アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

田中は女子5000mのペースメーカーとしても好走。レース後には、山本(手前)と笑顔でレースを称えあう姿も見せた
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田中は今年に入ってから、アメリカの室内大会を転戦し、4レース連続でショートトラック日本記録を樹立。3月には世界室内(3000m、10位)に出場と、室内シーズンをフルスロットルで駆け抜けた。

今大会が国内初戦となった田中。女子1500mを日本人トップの2位だった‐児玉育美撮影

今大会が国内初戦となった田中。女子1500mを日本人トップの2位だった‐児玉育美撮影

その後、日本人唯一のレーサーとして契約していた、男子400m前世界記録保持者の”マイケル・ジョンソン”氏が新設のリーグ戦”グランドスラム・トラック”に臨み、4月6~8日にはキングストン(ジャマイカ)で開催された第1戦で、2レースに出場。金栗記念は帰国してすぐのレースだった。

レース後には、「今までは試合になれば『気合い』でなんとかなった」という「身体がついてこない感覚」にもどかしさを覚えていたことを明かしたが、「今日は、ラスト800mをがんばろうと決めて走った。ペースを上げられたかどうかはわからないけれど逃げずにできたと思う」とコメント。

しかし、「協力できるなら、私にとっても精神的にプラスになる」と、1時間後に行われた5000mでは、アジア選手権代表選考レースとなった2組目のペースメーカーを務め、4000mまでを見事にレースメイク。前述の通り日本人トップ(5位)となった山本有真の自己記録更新に貢献し、レース後には山本をはじめ選手たちと笑顔で称え合う姿も見せた。

田中は女子5000mのペースメーカーとしても好走。レース後には、山本(手前)と笑顔でレースを称えあう姿も見せた

田中は女子5000mのペースメーカーとしても好走。レース後には、山本(手前)と笑顔でレースを称えあう姿も見せた

「できれば、1500mと5000mで出たい」という東京世界選手権の参加標準記録は、どちらも昨シーズンの段階ですでに突破済み。しかし、「世界陸上まで5カ月あるといっても、すぐにやってくる。これから大会が続いていくので、グランドスラムであったり、ダイヤモンドリーグであったりで、(状態を)整えていきたい」と述べた。

そして、「このままでは1500mも5000mも予選落ち。『出られたらいい』ではなく、そこの踏ん切りを、転戦のなかで見つけることができたら…。ちゃんと勝負できる世界陸上にしたい」ときっぱり。大会4日後には、次戦に向けてボストンへと出発している。

■記者プロフィール
児玉 育美
フリーランスライター、エディター、ときどきフォトグラファー。陸上競技マガジン元編集長。東京女子体育大学卒業後、ベースボール・マガジン社で『陸上競技マガジン』の編集業務に携わったほか、スポーツ書籍の編集、トレーニング専門誌『陸上競技クリニック』の創刊・編集などに従事。フリーランスとなってからは、日本陸連オフィシャルライターをはじめとして、陸上競技の取材・撮影、執筆、編集業務をメインとした活動に取り組んでいる。
≫「X」アカウント https://twitter.com/ikumik6
≫「Instagram」アカウント https://www.instagram.com/exp.kodama/?hl=ja
アクセス
えがお健康スタジアム
  • 九州新幹線 熊本駅 - JR豊肥本線(15分)- 東海学園前駅 - 九州産交バス(17分)- 鹿帰瀬バス停 - 徒歩18分
Journal-ONE投稿記者-児玉 育美
取材・文:
児玉 育美( 日本 )
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