アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn

ともに片手で食べることができるのでラグビー観戦にはピッタリだ!

花園ラグビー場のお土産の定番”花ラグ饅頭”が人気の菓心庵絹屋-斉藤健仁撮影

花園ラグビー場の豆知識

スクラムロード花園が終わる頃には、花園中央公園のラグビー発祥のイギリスの”ストーンヘンジ”をモチーフとしたという石碑(対話する石たち)の向こうに花園ラグビー場が見えてくる。

ストーンヘンジを模したモニュメント-斉藤健仁撮影

近鉄の車窓からも見える花園ラグビー場は、1928年(昭和3年)に秩父宮雍仁親王が近鉄に乗車された際の、「ラグビーの専用競技場を作ったら」というお言葉がきっかけとなり、1929年11月に日本初めてのラグビー専用競技場として誕生したことはよく知られている。

リポビタンD2023| JAPAN vs フィジー | 14人と苦しい状況でトライを決めた日本代表のジョネ・ナイカブラ(Jone NAIKABULA)選手[東芝ブレイブルーパス東京]-Journal-ONE撮影

フランスW杯前には日本代表戦が行われた-Journal-ONE撮影

その後は100年近くに渡り、日本代表戦など数多くの試合が行われており、1963年(昭和38)からは全国高校ラグビー大会の会場となり、1992年には大規模な改修がされた。さらに2015年には、2019年ワールドカップの開催地の1つに選ばれて、近鉄から東大阪市が土地を購入し、”近鉄花園ラグビー場”から現在の”東大阪市花園ラグビー場”となった。

2017年から”ラグビーワールドカップ”の開催基準を満たすために改修され、大型ビジョン、個別席、ナイター照明が設置されるなどして2018年に現在の形となり、ワールドカップでは予選プール4試合が開催された。

花園ラグビー場をご紹介

花園ラグビー場に着くと、まずスクラムをモチーフとしたという印象的な格子状の正面ゲートが出迎えてくれる(夜はライトアップされる!)。その正面ゲートを入ってすぐにある南スタンドは角度があり、試合が見やすい。

ライトアップも綺麗な花園ラグビー場の正面ゲート-Journal-ONE撮影

もちろん、メインスタンド、バックスタンドもグラウンドに近く、ラグビーの迫力ある試合、体がぶつかる音が楽しめる。また、北スタンドは「花園」開催時は、第1グラウンドだけでなく、第2グラウンドの試合の様子もうかがえる。

正面ゲートの横には”ひとつなぎカフェ”というカフェがあり、試合がない日でもコーヒーやスイーツが味わえる。また、その横には「花園ラグビーの日(9月22日)」制定記念したラグビーボール型のモニュメント、2019年ワールドカップ開催記念碑も設置されている。

フィールドから観た花園ラグビー場、左がメインスタンド-斉藤健仁撮影

場内には”花園ラグビーミュージアム”があり、花園ラグビー場の歴史、日本代表の歴代ジャージーや、花園の決勝のハイライト映像が流されており、ラグビーファンには必見の場所となっている。また、試合がないときは公式サイトから予約すれば、スタジアムツアーに参加することができる。

場内にあるミュージアム-斉藤健仁撮影

また、ラグビー場の西側すぐ近くにはライナーズの選手御用達のたこ焼き屋さん”春美”もあり、その奥には”ラグビー神社”として知られている”吉田春日神社”もある。2023年夏にはスタジアムから徒歩5分くらいの場所に、サウナや温泉が楽しめる”花園温泉saunakukka”(サウナクッカ)も新たに建設された。

ラグビー場近くのタコ焼き屋さん-斉藤健仁撮影

全国高校ラグビー大会にしろ、リーグワンの試合にしろ、日本代表戦でもラグビー観戦に花園ラグビー場に行けば1日、楽しめること間違いない。ラグビーファン、スポーツファンはぜひ、一度足を運んでみてはいかがだろうか。

今後の観戦スケジュール

◆花園ラグビー場、リーグワン試合日程(2025年3月まで)

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k
アクセス
東大阪花園ラグビー場
  • 東海道新幹線・新大阪駅-Osaka Metro御堂筋線-なんば駅-近鉄奈良線-東花園駅-徒歩8分
Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
この記事の関連記事
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn