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ニトリJDリーグ プレーオフ ビックカメラvs戸田中央メディックス
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ニトリJDリーグ プレーオフ ビックカメラvs戸田中央メディックス

炭谷選手の犠牲フライで2点目を追加−Journal−ONE

1死一塁となった後も、6番・花浦 ひかり選手のスラップの打球をサードのサバンナ・ジェーキッシュ選手がバウンドを上手く合わせられず内野安打にしてしまう。

1死一、二塁で7番・遠藤 愛実選手の打球はセンター前に落ちてそれぞれランナーが進み、ビックカメラの攻撃が止まらない状況に。

ここで戸田中央の福田監督が動いた。これ以上の失点を防ぐために、増田選手の代わりにマウンドにあがったのはチャイ・イーナン選手。

後半戦からチームに新戦力として加わったイーナン投手は、これまでに7試合に登板し防御率は0.78。180センチの長身から繰り出される勢いのある投球でこの流れを切りたいところだ。

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新戦力のチャイ・イーナン選手−Journal−ONE

1死満塁というピンチに登板したイーナン投手が迎えるのは、前の打席でヒットを放っている8番・井出選手。両スタンドからこの試合1番の声援が飛び交う中でも、イーナン投手は冷静さを忘れていなかった。

自らピッチャーライナーを捕る好守備を見せる場面もありながら、打者2人をフライで打ち取りこのピンチを凌いだ。

しかし、5回裏にはビックカメラの藤田選手がレフトへの豪快なソロアーチを決めめ、更に一点を追加し戸田中央を引き離した。ベースを1周したあと、チームメイトが待つ円陣の中に笑顔で入っていった藤田選手だが、ここでもホームラン王の実力を見せつけた。

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藤田選手の豪快アーチ−Journal−ONE

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笑顔でベースを回った藤田選手−Journal−ONE

ベテランの頼れる1本で得点

上野投手をなかなか攻略できない戸田中央にチャンスがやってきたのは6回表。先頭の2番・鈴木選手がフルカウントから四球を選び出塁すると、続く3番・山口選手もすぐ初球をショートに打ち返した。鋭く飛んだ打球は人工芝特有のバウンドで跳ねた後、ショートのグローブを弾いた。誰もいない後ろへ転がる中、その隙を見て一塁ランナーは一気に三塁に到達した。

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山口選手のショートゴロから戸田に流れが来る−Journal−ONE

相手のミスを絡めた得点のチャンスで打席には4番・坂本選手。ストライク先行で攻め続ける上野投手は2球でバッターを追い込むと最後はライズボールで空振り三振にとった。 

1死一、三塁となり、5番・糟谷選手を迎える。坂本選手と同様、2球で追い込まれるが狙ったかのように、坂本選手を三振に取ったライズ球ををセンター前に弾き返した。頼れるキャプテンの1発でここにきて、ようやく1点を返すことに成功した。

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ライズを上手く被せて打った糟谷選手−Journal−ONE

2死となり、代打で今田 まな選手が打席に入る。失点したことで更にギアが上がったように見えた上野投手は、1ボール2ストライクから最後はインコースの足元にフッと落ちるドロップボールを投げた。

空振り三振でもう1点に手が届かなかった戸田中央はだったが、7回の攻撃でも四球で三輪 玲奈選手が四球で出塁するも、反撃はここまで。

負けたら終わりの勝負に決着がつき、ビックカメラが来週11月16日、17日に行われるダイヤモンドシリーズに駒を進めた。

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完投勝利の上野投手−Journal−ONE

勝ち抜けた戦いを振り返る – 岩渕 有美監督

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インタビューを受ける岩渕監督−Journal−ONE

「ここで負けたら終わりの戦いだったので、素直に良かったです」とホッとした表情で話す岩渕監督。

「どんな形であっても勝つしかないということだけを選手に伝えていたので、もちろん上野がいいピッチングをしてくれましたし、 打撃陣も2番、3番、4番で点数を取れたのはすごく大きかった」と試合を振り返った。

この試合も完投勝利をした上野投手については、「土のグラウンドとは違って、今回人工芝でマットの上で投げてたんですが、そこについては経験がものを言うというか、色々丁寧に投げれていたと思ってます」と対応力を称讃。

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