
KA神奈川は今季好調の長﨑美柚選手に全てを託した-JournalーONE撮影
すると第3ゲームは互いに主導権を奪い合う激しい展開で10-10の同点に。負けたら終わりの一発勝負を制した赤江選手が第3ゲームを11-10で奪うと、続く第4ゲームも勢いは止まらず。11-8と試合を決めた瞬間、赤江選手は右の拳を高く突き上げて長﨑選手の後ろで立ち上がる日本生命レッドウルフベンチに向かって喜びを爆発させた。

勝利の瞬間、赤江夏星選手はベンチに向かって喜びを爆発させた-JournalーONE撮影
プレーオフを見据えた戦いは続く
「今日は皆さん、早田を観に来たのでしょ?みんな出場したい選手ばかり。体力ある選手で勝ち切れた」と多くの記者団を前に笑顔で試合を振り返り始めた村上総監督。エントリーしていたものの、微熱で出場を見合わせた早田選手をカバーした選手たちを労う。

大事な一番を勝ち切り嬉しそうに試合を振り返る村上総監督(日本生命)-JournalーONE撮影
「赤江は肘痛で思うように練習できなかったが、同じ世代の長﨑選手に勝ったのは大きい。(プレーオフ進出には)残り3試合で2つは勝たないと厳しいでしょう」と、勝利の余韻に浸ることなく、連続日本一に向けて次の戦いに照準を合わせていた。
「今日は、最初のダブルスで思うような試合ができなかった」と試合を振り返ったのは中澤監督。「全体的に自分が有利でない場面で無理に勝負して得点を取られるケースが多かった。卓球は、いかに自分が有利な状況で攻めるかが大事。攻め方のパターンも含めて、プレーオフに向けた修正が必要だ」と、プレーオフを見据えた今後の修正ポイントを教えてくれた。

淡々と敗因を振り返った中澤鋭監督(KA神奈川)-JournalーONE撮影
試合後半、天を仰ぐ場面が多く見られた張本選手も、「今日は自分のサーブでしっかりと得点を重ねることができなかった。やはり自分のサーブを取り、相手のサーブで一つ取れるようにしていかないとゲームに勝つことはできない」と、次節までの調整ポイントを口にした。

アジア大会の疲れも感じさせずプレーオフへの抱負を語る張本美和選手(KA神奈川)-JournalーONE撮影
Tリーグプレーオフは3月
3月22日(土):女子セミファイナル リーグ2位vsリーグ3位 代々木第二体育館
3月23日(日):女子ファイナル リーグ1位vsセミファイナル勝者 代々木第二体育館
観戦チケットは、Tリーグプレーオフ特設サイトで販売中