アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

神道の本質を学び感じる・二見興玉神社と伊勢神宮-Journal-ONE撮影
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この一連の立て替えをするという神事は、神道で重要視されている “常若とこわか” という考え方に基づいているのです。常若とこわかは、神道においてとても重要な考え方です。絶え間なく生まれ変わることで、神宮を常にみずみずしい状態に保つ。これは、神と日本がいつまでも存続し続けるということを表わしているのです。神道の本質を学び感じる・二見興玉神社と伊勢神宮-Journal-ONE撮影

前回の遷宮時せんぐうじに社殿があった場所を “古殿地こでんち” と呼びます。現在、建っている社殿のすぐ隣に位置する場所です。御柱を納める小屋を除いては、更地で何もないように見える古殿地こでんちですが、遷宮せんぐうの際にはこの御柱を中心に新しい社殿が建てられるのです。神道の本質を学び感じる・二見興玉神社と伊勢神宮-Journal-ONE撮影

また、遷宮せんぐうを行う際には大量の木材が必要となりますが、伐採後には新しい苗木を植えて次のやがて来る遷宮せんぐうのために育てていきます。遷宮せんぐうで神が遷られた後の社殿の木材は、日本各地の神社や建築物に再利用されているのです。再生と更新、それが伊勢神宮いせじんぐうの不変のテーマなのですね。

伊勢神宮を参拝して学んだこと

伊勢神宮いせじんぐうへの旅は、感動的なものでした。静寂の中に佇み、自然の美しさを身体で感じることが好きなスピリチュアルな人間である私は、神道の信仰の本質を体感できたのでは無いかと感じました。神道の起源を語るうえで欠かすことのできない、日本人の心のふるさとである伊勢神宮いせじんぐうにようやく行くことができたことをとても嬉しく思いました。古式ゆかしい参拝の旅で二見興玉神社から伊勢神宮を巡る-Journal-ONE撮影

■記者プロフィール
アレックス・グレイ
英国、リバプール近郊生まれ。日本のライフスタイル並びに旅行記者。日本文学を通じて日本に興味を持ち、夏目漱石、東野圭吾、吉本ばなななどの作品を好む。日本のライフスタイル・文化などのメディアサイト「Guidable.co」の編集長として、外国人向けに日本での生活に関する記事を執筆・編集。趣味はヨガと静寂の中で平和を感じること。好きな日本食は油揚げ。
アクセス
①皇大神宮(内宮) ②豊受大神宮(外宮) ③二見興玉神社
  • ①JR名古屋駅-近鉄名古屋駅-近鉄特急(約80分)-伊勢市駅-バス(15分)
  • ②JR名古屋駅-近鉄名古屋駅-近鉄特急(約80分)-伊勢市駅-徒歩(5分)
  • ②JR名古屋駅-快速みえ(約110分)-二見浦駅-徒歩(15分)
取材・文:
アレックス・グレイ( イギリス )
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