吉村)料理をすることが私のマインドセットですかね。実家の両親は共働きで、父が担当する家事が料理でしたので、自分も自然と料理をするようになりました。岡山では休みの日、私が料理を作っています。パスタはソースから自作しますよ。トマトソースもクリームソースもね(笑)。
吉村)それと初めての群馬県なので、時間があるときは出歩くようにしています。周辺にお蕎麦屋さんが多いのに驚きましたね。群馬県は小麦が採れる地域なのでうどん屋さんが多いのですが、お蕎麦屋さんも多くて美味しいお店ばかりです。そして、多いと言えば群馬県は温泉県!温泉に浸かったり、サウナに入ったりしてリフレッシュもしていますね。

料理でマインドセットしているという吉村監督∸Journal-ONE撮影
― 岡山からの単身赴任、ご家族は太陽誘電の監督就任についてどう思っているのでしょうか。
吉村)妻は生まれも育ちの岡山ですが、私が群馬県に行くことを喜んでくれています。「請われて行くのは幸せなこと」と、監督就任の後押しをしてくれました。
吉村)娘たち(中3、小4、小1の三姉妹)もとても応援してくれて、長女は来年高校受験なのですが、「群馬県の高校に進学する」と受験勉強を頑張っています。次女は岡山で男の子に混ざってソフトボールを始めたので、岡山が良さそうでした。三女は、「私も群馬に行く!」と家族で一番積極的です。「おいおい、まだ小学校に通い始めたばかりだろ」とこちらが突っ込むくらいです(笑)。

ソフトを離れれば三人の娘さんの良きパパ‐Journal-ONE撮影
一期一会で名門復活へ!太陽誘電に注目
「心から楽しみながら、ソフトボール界のために」と太陽誘電ソルフィーユの監督に”再輝動”した吉村啓監督。就任早々から新たな風を吹き込まれた選手たちは、開幕から粘り強い戦いを続けている。
最後に聞いた吉村監督の座右の銘は”一期一会”。ソフトボールを通じて人との出会いや目の前の機会を大切に、精一杯生きてきた吉村監督ならではの座右の銘だ。

吉村監督のソフトボール人生そのものを表す”一期一会”が座右の銘だ‐Journal-ONE撮影
男子ソフトボール界から吹いた新たな風を受け、名門復活へ舵を切り始めた太陽誘電ソルフィーユの試合を観にスタジアムに足を運んではいかがだろうか。
5月24日(土) vs 伊予銀行ヴェールズ
5月25日(日) vs SGHギャラクシースターズ
5月31日(土) vs ビックカメラ高崎ビークイーン
6月1日(日) vs 戸田中央メディックス埼玉
6月7日(土) vs 日立サンディーバ
6月8日(日) vs デンソーブライトペガサス
6月14日(土) vs NECプラットフォームズレッドファルコンズ
6月15日(日) vs ホンダリヴェルタ
<吉村 啓監督プロフィール>
1976年生まれ、沖縄県中頭郡北谷町出身。妻と娘3人の5人家族。
男子ソフトボールの強豪・平林金属の初代主将、監督として長く活躍。平林金属ソフトボール部監督在籍18年で、日本リーグ決勝トーナメント優勝6回、2020日本リーグトーナメント優勝、全日本クラブ選手権優勝6回、全日本総合選手権優勝5回、国民体育大会優勝2回と輝かしい実績を挙げる。
男子U19日本代表アシスタントコーチ(世界男子ジュニア選手権優勝)、男子TOP日本代表アシスタントコーチ(W杯準優勝)、同ヘッドコーチなど、日本代表経験も豊富。
特技は料理、現在は群馬県の魅力を発見しようと時間を見つけて県内を散策中。
