アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn

高校でも文化祭の組織に所属していた新井さんは、「友達に誘われ、大学でも頑張るものを作りたいなと思い入部しました」と実行委員会に携わった経緯を教えてくれた。「4年生の先輩も勉強で忙しい中、毎日手伝ってくれたり、卒業した先輩にも連絡をして助けていただいたりと、優しい先輩方に囲まれ本当に有難かったです」とここまでの苦労を振り返る。

コロナ禍で途切れたバトンを再び繋いで開催にこぎ着けた-JournalーONE撮影

「”先輩からの恩は後輩に返す” と教えてもらいましたので、私も来年この経験を後輩に繋げていきたいです」と、再び動き始めた伝統の継承に決意を見せた新井さん。「昨年は10万人もの方に来訪いただき、今年も地域の皆さんが楽しみしてくれています。学校全体で気合いが入るイベントなので、今まで収穫祭に来たことが無い方もぜひ来場して欲しいです。明日からの一般公開に向け、今から全体の運営に行ってきます」と、素敵な笑顔でPRをして準備へと戻っていった。

一般公開向け気合いを入れ直した新井さん-JournalーONE撮影

全国のフィールドを駆け巡る学生たち

”実学主義” ”人物を畑に還す” という教育・建学の精神を持つ東京農業大学。現場に足を運び、実践者の声に耳を傾けることで課題を直視し、その解決に取り組む知恵を導き出すための教育を実学主義というのだが、その「現場」の広さと「課題」の種類に驚かされる販売店が建ち並ぶ。

初日から最終日まで熱量の高い収穫祭会場-JournalーONE撮影

販売店 “抹茶商品企画” では、全国40%のお茶を生産している静岡県の中でも有名な産地・川根をフィールドにした課題解決を行う。このブースを出店するのは、国際食料情報学部アグリビジネス学科の有志の学生、約20人が中心に集まり活動しているとのこと。

プロデュースした川根茶羊羹も人気-JournalーONE撮影

「3年前から ”KAWANE抹茶株式会社” に実習に行っていて、そこから一緒に商品企画をさせていただいています。1年に1回ずつ商品を作ったり、今までの商品をリニューアルしたりしています」と話すのは、静岡県静岡市の実家がお茶農家だという望月さん。その実家では栽培していない碾茶(てんちゃ)の被覆作業を体験するなど、お茶作りの奥深さに刺激を受けたと言う。

実家のお茶畑では体験できない作業もした望月さん-JournalーONE撮影

「今年作ったのはこの商品なんです!みんなで商品企画をさせていただき、本当に楽しかったです」と、オシャレなパッケージに包まれたチョコレートを紹介してくれた。なんと!抹茶チョコレートの中に1粒だけ “わさび入りチョコレート” が紛れているそうだ。他にも茶染めの巾着袋など、アイデアが詰まった10種類余りの学生プロデュースとは思えないオシャレな商品を、多くの来場者が興味深く手に取り買い求めていた。

開門まもなく多くの来場者が列を作ったのは “農友会村の会部”。ヨーロッパの市場を想起させるような珍しい野菜がズラリとならぶ模擬店を、「全国の9箇所に実習地があり、そのお世話になっている農家さんから仕入れて販売しています」と紹介してくれたのは風間さん。

実習先でイタリア原産の野菜を作った風間さん-JournalーONE撮影

東京農業大学に入学したからにはもっと農業を学びたいと思い入部したこの ”村の会部” では、2週間ほど各地の農家さんの家に宿泊させてもらいながら、同じ生活リズムで作業を手伝い、農業を学ぶという活動をしているとのこと。実際に風間さんが福島県郡山市で作ったイタリア原産の ”カーボロネロ” やバラのような ”カステルフランコ” も販売していて見たことのない西洋野菜に興味が湧く。

ヨーロッパのマルシェを思わせる品揃えに行列-JournalーONE撮影

TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn