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伝統の一戦に1万3千人が集まる

NTTジャパンラグビー リーグワン2024-2025シーズンも、そろそろ折り返し地点が見えてきた。トップカテゴリのディビジョン1のリーグ戦第8節の注目カード“府中ダービー”が秩父宮ラグビー場で開催された。

府中ダービーで賑わう秩父宮ラグビー場-JournalーONE撮影

府中ダービーで賑わう秩父宮ラグビー場-JournalーONE撮影

「両チームの対戦は、リーグワンになってから4勝3敗。通算では30勝29敗と全くの互角」と試合に先立ちマイクを持ってフィールドに現われたのは、リーグワン昨シーズン王者・“東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)”の荒岡義和社長。「これまで40年近く対戦してきましたが、長すぎて(名勝負の数々などは)良くわかりません!」と続けると、集まった13,339人の観客からは感心する声と共に、マイクパフォーマンスに笑い声も起こった。

BL東京の赤と東京SGの黄に分かれたメインスタンドのファン-JournalーONE撮影

BL東京の赤と東京SGの黄に分かれたメインスタンドのファン-JournalーONE撮影

東京都府中市を活動拠点とする“東京サントリーサンゴリアス(以下、東京SG)”も優勝候補の常連。強豪ライバルチームの拮抗した対決を繰り広げている”府中ダービー”は、大学ラグビーの早慶戦、早明戦と共に日本のラグビーファンにとって楽しみな“伝統の一戦”となっているのだ。

互角の戦いを見せる府中ダービー-JournalーONE撮影

互角の戦いを見せる府中ダービー-JournalーONE撮影

“伝統の一戦”にベストで臨む

前節、昨シーズンのプレーオフトーナメント決勝の再現となった、埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、埼玉WK)と激闘を繰り広げ、28対28で引き分けたBL東京。

その激闘からわずか中5日で“伝統の一戦”に臨むに当たっては、「森田コーチ(佳寿コーチングコーディネーター)によって、細かいスキルを積み上げることができた」と、リーチマイケル主将も手応えを感じて臨む。

ドローの首位攻防戦から中5日で臨むBL東京-JournalーONE撮影

ドローの首位攻防戦から中5日で臨むBL東京-JournalーONE撮影

一方、同じ埼玉WKを相手に開幕のホストゲームを落とした東京SGは、続くリコーブラックラムズ東京に1点差で惜敗。さらにトヨタヴェルブリッツクボタスピアーズ船橋・東京ベイにドローと、選手たちもファンも「1点の大切さ」を痛感したはず。

その後、連勝を果たした東京SGは前節、コベルコ神戸スティーラーズを相手に、この1点差を凌ぎきって勝利。接戦で身に付けた粘り強いラグビーで、王者・BL東京に最後の最後まで食らいつき、1点を巡る接戦に持ち込みたいところだ。

開幕から1点の重みを経験した東京SG-JournalーONE撮影

開幕から1点の重みを経験した東京SG-JournalーONE撮影

オールブラック同士の対戦に注目

首位BL東京に迫りたい東京SGにとって、強力なメンバーの一人であるSam Cane (サム・ケイン)選手が戻ってきたのは朗報。“ラグビーワールドカップ2023(ラグビーW杯2023”のオールブラックス(ニュージーランド代表)主将で、100キャップを誇るサム・ケイン選手は、ホームでの開幕戦となった埼玉WKでHIA(脳振盪)による途中交代となり、その後出場機会を失っていた。

開幕戦以来の復帰戦となるサム・ケイン選手は昨季限りでオールブラックスを引退し。東京SGを優勝に導くための重要なピースと期待されていただけに、東京SGファンにとって“府中ダービー”での復帰は嬉しい限り。

開幕戦以来の出場となったサム・ケイン選手(東京SG)-JournalーONE撮影

開幕戦以来の出場となったサム・ケイン選手(東京SG)-JournalーONE撮影

BL東京の中心選手で昨シーズンのリーグワンMVP、Richie Mo’unga (リッチー・モウンガ)選手と、Shannon Frizell (シャノン・フリゼル)選手はオールブラックスでチームメートだっただけにオールブラックス同士の対戦にも注目が集まった。

オールブラックスの同僚リッチー・モウンガ選手(BL東京)との対決が楽しみ-JournalーONE撮影

オールブラックスの同僚リッチー・モウンガ選手(BL東京)との対決が楽しみ-JournalーONE撮影

アクセス
秩父宮ラグビー場
  • JR総武線・各駅停車 千駄ヶ谷駅/信濃町駅-徒歩15分
  • 東京メトロ銀座線 外苑前駅-徒歩5分
  • 都営大江戸線 青山一丁目駅-徒歩10分
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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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