小泉:2階にある第1室から順に、松花さんの解説やお話を聞きながら展示物を見学していきます。展示室の窓から見える能島は、お皿に乗ったプリンのような小高い丘が不思議な光景です。「あれは、日本最大の海賊と称された能島村上海賊の居城・能島城跡なんですよ」と松花さん。この後、自転車で能島城のすぐ横を走り抜けたのですが、渦潮がたくさん出ていて昔の船を操縦するには知識と経験がないと転覆してしまうだろうなと思いました。
岩永:2014年本屋大賞を受賞した、和田 竜先生の作品『村上海賊の娘』で、戦国時代の織田信長・本願寺攻めを背景に執筆された史実に基づいた物語は漫画化もされています。今回、村上海賊ミュージアムを見学したことを切っ掛けに、趣味の読書をしてみようと思いました。
久保:見学の最後、わくわく体験ルームで甲冑を着て、当時の雰囲気を味わっている小泉さんと岩永さん。結構お似合いで、岩永選手はノリノリで刀を持ってボージングです(笑)。ファンのかたにもっと愛媛県の魅力を知って欲しいので、このカットを選手カードにしても良いかもしれません。
いよいよ最終目的地の伯方島へ – 道の駅 伯方S・Cパーク マリンオアシスはかた
小泉:村上海賊ミュージアムを後に、海沿いを軽快にサイクリングした私たち。伯方・大島大橋を渡り、最終目的地である『はかたの塩♪』のCMでお馴染みの伯方島を目指します。右に能島城跡のある能島を見下ろしながら橋を下ると、大きな道の駅が見えてきました。
久保:コンサートホールである文化センターに体育センター、公園、テニスコート、人工浜の海水浴場など、色々な目的の方が集まることのできる一大複合施設になっているのです。もちろん、道の駅として欠かせない “マリンオアシスはかた” という施設では、伯方の塩をはじめとする特産品の販売所やレストランがあります。
岩永:もちろんご当地グルメのオススメは、“伯方の塩レモンラーメン” や “伯方の塩ソフトクリーム” とのこと。サイクリングを走り終えたご褒美に、伯方の塩ソフトクリームで暑い身体を冷やして “しまなみ海道サイクリング” を締めました!
小泉:とても楽しく、爽快な旅を提供してくれたクロスバイクを返却し、ここまで楽しくためになる話しをたくさんしてくれた、シクロツーリズムしまなみのサイクリングガイド・宇都宮 一成さんと名残惜しいお別れです。「松山ラウンドの試合でお会いしましょう!」と再開を誓い合って記念撮影。今度は、尾道まで走破したいのでまたよろしくお願いします!