「ビクトリーマッチでも宇田選手の足がつりそうになるアクシデントもあったんですけど、そこを我慢することができて、勝つことができたのかなと思います」と振り返った。
宇田選手は試合途中から右足がつり、かばった左足にも影響があったという。そんな状態でも戦い抜いた選手を水野監督は称えた。
ギリギリのところで勝てるようになったと評価した要因を聞かれると、「選手は人間的にもここ何ヶ月かで成長できたと思ってますし、技術的な面でも昔苦手だったことをこの一年間ずっと取り組んできていたので、今日はそこが上手くはまったかなと思ってます」と冷静に話した。
アクシデントもある中で勝利-宇田 幸矢選手
激闘の中、2勝を挙げた宇田選手は、「今日はセットカウントは0-3の試合もありましたが、どの試合も本当にチームが作り上げていった中で、最後自分自身が頑張って勝てて嬉しく思います」と試合を振り返った。
苦しい試合を乗り越えて勝利した第3マッチは、「1ゲーム目はマッチポイント握っていたので取りたいゲームだったんですけど試合自体が少し単調になってしまいました。デュースからの展開はすごく良かったと思います。しかしやってることは悪くなかったので、2ゲーム目は少しプラスアルファで何か付け足していこうっていう考えでやりました」と振り返った宇田選手。
足がつりながらも出場したビクトリーマッチについて聞かれると、「ビクトリーマッチはスタートの段階で足つってしまって、怖さもあったのでとにかく崩れないことを意識してました。メディカルタイムアウトは取れないと聞いていたので、途中にタイムアウトを取らせてもらいました」と振り返る。
「チェンジコートした辺りから最悪本当に動けなくなる、次のプレーができなくなるくらいだったので、コートの中心付近に立って、来たボールに対して冷静にコースの打ち分けをしようと考えていました」と、極限状態の中で組み立てた戦術について明かしてくれた。
最後にセミファイナルで盛り上がった会場の雰囲気を聞かれた宇田選手は、「観客が多くて本当に試合をしていて自分自身が楽しかったですね。観てる方も楽しんでもらえたら嬉しいですし、選手たちが勝たないといけないというプレッシャーを背負うというよりも、今この試合を楽しむという想いを会場の雰囲気が作り出してくれたのかなと思います」と笑顔で話し、会場を後にした。
悔いはない試合だった‐ “岡山リベッツ” 白神 宏佑監督
「セミファイナルで負けはしましたが、選手たちにとってもすごくいい試合だったと思っています。T.T彩たまの気迫や勢いがレギュラーシーズンから続いていたので、そこで少し押されました」と試合を振り返るのは“岡山リベッツ”の白神 宏佑監督。
「選手たちは自分の出せる力を100%に近く出してくれたので、悔しいですけど悔いはない。こういう形で終わって良かったかなと思ってます」と続けた。
若手選手が試合に出場していたことに関しては「谷垣と吉山和希といった若い選手に経験させることや、爆発したらすごい選手ばかりなので、その爆発力に賭けたというところがあります」と言いながらも「ただ、本当に3番の谷垣がどこまで戦い抜けるかというところが勝負の分かれ目だと思っていたので、ビクトリーマッチまで行きましたけど、勝負の分かれ目は3番だったんじゃないかなと思っていますね」と試合を振り返った。
この試合、今シーズンのベストオーダー賞に選ばれたハオ シュアイ選手が欠場していた。「この最後までハオ シュアイが出れるように調整はしてくれてたんですけど、若手に託して頑張れと言って中国に帰って行きました。出場してくれていたら助かったんですが、そういう意味では若手が出るチャンスができて、すごい試合を経験できたっていうところでは、若手選手とチームにとってもプラスなったと思います」と話し、やり切ったという表情でファンに手を振ってシーズンの終わりを告げた。