ただ、フィジー代表戦を振り返って、ジョーンズHCは「26回のハンドリングエラーをしてしまった。プレッシャーがあると古い習慣に戻りがち。パスを落としてしまうと、相手にプレッシャーをかけ続けることができない。私たちがオーソドックスなチームであるときは強いチームではない。私たちと他のチームの違いは異なるプレースタイルにあり、私たちは速くプレーしなければならない」と改めて、超速ラグビーを貫く決意を語った。
ニュージーランド、フランス、イングランド。秋は世界の強豪国と対戦
日本代表メンバーは3週間ほどのブレイクを挟み、再び合宿に合流。10月26日(土)、日産スタジアムで開催される「オールブラックス」こと、ニュージーランド代表(3位)戦に備える。その後は渡欧し、フランスでフランス代表(4位)、ウルグアイ代表(17位)と対戦し、今年のラストマッチとしてイングランド代表と激突する。
ジョーンズHCは「過去に起こったことはすべて過去のこと。最も重要なことはニュージーランド代表に勝つ準備をすること。ニュージーランドに勝つためのゲームプランを立てるつもり。ニュージーランドはフィジカル面で私たち日本代表よりはるかに優れている。だから、私たちはスピードと戦略的な賢さを駆使して、ニュージーランドに勝つ方法を考えなければならない」と語気を強めた。
6月のテストマッチから初キャップを得たのはすでに17人と若手を積極的に起用して、日本代表の強化を進めてきたジョーンズHC。2027年ワールドカップを見据えてのことであるとは間違いないが、秋のテストマッチシリーズではベテラン選手もある程度、起用しつつ、超速ラグビーでアップセットを起こしたい。
今後の日本代表の試合予定
・10月26日(土)日本代表vs.ニュージーランド代表 日産スタジアム
・11月9日(土)フランス代表vs.日本代表 スタッド・ドゥ・フランス
・11月16日(土)日本代表vs.ウルグアイ代表 シャンベリー(フランス)
・11月24日(日)イングランド代表vs.日本代表 トゥイッケナム・スタジアム(ロンドン)
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