アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

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4回途中1失点と試合を作った中山(大垣ミナモ)-JournalーONE撮影

続く6番・金井 亜茉音選手に対して、高低と緩急を巧みに使う中山投手。じっくりと追い込んだ2-2からの勝負球は、外低目の左打者から遠く離れていく速球だった。空振り三振かと思われた絶妙なコースを、金井選手が片手一本でバットを操りレフトへ運ぶ犠飛に。ついにNECプラットフォームズが1点を先制したところで、須藤 麻里子監督は好投の中山投手から三堀 茉莉愛投手へスイッチ。今シーズン初勝利をかけた先発だった中山投手は、三堀選手をマウンドに迎えると笑顔でベンチへ戻っていった。

NECは金井亜茉音の技あり犠飛で先制点を挙げる-JournalーONE撮影

中山投手の好投を引き継いだ三堀投手は、昨日本塁打を放った原 日菜海選手、代打の・木村 友奏選手と怖いバッターとの対戦。強打者二人をしっかり抑えて役割を果たす。

継投で流れを変えて反撃に

この継投でモメンタムを得た大垣ミナモが、5回表に反撃に転じた。

1死から、6番のLindsay Thomas(リンジー・トーマス)選手が、大塲投手のクロスファイアをバットのグリップ部分で捕らえると、自慢のパワーで一塁手の頭を越える安打を放って執念の出塁を果たす。

バットの根っこでヒットを放つリンジー。トーマス(大垣ミナモ)-JournalーONE撮影

盛り上がる大垣ミナモベンチに後押しされて打席に入るのは、こちらもパワーが魅力の二刀流・Samantha Show(サマンサ・ショー)選手。サマンサ選手が初球を振り抜くと、ボールは悲鳴を上げたような打球音を残して右中間フェンスの向こうへ一直線。サマンサ選手の豪快な逆転2点本塁打が飛び出し、大垣ミナモがあっという間に逆転に成功した。

逆転2点本塁打のサマンサ・ショーを迎える大垣ミナモナイン-JournalーONE撮影

さらに西野 希美選手が三塁強襲安打で出塁し、イケイケムードとなった大垣ミナモだったが、西野選手の二盗をNECプラットフォームズの強肩・清原捕手のレーザービームでタッチアウト。好守備で大塲投手を助ける。

試合が熱くなるのと反対に、雨脚が強くなる掛川市・いこいの広場野球場。滑るボールに苦闘する大塲投手は、2死無走者から四球を与えると、続く1番・瀬戸口 梨乃選手に中前安打を許して再びのピンチを招いてしまう。

大垣ミナモの瀬戸口梨乃が安打でチャンスメイク-JournalーONE撮影

雨で得意の緩急が使いにくくなった大塲投手を見た溝江 香澄監督は、この場面で昨日先発した山本 すみれ投手をマウンドに送る。その山本投手は期待に応え、岩月 優衣選手を一ゴロに斬って取りピンチを凌いだ。

チームを支えた “同年代” が勝利を呼び込む 

5回裏のNECプラットフォームズの反撃を凌いだ大垣ミナモは6回表、ここまでチームを支えてきた “同年代トリオ” がチャンスを作り、ビッグイニングを演出する。

ビッグイニングの口火を切った内田小百合(大垣ミナモ)-JournalーONE撮影

1998年生まれトリオの一人目・内田 小百合選手が、三遊間を破る綺麗な流し打ちで安打を放って無死一塁とすると、続く “推しのソ伊藤 梨里花選手も詰まりながら執念でレフト前に打球を運んで無死一、二塁とチャンスを拡大する。

1998年トリオの伊藤里梨花も左前安打で続く-JournalーONE撮影

三人目・近本 和加子選手の打席で、犠打のサインを出さない須藤監督「攻め」の姿勢に、攻守でチームを支え続けたキャプテンが意気に感じる。闘志むき出しでボールに食らいついた近本選手は、3-2からの6球目を見切って四球を選んだ。

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