤投手を迎え、チームはさらにリーグ優勝への思いを強くしています」と意気が上がる新チームの今を紹介。
「しかしながら、優勝するには和の力が必要です。リスペクトする選手・チームになるために、日々、後藤選手も選手とのコミュニケーションを大切に行動しています」と、今シーズンのチームスローガンである『頂戦!〜ONE TEAM 全員躍動〜』の下、早くも後藤投手を加えた新生・戸田中央の手応えを教えてくれた。
「ファンの皆さん、今年は日本代表の坂本選手に新たに後藤選手が代表組として加わり、鈴木・糟谷のベテラン、増田投手、ジョージナ投手、サバンナ選手と戦力も充実してきました。また、今シーズンより今田選手(リーグ4年目)に主将を任せ、ベテランだけでなく若手選手、新加入選手の成長・活躍にも期待しています。今年も戸田中央メディックス埼玉の選手と一緒に日本一目指して頑張りましょう!熱い応援をよろしくお願いします」と、ファンに向けたメッセージを送った福田監督。昨シーズンの“東地区・台風の目”から“リーグ優勝の大本命”に躍り出た『タレント軍団』を率いる名伯楽の采配に注目だ。
戸田中央メディックス埼玉
首都圏に約120の事業所を展開する戸田中央メディカルケアグループ(TMG)が有する女子ソフトボール世界最高峰リーグ“JDリーグ”に所属するトップチーム。2024年シーズンは、JDリーグ東地区で21勝8敗の好成績を残し、チーム初となるプレーオフ進出を果たした。
東地区最多勝利投手賞に輝いた増田 侑希投手(10勝7敗、防御率1.79)、同最優秀防御率賞とベストナインの二冠・Georgina Corrick(ジョージナ・コリック)投手(9勝1敗、防御率1.28)の両エースに、西地区最優秀防御率賞の後藤 希友投手(10勝0敗、防御率0.52)が加わった投手陣はリーグ最強。