アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

第18回春季小学生女子ソフトボール全国大会で初の準優勝に輝いた松戸JSLホワイトレイズ‐Journal-ONE撮影
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過去最高へ3日目も続く快進撃

「杉浦選手からのビデオメッセージで勇気をもらいました。明日もランナーを返す長打をたくさん打って、チームの勝利に貢献したいです!」と、次の試合への抱負を語った須藤選手を始めとする松戸JSLホワイトレイズの快進撃は大会3日目も続くことになった。

過去最高成績となるベスト8をかけた一戦は、石川県代表の“森本アップルベリークラブ”との対戦。この試合も初回に振り逃げと失策から先制点を与える展開となったが、2回にまたもや打線が爆発。4番・森川選手の三塁打から始まり、2本の安打と盗塁を絡めた打者8人の猛攻で一挙5点を挙げて逆転に成功する。

ここ一番の打撃が光った4番・森川遥選手‐Journal-ONE撮影

ここ一番の打撃が光った4番・森川遥選手‐Journal-ONE撮影

投げては、田邊投手が被安打3、4失点ながらも11奪三振で5回を完投。打線も斎藤選手の本塁打など、ビックイニングも作って11-4と快勝となった。小林監督が市長に約束した「過去最高のベスト8進出」を見事に果たす快進撃だ。

11奪三振の完投でチームを初のベスト8に導いた田邊彩夏投手‐Journal-ONE撮影

11奪三振の完投でチームを初のベスト8に導いた田邊彩夏投手‐Journal-ONE撮影

勢いの止まらない松戸JSLホワイトレイズは、ダブルヘッダーとなった準々決勝では一転、一点を争う接戦で粘りのプレーを見せる。大阪府代表の強豪”大阪ドリームズ”との対戦は非常に緊迫した状況が続くシーソーゲームとなった。

どんな状況でもベンチからの声が途切れることは無かった‐Journal-ONE撮影

どんな状況でもベンチからの声が途切れることは無かった‐Journal-ONE撮影

2-2の同点で迎えた5回裏、二死から3本の安打を重ねて2点を勝ち越した松戸JSLホワイトレイズだったが、大阪ドリームズも6回表に二つの失策から同点に追いつく粘りを見せる。

制限時間が迫り最終回となった6回裏、先頭の田邊選手が左前安打を放ち、松戸JSLホワイトレイズがサヨナラのランナーを出した。着実に内野ゴロで走者を得点圏に進めると、内野ゴロが失策となる間に田邊選手が本塁生還を果たして準決勝への切符をもぎ取った。

守備の前に円陣を組む松戸JSLホワイトレイズナイン‐Journal-ONE撮影

守備の前に円陣を組む松戸JSLホワイトレイズナイン‐Journal-ONE撮影

杉浦選手の激励を胸に最後まで戦う

大会最終日、初の準決勝に臨んだ松戸JSLホワイトレイズは、福井県代表の“福井W-WINSスポーツ少年団”と対戦。両チーム共に3日間の激闘を経て疲れが見える中、9-5と乱打戦を制した松戸JSLホワイトレイズが創部10年目にして初の決勝へ進出する。

大会最長のイニングを守った田邊‐片桐のバッテリー‐Journal-ONE撮影

大会最長のイニングを守った田邊‐片桐のバッテリー‐Journal-ONE撮影

注目の決勝戦は関東勢同士の対決。今シーズン日本一を狙う日立サンディーバに所属する偉大な先輩・杉浦選手に朗報を届けようと、同じく初優勝をかける東京都代表の“石神井スマイル”挑んだ松戸JSLホワイトレイズだったが、その壁は分厚かった。

ここまで好調を維持した打線だったが、石神井スマイルの前にヒット2本と沈黙。それでも4つの四球を選び、毎回のように得点機を掴んだ松戸JSLホワイトレイズだったがホームが遠く得点を挙げることができなかった。

第18回春季小学生女子ソフトボール大会で準優勝した松戸JSLホワイトレイズ‐ご父兄提供

第18回春季小学生女子ソフトボール大会で準優勝した松戸JSLホワイトレイズ‐ご父兄提供

過去最高成績となる準優勝の栄冠を勝ち取った選手たちは、表彰式で疲れも見せずに笑顔で記念撮影に応じる。参加選手中5位の打率でチームをけん引した岩田選手(.667)、同10位の森川選手(.588)、同13位の須藤選手(.571)を中心としたチーム打率は.368と立派な成績。

5年生ながらチームトップの打率を叩き出した岩田咲良選手‐Journal-ONE撮影

5年生ながらチームトップの打率を叩き出した岩田咲良選手‐Journal-ONE撮影

投げても全投手最多の470球を投じ、28回1/3を投げ切ったエース・田邊投手は、ダントツの55奪三振と獅子奮迅の活躍を見せて、優秀選手賞を獲得した。

■記者プロフィール
編集部-矢澤
1995年早大卒、JR東海で国内外からの観光誘客に関する企画・宣伝を主に、百貨店、レンタカー、旅行代理店、広告代理店でも働く。趣味はスポーツ観戦と旅行。メジャーリーグ(MLB)は28球団のBall Parkで観戦済み(全30球団)。
アクセス
揖斐川健康広場
  • 東海道新幹線 名古屋駅 - 東海道本線(38分)- 大垣駅 - 養老鉄道(24分)- 揖斐川町ふれあいバス(9分)- 揖斐南方バス停 - 徒歩10分
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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
取材・文:
編集部-矢澤( 日本 )
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