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Tボールを子ども達と楽しむ岡崎仁美選手(NSK)-JournalーONE撮影
子どもたちを引き込む絶妙なコミュ力
普段からソフトボールクリニックを通じ、子どもたちとふれ合う機会の多い選手たちは、恥ずかしがる子どもたちを徐々に自分たちのペースに引き込んでいく。
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ウォーミングアップがら子ども達の心を掴む-JournalーONE撮影
一人一人に積極的に話しかけたり、競争を促してテンションを高めたりと、会場の空気を高めていく術を熟知している。ギャラクシースターズの二塁手・山本 星選手の名司会で、ルールが分からない子どもたちも、とにかくバットを振っては全力で駆け回る。ボールが飛んだ方向に向かって全員で走って行く。輪に入れない子どもを見かければ、笑顔で話しかけて手を取りながら一緒にティーボール楽しむなど、神対応で子どもたちの心を掴んでいった。
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「かいじゅう」の名札を付けて子どもと触れあう吉田樹里選手(NSK)-JournalーONE撮影
「今回のイベントは小さい子どもたちが多いので、飽きないように気をつけて進行しました」と話す山本選手。サイングッズ争奪のじゃんけん大会でクライマックスを迎えた後に話しを聞くと、「今シーズンは、チームでやろうとしていたソフトボールは出来たと思う」と、日本人選手でチャンスを作り外国人選手で得点を挙げて勝ち星を連ねた今シーズンを振り返る。
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名司会が光った山本星選手(SGH)-JournalーONE撮影
惜しむらくは、山本選手自体が日本代表候補に選ばれながらも、前半戦を怪我で欠場することになったこと。「来シーズンは、個人としてベストナインを獲れるような活躍を見せたい。そうなれば、チームの勝利に貢献できることが増えるのではないかと思います」と、今シーズンのリベンジを誓ってくれた。
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初めてバットを振る子ども達が多かった-JournalーONE撮影
大津市から来た小学1年生の男の子は、「野球部だったおじいちゃんに野球を教わっている」と言うだけあってなかなかのスイング。「以前、(SGH財団のイベント)カヌー体験に参加しました。メルマガに登録したらティーボールの案内が来て、子どもが野球に興味を持ち始めたので、『これは!』と思い参加しました」と、お母さんも笑顔で子どもの活躍を見守る。
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全員が打って走って!笑い声が絶えないTボール体験-JournalーONE撮影
「地元に女子ソフトボールの強いチームがあることを知りませんでした。これからも機会があればどんどん参加したいです」と、草津市から参加したご両親も嬉しそうに娘さんの笑顔にスマートフォンを向けながら話してくれた。
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最後はじゃんけん大会でグッズ争奪で盛り上がった-JournalーONE撮影
午後からの運動会で絆が深まる
午後からは場所を屋外に移し、運動会が開催された。守山パークにあるは、1周400m×6レーン、直線100m×6レーンの全天候型の素材を使用したトラックを有する本格的な競技場だ。
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運動会の会場は立派な陸上競技場で-JournalーONE撮影
この特別な空間で行われた運動会は、未就学から小学生までの子どもたちからご両親まで全員が楽しめるメニューで大盛況となった。
参加年齢問わずのムカデ競走は、ギャラクシースターズ、ブレイブベアリーズの選手たちと一般の参加者がタッグを組んでの団体戦。「イチ、ニ!イチ、ニ!」と即席チームとは思えないチームワークを見せる組があれば、「きゃぁ!」「痛い!痛い!」と一向に前に進まない組もあって会場は大爆笑。