松本:オオハシは、まるでぬいぐるみみたいです。つやつやの羽とブルーの丸い目。透き通るようなオレンジのくちばしは生きている鳥には見えませんが、大きなくちばしを器用に使ってリンゴを食べる姿はとても可愛らしいです。「投げるとキャッチして食べますよ」と副島さんに教えてもらい、リンゴでキャッチボールをしてみるとナイスキャッチ!大きなくちばしを器用に使ってリンゴを上手くキャッチしてくれました。
大塲:”オオハシとトキの水辺” を抜けると屋外エリアです。ここでは掛川花鳥園人気イベントのひとつであるバードショーが開催されるのです。最初に登場したのは、ハリスホークのよしのちゃん。4~6羽のグループで狩りをするというハリスホークは、それぞれが役割を持って狩りをするとてもチームワークの良い鳥なんですって。
松本;鷹と聞くと大きい鳥のイメージですが、ハリスホークは少し小さめ。それに対して広げた羽の大きさは小さい身体に似つかわしくない大きさ。「長い尾羽はブレーキの役目を果たしているのです。扇のように羽を広げることで、急停止できるのです」と副島さんが教えてくれたとおり、スーッと飛んできたよしのちゃんは、大きな羽を上手くブレーキにして私たちの横をすり抜けてスタッフさんの腕に停まり、餌をもらっていました。
大塲:続いては、フォークランドカラカラのディアちゃんが、走って登場してきましたよ(笑)。猛禽類で最も賢いと言われるフォークランドカラカラですが、一体どんなショーを見せてくれるのでしょうか?
松本:餌をねだる「アーア-」という可愛い鳴き声をあげながら、スタッフさんの後を追いかけるディアちゃん。スタッフが投げたコインをくちばしで掴んでは戻って来ます。可笑しいのは、コインを持ってくるのですが「ぺっ」と吐き捨ててしまう“塩対応”(笑)。解説してくれるスタッフさんの面白いトークも相まって、会場からは笑い声と拍手が絶えません。
大塲:続いては、ヘビクイワシのキックちゃんがやってきました。ヘビ食いという名前の通り、スタッフさんがヘビのおもちゃを操ると、踏んだり蹴ったりしています。副島さんが、「この攻撃は本能でやっているのです。良く見ると、急所である頭だけを狙っているのが分かりますよ」と教えてくれたとおり、地面に這うヘビはもちろん、コブラのように頭を上げる蛇には跳び蹴り!このヘビ狩りショーは、15年を迎える人気のイベントとのこと。皆さんにもこの人気ショーは是非見て欲しいです。
松本:ショーが終わって、私たちNECプラットフォームズレッドファルコンズの必勝を期して、掛川花鳥園さんが素敵なプレゼントを用意してくれました!本物のファルコンとのセッションです。
大塲:真っ黒い目が可愛らしいファルコンですが、流石に獲物を狙うかぎ爪がついた足は迫力があります。私たちもファルコンのかぎ爪のようにガッチリと勝利を掴み取れるように頑張ります!
食欲旺盛なペンギンたちにびっくり
松本:いよいよ最後のコーナー、ペンギンプールでの餌やり体験をご紹介します。ペンギンと聞くと、南極大陸など氷の丘から海に飛び込むシーンを想像してしまいますが、「ペンギンは20種類あまりいるのですが、寒いところに住んでいるのは5種類くらいなんですよ」と、副島さんが教えてくれました。だから、掛川の屋外プールでも平気なのですね。
大塲:掛川花鳥園に暮らすペンギンは現在27羽。ペンギンには血統があって、交配しても良い個体を定めて一緒にしているのだそうです。「全国の動物円・水族館と連携して、相性の良い個体を入れ替えることで繁殖をさせているのです」と、副島さんが全国ネットワークのペンギン飼育について教えてくれました。
松本:私たちと同じくペンギンにも性格があるそうで、食べる専門、ショーやふれあい専門のペンギンがいるんですって!食べる専門、良い仕事ですね(笑)。ペンギンに直接餌をあげる体験はとても珍しいですよね。ぶつ切りにしたアジが入ったバケツをもらい、トングで掴んで水面に持って行く・・・その前からペンギンたちが集まってきましたよ。流石に餌をもらえることが分かっているのですね。