Journal-ONE JDリーグ 伊予銀行ヴェールズ 庄司奈々 安川裕美 リサ・モールデン
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Journal-ONE JDリーグ 伊予銀行ヴェールズ みかん収穫作業 リサ・モールデン内野手「これって、体幹トレーニングに良いね!」と庄司さんが話せば、「大きなかごが満タンになったので運びま~す!」と安川さん。In the treeという創作曲を口ずさんでみかんを狩りまくるリサさん。一流アスリートにはこの急斜面での作業は全く負担にならないのですね。

「農家は人手が足りなく、収穫の最も忙しいときに助けてくれることは本当に有り難い。ヴェールズの選手達は本当に一生懸命に働いてくれるし、パワーもあって仕事も早い。来週も来てもらいたいくらいですよ!」と本職・小清水さんも余裕の表情で、いっぱいにみかんが詰まった大きな収穫かごをどんどん軽トラに積んでいきます。Journal-ONE JDリーグ 伊予銀行ヴェールズ みかん収穫作業

ひとつのみかんの木から収穫できる実はなんと300個以上!大きなかごがいっぱいになると、持ち上げるにも相当の力が・・・ しかも斜面で足元が安定しないサラサラな土の上にもかからず、3選手とも簡単にみかんでいっぱいになったかごを持ち上げて運びます。Journal-ONE JDリーグ 伊予銀行ヴェールズ みかん収穫作業 安川裕美捕手

Journal-ONE JDリーグ 伊予銀行ヴェールズ みかん収穫作業

Journal-ONE JDリーグ 伊予銀行ヴェールズ みかん収穫作業 庄司奈々投手

あっという間に10時になったところで休憩時間。集荷用の大きなみかんかごを逆さにしたベンチとテーブルをセットし、おやつタイムが始まりました。

小清水さん、選手たちに喜んでもらえるようにと、様々な種類の飲み物とお菓子を用意してくれました。選手のテンションも上がります!

特にリサさんは、「日本語のパッケージでは、どんな味でどんな成分を含んだ商品なのか、魚が入っているのかどうかが分からないので、新しいモノにトライするチャンスがあまりないんです。」と初めて口にするお菓子を吟味しています。

すると、安川さんが「この最中は中に小豆のあんこが入っていて・・・」「このジュースはハチミツの・・・」などと、英語を交えて説明!どんな食べ物かを理解したリサさんは、初めて口にする日本の飲み物やお菓子を美味しそうに食べていました。

新鮮な魚介類が名物のシアトル出身のリサさんの弱点が見つかりました(笑)Journal-ONE JDリーグ 伊予銀行ヴェールズ みかん収穫作業

Journal-ONE JDリーグ 伊予銀行ヴェールズ みかん収穫作業

小清水さんたちも、日ごろの練習やソフトボールの魅力など、選手との会話にとっても楽しそう。「こういう時って英語でなんて言うんだっけ?」と英会話教室になる場面もあって、みかん農園での休憩タイムはあっという間に終わってしまいました。

次の作業場は山の頂上付近。日も高くなり天気は最高! 海まで見渡せる絶景に目を奪われてしまいそうな作業場ですが、景色には目もくれず収穫作業に没頭します。持ち前の運動能力と集中力で、一気に収穫量が増えてきたため、あっという間に軽トラいっぱいにみかんかごが積み上り、ちょうどお昼の時間となりました。Journal-ONE JDリーグ 伊予銀行ヴェールズ みかん収穫作業

お昼は山を降りて、小清水さんのお宅に伺ってのランチです。

純日本家屋とお庭のある大きなお家にリサさんは大興奮!「日本の伝統的な家屋やお庭が本当に好き!」と、動画や写真に思い出を残している姿を見て、外国の人ならではの楽しみ方に気付かされたランチとなりました。

庄司さんが安川さんとリサさんの分もサンドイッチを持ってきたようです。ひとつひとつに選手の名前が貼ってあります。「これ、嫌いな食べ物がそれぞれあるので、間違えないようにしたんです。」と庄司さん。かわいいサンドイッチを前に、安川さんの笑顔もMAX。Journal-ONE JDリーグ 伊予銀行ヴェールズ みかん収穫作業 庄司奈々投手 安川裕美捕手 リサ・モールデン内野手

そして、小清水さんからの “みかんジュース” の差し入れに一同大喜び! このジュース、小清水さんの農園で収穫されたみかんで作られているのですね。今日収穫したみかんも、ジュースになってお店で売られるかもしれません。Journal-ONE JDリーグ 伊予銀行ヴェールズ みかん収穫作業 庄司奈々投手 安川裕美捕手 リサ・モールデン内野手

午後からは更に急な斜面での収穫作業。別の場所で収穫していた小清水さんの息子さん・太郎さんも合流します。

「うちの農園は、祖父と父、私の3人で管理しています。収穫期はとても3人では手が回らないので、こういったお手伝いは本当に助かります。」と太郎さん。

2ヘクタールの急斜面農園を3人で経営しているなんて本当に信じられません・・・Journal-ONE JDリーグ 伊予銀行ヴェールズ みかん収穫作業 小清水農園

「私たちはみかんが好きなので、愛情込めて日々世話しています。愛情を込めて育てれば、90年前に私の祖父が持ち込んだみかんの木でも、いまだに立派な実を付けてくれるんですよ。」と小清水さんが、みかん農家のやりがいについて教えてくれました。

リサさんが、「ソフトボール選手がソフトボールに情熱を注ぐように、みかん農家さんがみかんに注ぐ情熱をよく知ることが出来た。そんな情熱を持って育てた大切なみかんの収穫を私たちのような素人に任せてくれる寛容さが心に残りました。」と、“プロフェッショナル同士の交流” にとても心を動かされたとのことでした。Journal-ONE JDリーグ 伊予銀行ヴェールズ みかん収穫作業 リサ・モールデン内野手

ランチで充電が完了した3人はフルパワーでみかんを収穫していきます。収穫作業をしながら、庄司さんは「みかん収穫作業のボランティアは、トレーニングにもなって良いですね。下半身の強化やバランスを保つ訓練としても役立ちますね。」とその効果を教えてくれます。

また、「伊予銀行では、このようなボランティア活動に参加する休暇制度があるんです。他にも男性の育児休暇や、女性管理職の登用など、新しい福利厚生や制度を整えている会社なんですよ。」と庄司さん。

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