カバディはインドを発祥の国技で、南アジアを中心に広がり世界で注目されているスポーツです。チームで攻撃と守備を繰り返しながら得点を競い合うため、スピードと戦略が求められます。
日本ではアニメやバラエティ番組で取り上げられたことをきっかけに、少しずつ知名度が上がっています。カバディは一見するとシンプルな動きに見えますが、実は高度な戦略が必要な奥深いスポーツです。
本記事では、カバディの基本的なルール・競技方法・歴史について初心者向けにわかりやすく解説します。カバディの魅力を知り、観戦やプレーを楽しむきっかけになれば幸いです。
カバディの概要
ここでは、カバディの競技方法やコートなど概要について解説します。
競技方法
カバディは、2チームが交互に攻撃と守備を行い、相手チームより多くの得点を獲得したチームが勝利するスポーツです。基本的には7人対7人でプレーし、試合は前半と後半に分かれ、それぞれ男子は20人ずつ、女子は15人ずつで行われます。
競技の特徴として、攻撃する選手であるレイダーは相手コートにいる間「カバディ、カバディ」と連呼し続ける必要がありこの発声をキャントと呼びます。しかも、キャントが途切れると攻撃が失敗とみなされてしまい、勝敗に大きく影響します。独特のルールが、カバディの醍醐味の一つです。
コート
カバディのコートは、男子の場合は縦13m×横10m、女子の場合は縦11m×横8mの長方形で構成されます。コートは中央線によって二分され、それぞれのチームが自陣として使用します。
シンプルな構造だからこそ、プレーヤーは俊敏性と戦略性を最大限に活かし、カバディ特有のダイナミックな攻防が繰り広げられます。
カバディの得点
カバディでは、攻撃側と守備側が交互に役割を担いながら得点を競います。得点には、以下のような方法があります。
- 攻撃側の得点方法:攻撃者(レイダー)が相手コートに入り、守備者(アンティ)にタッチして自陣に戻ると、タッチした人数分の得点を獲得できる。
- 守備側の得点方法:アンティがレイダーを捕らえて自陣に戻らせなければ、守備側に1点が加算される。
- ローナ(オールアウト):一方のチームの選手全員がアウトになると、相手チームに2点が与えられて全員が復帰する。
- Do or Die Raid:攻撃側が2回連続で無得点の攻撃(エンプティ・レイド)を行った場合、3回目の攻撃は「Do or Die Raid」となり、レイダーが得点できなければアウトとなる。
カバディのルール
カバディのルールは、少し特殊な部分があります。攻撃・守備・復活・反則行為の4つにわけて解説します。
攻撃のルール
カバディの攻撃では、レイダー(攻撃手)が相手コートに入り、アンティ(守備側の選手)にタッチして自陣に戻ることで得点を狙います。攻撃中、レイダーはキャントと呼ばれる発声「カバディ、カバディ」と息継ぎなしで行う必要があります。
もしキャントが途切れたり、不明瞭になったりした場合、レイダーはアウトとなり守備側に1点が加算されます。
レイダーは、相手コート内でボークラインを超えなければなりません。超えずに戻るとアウトとなり、守備側に1点が加算されます。守備側が6人以上いる場合、レイダーがボーナスラインを超えると1点を追加獲得可能です。
守備のルール
カバディのアンティの主な役割は、レイダーを自陣に戻らせずに得点を阻止することです。守備の成功は、試合の流れを大きく左右します。レイダーの動きを予測して連携して囲い込むことが重要で、動きを封じるためにタックルやホールディングなどの技術を駆使します。
レイダーを捕らえ自陣に戻らせなかった場合、守備側に1点が加算。守備側の人数が3人以下の状態でレイダーをアウトにすると、追加で2点が与えられます。これを「スーパータックル」と呼び、少人数でも逆転のチャンスを生み出せる重要な戦略です。
復活のルール
カバディでは、選手がアウトになっても味方チームが得点を挙げることで、復活してコートに戻れます。1得点ごとに1名の選手が、アウトになった順に復帰可能です。ただし、ボーナスポイントによる得点では復活は認められません。
チーム全員がアウトとなった場合(ローナ)は、相手チームに2点が加算され、その後全選手が復活して試合が再開されます。これにより、選手の復活が試合の流れを大きく左右し、最後まで逆転のチャンスがあるスリリングな展開が生まれます。
反則行為
カバディでは、選手の安全と公正な競技を維持するため、以下の行為が反則とされています。
- 暴力的行為:意図的に相手選手に危害を加える行為。
- 不適切なタックル:アンティがレイダーの四肢や胴以外の部位を掴む行為。
- キャント妨害:アンティがレイダーの口を塞いだり、キャントを故意に妨げる行為。
- コート外への押し出し:故意に相手選手をコート外に押し出す、または引き出す行為。
これらの反則を犯した選手はアウトとなり、相手チームに得点が加算されます。