同日、大会アスリートアンバサダーへの起用が発表されたばかりの北口榛花(女子やり投、パリ五輪金メダリスト)、サニブラウン アブデルハキーム(男子短距離)、田中希実(女子中長距離)、橋岡優輝(男子走幅跳)が「アスリートアンバサダーチーム」として出場。
さらに歴代の世界選手権で、メダル獲得や入賞を果たしている川端魁人、栁田大輝、白石黄良々(以上、男子短距離)、岡田久美子(女子競歩)が「歴代日本代表チーム」として参加し、小学生と中学生の各選抜チームと4×100mリレーで競う超豪華レースが実現したのだ。
実は、このレースに当たっては、東京2025世界陸上スペシャルアンバサダーに就任が決まった俳優の織田裕二さんがサプライズで登場。ドリームレースのスターターを務めたほか、来年に迫った世界陸上への熱い想いを披露し、会場を盛り上げた。
このほか、日本を代表するトップ選手たちが、トークショーやアスリート交流、募金活動など、さまざまな場面でイベントに協力し、訪れたファンとの時間を過ごしていたことも印象的だった。なかには、自発的にリレーチームを組んで、レースに参加する選手も。「真剣勝負」の競技場面で見せる様子とはまた異なる姿や表情でファンを魅了していた。
みんなが心待ちにするイベントに-リレフェスが秘めるポテンシャルに期待
大会期間中は、来場者がリレー以外でも楽しめるよう、国立競技場の内外に、さまざまな特設ブースやイベントも用意された。場内の各所にはフォトスポットが配置され、これを巡るスタンプラリーも実施。スポンサー各社のブースやキッチンカー、渋谷区千駄ヶ谷大通り商店街による縁日ブースなどが、来場者を楽しませていた。
国立競技場は地方から移動する際の乗り継ぎ地となる東京、上野、新宿の各駅や羽田空港に移動しやすく、さらに千駄ヶ谷、信濃町、国立競技場、外苑前など、徒歩圏内に多くの路線電車にアクセスできる便利な立地。
参加者のなかには、「始発に乗って集合し、リレーを走ったあとは、打ち上げ会場で久しぶりに宴会を楽しんだ」というグループや、「久しぶりに3家族が集合して、楽しい時間を過ごした」とか、「リレフェスに合わせて3泊4日の家族旅行。リレフェス翌日は、ディズニーランドへ行き、最終便で帰った」とという家族も。
ヨーロッパで開催されている人気の陸上競技会などでは、「毎年、旅行を兼ねてその大会へ行き、親しい人たちと一緒に過ごすことを楽しみにしている」というファンも多い。
リレフェスが、10年、15年と続く恒例行事となって、スポーツを楽しむだけでなく、家族や仲間との交流の場、そして旅行を楽しむ場としても愛されるイベントに育っていくことを期待したい。
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