ともに片手で食べることができるのでラグビー観戦にはピッタリだ!

花園ラグビー場のお土産の定番”花ラグ饅頭”が人気の菓心庵絹屋-斉藤健仁撮影
花園ラグビー場の豆知識
スクラムロード花園が終わる頃には、花園中央公園のラグビー発祥のイギリスの”ストーンヘンジ”をモチーフとしたという石碑(対話する石たち)の向こうに花園ラグビー場が見えてくる。

ストーンヘンジを模したモニュメント-斉藤健仁撮影
近鉄の車窓からも見える花園ラグビー場は、1928年(昭和3年)に秩父宮雍仁親王が近鉄に乗車された際の、「ラグビーの専用競技場を作ったら」というお言葉がきっかけとなり、1929年11月に日本初めてのラグビー専用競技場として誕生したことはよく知られている。
![リポビタンD2023| JAPAN vs フィジー | 14人と苦しい状況でトライを決めた日本代表のジョネ・ナイカブラ(Jone NAIKABULA)選手[東芝ブレイブルーパス東京]-Journal-ONE撮影](https://journal-one.net/jp/wp/wp-content/uploads/2023/08/1d9c99c84ba986b193c6f843041cf7f4.jpg)
フランスW杯前には日本代表戦が行われた-Journal-ONE撮影
その後は100年近くに渡り、日本代表戦など数多くの試合が行われており、1963年(昭和38)からは全国高校ラグビー大会の会場となり、1992年には大規模な改修がされた。さらに2015年には、2019年ワールドカップの開催地の1つに選ばれて、近鉄から東大阪市が土地を購入し、”近鉄花園ラグビー場”から現在の”東大阪市花園ラグビー場”となった。
2017年から”ラグビーワールドカップ”の開催基準を満たすために改修され、大型ビジョン、個別席、ナイター照明が設置されるなどして2018年に現在の形となり、ワールドカップでは予選プール4試合が開催された。
花園ラグビー場をご紹介
花園ラグビー場に着くと、まずスクラムをモチーフとしたという印象的な格子状の正面ゲートが出迎えてくれる(夜はライトアップされる!)。その正面ゲートを入ってすぐにある南スタンドは角度があり、試合が見やすい。

ライトアップも綺麗な花園ラグビー場の正面ゲート-Journal-ONE撮影
もちろん、メインスタンド、バックスタンドもグラウンドに近く、ラグビーの迫力ある試合、体がぶつかる音が楽しめる。また、北スタンドは「花園」開催時は、第1グラウンドだけでなく、第2グラウンドの試合の様子もうかがえる。
正面ゲートの横には”ひとつなぎカフェ”というカフェがあり、試合がない日でもコーヒーやスイーツが味わえる。また、その横には「花園ラグビーの日(9月22日)」制定記念したラグビーボール型のモニュメント、2019年ワールドカップ開催記念碑も設置されている。

フィールドから観た花園ラグビー場、左がメインスタンド-斉藤健仁撮影
場内には”花園ラグビーミュージアム”があり、花園ラグビー場の歴史、日本代表の歴代ジャージーや、花園の決勝のハイライト映像が流されており、ラグビーファンには必見の場所となっている。また、試合がないときは公式サイトから予約すれば、スタジアムツアーに参加することができる。

場内にあるミュージアム-斉藤健仁撮影
また、ラグビー場の西側すぐ近くにはライナーズの選手御用達のたこ焼き屋さん”春美”もあり、その奥には”ラグビー神社”として知られている”吉田春日神社”もある。2023年夏にはスタジアムから徒歩5分くらいの場所に、サウナや温泉が楽しめる”花園温泉saunakukka”(サウナクッカ)も新たに建設された。

ラグビー場近くのタコ焼き屋さん-斉藤健仁撮影
全国高校ラグビー大会にしろ、リーグワンの試合にしろ、日本代表戦でもラグビー観戦に花園ラグビー場に行けば1日、楽しめること間違いない。ラグビーファン、スポーツファンはぜひ、一度足を運んでみてはいかがだろうか。
今後の観戦スケジュール
◆花園ラグビー場、リーグワン試合日程(2025年3月まで)

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