アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn

Tリーグ男子・セミファイナルか代々木で開催

パリオリンピック直後、昨年8月に華々しく開幕した “ノジマTリーグ2024-2025シーズン” もいよいよクライマックスを迎える。長いレギュラーシーズンを戦い、勝ち上がった上位3チームが争うプレーオフが3月22日(土)、男子セミファイナルから始まる。優勝を掛けた一発勝負のトーナメントの会場となった東京・代々木第二体育館は、両チームの選手たちとファンの熱気に包まれた。

男子セミファイナルは、岡山県を拠点に活動している “岡山リベッツ” と埼玉県を拠点にする “T.T彩たま“ の対戦。 “T.T彩たま” は今シーズン16勝9敗、勝点55でレギュラーシーズン2位でセミファイナルに進出を決めた。昨シーズン6勝14敗の5位と低迷したチームが、今シーズンは16勝と大躍進。年々レベルアップするレギュラーシーズンでの激戦を勝ち抜き、優勝圏内である2位から頂点を目指す。

試合前日の記者会見で “T.T彩たま” の木造 勇人選手は、「4シーズンぶりにプレーオフで戦えることをチーム全員、とても楽しみにしています。レギュラーシーズン1位まであと一歩だったので、その悔しい気持ちをプレーオフで晴らして優勝目指して頑張りたい」と意気込んだ。

対する “岡山リベッツ” はレギュラーシーズン16勝9敗、勝点52で2位 “T.T彩たま“ との差はわずかに勝点3となる3位でセミファイナルに滑り込んだ。昨シーズンはファイナルまで進出したものの、 “木下マイスター東京” に3-1で敗れ、悔しい準優勝となった。昨シーズンのリベンジを誓い、ファイナル進出とその先の優勝を目指してセミファイナルに臨む。

“岡山リベッツ” の吉山 僚一選手は、「レギュラーシーズン最終戦を勝利で終えられたので、その調子で頑張りたい。苦しい試合になると思いますがチーム一丸となって勝利を目指します。応援よろしくお願いします」と、レギュラーシーズンから各会場で大きな声援を送ってくれた応援団と共に戦うとコメントした。

レギュラーシーズンでの両者の対戦結果は3勝2敗で “T.T彩たま” が勝ち越しているが、その結果は僅差。プレーオフでも激戦が予想される中、その激戦をその目に焼き付けようと1,074人のファンが会場につめかけた。

彩たまのベストペア賞コンビがダブルスを制す

第1マッチの対戦は今シーズンのベストペア賞を獲得した “T.T彩たま” の小林 広夢選手と有延 大夢選手ペアと、 “岡山リベッツ” のイ サンス選手と吉山 和希選手ペアが対戦した。

第1ゲームは “T.T彩たま” が相手の間を狙う巧みなボールコントロールと、鋭い変化球で一気に7連続得点。8-2と序盤から掴んだ流れを相手に渡さず、11-5で第1ゲームを勝ち切った。

続く第2ゲームでは、 “岡山リベッツ” がイ サンス選手のプレーから徐々に自分たちの流れを取り戻していく。両チーム一歩も譲らない点の取り合いとなった展開に。観客席のファンもコートの選手たちから目が離せない。

プレーオフでは、特別ルールとして全てのゲームでデュースが適用される。10-10のデュースにもつれ込んだ展開は、 “T.T彩たま” の小林選手が放った強烈なスマッシュでマッチポイントを奪うと、最後も小林選手が体勢を崩しながらも打ち込んだボールが相手コートで跳ね上がる。このボールを “岡山リベッツ” が拾うことができずに決勝点。13‐11で2ゲーム連勝とした “T.T彩たま” が第1マッチを取り、良いスタートダッシュを果たした。

シングルスで勢いを取り戻した岡山

第2マッチのシングルス戦は、 “T.T彩たま” の神 巧也選手と “岡山リベッツ” の吉山 僚一選手が相対す。先に主導権を奪い、会場を沸かせたのは神選手だった。チームカラーである黄色に身を包んだ応援席が揺れると、神選手も点を決めるごとに気合の雄叫びを上げる。

第1マッチの流れそのままに、この試合も “T.T彩たま” の優勢で試合が進むかと思われた。しかし、ここから “岡山リベッツ” の吉山選手がモメンタムを奪い返していく。長いラリーから得点する粘りのプレーで食らいつき、一進一退の攻防を制して “岡山リベッツ” が第1ゲームをものにした。

第2ゲームも勢いそのまま、吉山選手の強烈なバックハンドスマッシュから点の取り合いが始まった。取られた取り返す白熱した得点経過に加え、男子ならではのパワーあふれる豪快なスマッシュや変化の大きい技ありショットを魅せる両選手に、会場のファンからは大きな歓声が起こり会場にこだまする。

8-8の同点で神選手がタイムアウトを取った直後、吉山選手のギアが一気に上がる。3連続得点で膠着状態から抜け出し、第2ゲームも11-8で “岡山リベッツ” が勝利した。

第3ゲームは流れを掴んだ吉山選手が試合を支配する展開に。神選手が1点を取れば、吉山選手は2点ずつ返すという展開で常に5点差をキープ。10-4とマッチポイントになったところで、神選手が反撃の狼煙を上げて1点を返したものの、最後は相手の手が出ない打球を放った吉山選手が得点して勝負あり。このマッチも取った “岡山リベッツ” が3-0のストレートで勝利して1-1のタイに持ち込んだ。

アクセス

国立代々木競技場 第二体育館

  • 住所
    〒151-0051 渋谷区千駄ヶ谷1-17-1
  • TEL
    03-6380-4832
  • アクセス
    JR総武線 千駄ケ谷駅すぐ、都営大江戸線 国立競技場駅すぐ
    都営バス「千駄ケ谷駅前」下車徒歩約1分、ハチ公バス「千駄ケ谷駅(東京体育館)」下車徒歩約1分
  • その他
    駐車場・駐輪場有り。
jone_logo
取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
この記事の関連記事
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn