観光スポット
法観寺(八坂の塔)
京都東山のランドマーク法観寺。通称「八坂の塔」。寺伝によれば崇峻天皇2年(589年)に聖徳太子が如意輪観音の夢のお告げにより建立し、仏舎利(釈迦の遺骨)を納めたとされる。臨済宗建仁寺派のお寺である。
法観寺の五重塔は、高さ46メートルで本瓦葺の5層から成る。国の重要文化財の塔は、白鳳時代の建築様式を今に伝えている。創建以来、度重なる災火で焼失したものの、都度再建され、現在の塔は永享12年(1440年)に室町幕府六代将軍・足利義教によって再建されたもの。
五重塔の内部には、本尊として金剛界五仏(大日、釈迦、阿閦、宝生、弥陀)が安置され、須弥壇の下には飛鳥時代の松香石製の中心礎石があり、舎利器を納めた凹孔が残されている。塔の2階まで拝観可能である。
法観寺には他に薬師堂と太子堂が現存し、木曽義仲の首塚も祀られている。境内には、東山の象徴ともいえる「八坂の塔」があり、周辺の景観に欠かせない存在である。
江戸時代には周辺に遊郭が建ち並び、遊女が塔を踊りめぐる「八坂踊り」が流行したと伝えられている。
法観寺の寺宝としては、紙本著色八坂塔絵図(室町時代:重要文化財)、足利義教画像、法観雑記などがある。
スポット基本情報
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スポット情報
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住所京都市東山区清水八坂上町388
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TEL075-551-2417
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アクセス京都駅 - タクシー約 12分
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その他【営業時間】10:00~16:00 【定休日】不定休
- 取材・文:
- Journal ONE( 編集部 )
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