試合後にもドラマは続く
MWPインタビューを聞きながら、「最後は本当に肝を冷やした」と安堵の表情を浮かべた須藤監督は、後半戦から急遽任された指揮官としての数ヶ月を思い返して目に涙を溜める。
勝利した大垣ミナモ、惜敗したNECプラットフォームズレッドファルコンズの選手、スタッフたちは、雨と激闘で疲れた身体を寄せ合いながら笑顔あり、涙ありで一年間の健闘を称え合った。
一気に早くなった秋の日の入りですっかり暗くなった掛川市いこいの広場では、最後まで応援し続けた小学校女子ソフトボールチーム等100人以上が集まるソフトボール体験教室が引き続き行われた。未来のJDリーガーを目指す子どもたちが、NECプラットフォームズの選手たちと楽しい思い出のひとときを過ごし、大成功の掛川ラウンドは幕を閉じた。
リーグ戦の全日程は終了したが、ここから2週間のブレイクを経て、いよいよJDリーグは2024シーズン日本一をかけたプレーオフへと向かっていく。西地区優勝のトヨタレッドテリアーズ、東地区優勝の日立サンデーバに挑戦する権利を得るノックアウトラウンドのプレーオフは11月9日から、神奈川県川崎市の等々力球場を舞台に繰り広げられる。
リーグ戦は終了したが、ここから始まる日本一へのロードにも毎年様々なドラマが待ち受けている。女子ソフトボールのトップリーグ・JDリーグ、2024シーズンの熱投はまだ終わらない。