ラグビーの西の「聖地」は大阪の東大阪市”花園ラグビー場“だが、東の「聖地」と言えば、東京の”秩父宮ラグビー場“ともう1つ、2019年ワールドカップの舞台にもなった埼玉の”熊谷ラグビー場“だ。
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ラグビー記者が紹介する今回のスタジアムは熊谷-斉藤健仁撮影
「ラグビータウン」熊谷市にあり、ワールドカップのために改修されたラグビー専用スタジアムで、2万4000人が収容可能。”リーグワン”のディビジョン1に所属する強豪”埼玉パナソニックワイルドナイツ“の本拠地(ホストスタジアム)であり、今年も3月22日から開催される”全国高校選抜ラグビー大会“のメイン会場となっている。
熊谷ラグビー場のある”熊谷スポーツ文化公園”は、1988年に開催された”さいたま博覧会”の跡地が閉会後に整備され、2004年の国体のメイン会場にもなった。
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熊谷ラグビー場のボールモニュメント-斉藤健仁撮影
ラグビー場以外にもワイルドナイツの本拠地であり、ホテルも併設されている”さくらオーバルフォート”のほか、陸上競技場、”彩の国くまがやドーム”などもある。陸上競技場は陸上の大会はもちろん、女子サッカー”WEリーグ”の”ちふれASエルフェン埼玉“のホームにもなっている。
公園内では、ランニングや犬の散歩をしている地元の方も多く、桜がところどころに植えられており、春になれば花見も楽しめる熊谷市民憩いの場所だ。
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ワールドカップ2019とリポビタンDチャレンジカップで、熊谷ラグビー場で試合をした国の方角と距離を示したモニュメント-斉藤健仁撮影
東京から意外と近い熊谷ラグビー場
埼玉北部の主要都市である熊谷駅までは、大宮駅からは新幹線で10分、東京からは40分。在来線でも東京・新宿から1時間10分ほどで到着する。
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ワイルドナイツのバナーが掲げられた熊谷駅-斉藤健仁撮影
熊谷駅からラグビー場まではバスで15分程度。ワイルドナイツの公式戦や春の高校選抜大会では、直行の臨時バスが運行されるので、熊谷スポーツ文化公園の”X”や”Instagram“をチェックするといいだろう。
また、熊谷ラグビー場までは駅から”ラグビーロード“をほぼまっすぐ行くだけなので、”スクマム!クマガヤウォーク”と呼ばれる徒歩(約50分)や、レンタサイクル(約20分)でも行っても迷うことはない。
徒歩でスタジアムまで行くと、ワイルドナイツの試合時は途中のお店でシールをもらうことができ、途中にはうどん屋やトンカツ屋、カフェなどもあり、試合前後に立ち寄ることも可能だ。
また、ワイルドナイツのトレーニングは、試合直前の練習以外は公開されている。詳しい日程はワイルドナイツのHPに掲載されている。
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ラクビー上に隣接したワイルドナイツ練習場-斉藤健仁撮影
試合日以外で行く場合の路線バスは、熊谷駅北口から”赤城神社前”か、”ラグビー場入口”で降りて、徒歩で2~5分ほど。赤城神社前のバス停の前にはコンビニエンスストアもあるので便利だ。
グルメも充実しているラグビータウン熊谷
2月9日(日)、熊谷ラグビー場にワイルドナイツが、昨季王者の東芝ブレイブルーパス東京を迎えた試合へと足を運んだ。
まず、試合前の腹ごしらえとしてオススメなのは、熊谷駅ビルの”アズ熊谷”のレストラン。5Fとアズイーストには、レストランが複数店あり、その中でも個人的にオススメするのが”登利平”。
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ご当地グルメを紹介したTVで必ず紹介される登利平-斉藤健仁撮影
群馬のソウルフードとして名高い鳥めしのお店だが、熊谷、深谷など埼玉北部でも味わうことができる。お弁当として持ち帰ることもできるが、この日は試合の2時間30分前に熊谷駅に着いたので、お店で20分ほど待って”鳥めし松重”(950円)を頼んだ。あっさりムネ肉とコクあるモモ肉の2種類の鶏肉が入っており、相変わらず美味!
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