セパタクローとは、東南アジアで伝えられてきた伝統スポーツです。小さなボールを使った球技であり、ルールはバレーボールに似ています。足や頭を使って行うものであり、アクロバティックで見ごたえも十分です。
セパタクローという競技を知らない方もいらっしゃると思います。セパタクローの概要や基本のルール、また日本や世界での競技人口について詳しく解説していきます。
セパタクローの概要・特徴
セパタクローは、空中の格闘技と呼ばれることもある足を使った球技です。セパタクローの語源はマレー語の「蹴る」=「セパ」、タイ語の「(藤で編んだ)ボール」=「タクロー」です。
セパタクローはこの2つの言葉を合わせて「(藤で編んだ)ボールを蹴る」といった意味があり、ネットを挟んでボールを足や頭を使ってネット越しに返しあう競技です。ルールとしては、バレーボールに似た部分もあります。
競技方法
セパタクローはネットを挟んでボールを3回以内のタッチで返しあう競技です。1チーム3人で行い、3人1組のチームのことを「レグ」と呼びます。ルールはバレーボールに似ていますが、セパタクローは手を使ってはいけないという決まりがあり、足や頭を使うことからバレーボールとサッカーを組み合わせたような球技とも言われています。また、ネットの高さ以上に飛び上がり、アクロバティックな動きが多いことから空中の格闘技と呼ばれることもあります。
用具
ボールは男子用が直径13.5㎝、女子用は14㎝と、バレーボールやサッカーに比べると小さく、中が空洞で重量の軽いものを使用します。以前は藤で編んだタクローと呼ばれるボールを使っていましたが、現在はプラスチック製のものになっています。
コート
セパタクローのコートの広さはバトミントンと全く同じです。縦13.4m、横6.1m、中央両側に高さ155cmのポストを立てて、丈76cmのネットを張ります。女子はネットの高さが10㎝低いです。
セパタクローの得点と勝敗
セパタクローでは得点を挙げる方法は以下の3つです。
・サーブしたボールを相手のレグが取れなかった
・アタックしたボールを相手のレグが取れなかった
・相手のレグがフォルトした
3つ目のフォルトは短所 や 欠陥といった意味合いで、バレーボールやテニスでも使われるスポーツ用語です。
セパタクローの種目
セパタクローにはいくつか種目がありますのでご紹介します。
レグ種目 | 3人一組のレグを組んで対戦します。1セット21点のマッチ戦で2セット行います。セパタクローの基本的な種目です。 |
チーム種目 | 3レグが1チームとなり、レグの勝数で勝敗を争う競技です |
ダブル種目 | 2人1組となり、レグ種目と同様に勝敗を争います。 |
プーフ種目 | レグ種目とはルールが異なり、1チーム5人がサークルになり、つるした籠に足や肩、頭を使って10分間ボールを入れ、入った数を競う競技です。 |
サークル種目 | 1チーム5人がサークルになって、決められた順に10分間リフティングを行い、総回数を競います。 |
ビーチタクロー種目 | 名前のとおりビーチで行う競技であり、5対5というレグ種目より多い人数で点を競います。 |
セパタクローのルール
セパタクローのルールはバレーボールに似ています。違う点としては、手や腕を使ってはいけない、1人で続けて3回までボールにタッチしてよい、守備位置のローテーションはない、ということが挙げられます。また、フォルトと呼ばれる違反行為もありますので、セパタクローの基本ルールと合わせて知っておきましょう。
基本ルール
一般的なレグ種目のルールをご紹介します。
プレイヤーはネットの方を向き、前方に2人、後方に1人立ちます。
コートには、センターサークル、サーバーが軸足を入れるサービスサークル、アタッカーとトサーがサーブ時に入るクウォーターサークルが描かれ、ゲームは、クオーターサークルにいる選手がセンターサークルにいる選手にボールをトスするところから始まります。
そのボールを蹴り、相手のコートに入れます。ボールが自分のコートにきたら3回以内のリフトで相手コートに返します。
バレーボールとの違い
バレーボールとの違いですが、バレーボールは6人制、セパタクローはコートは3人制ということもあり、セパタクローの方がコートが小さく、バトミントンのコートと同じ大きさです。
手や腕を使ってはいけない、1人で続けて3回以上ボールを触ってはいけないというルールもあります。また、バレーボールでは守備位置のローテーションがありますが、セパタクローではありません。
違反行為
セパタクローにはフォルトと呼ばれる違反行為があります。
多くの違反行為がありますが、代表的なものは以下のとおりです。
・センターラインを越えて相手の体に触れたとき