アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

110mハードル五輪5位の村竹。ダイヤモンドリーグ第1戦で世界選手権代表に内定した‐児玉育美撮影
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女子100mハードルの福部(左)と田中。福部は闘病からの復調途上、田中は屋内大会からの移行として織田記念に臨む‐児玉育美撮影

女子100mハードルの福部(左)と田中。福部は闘病からの復調途上、田中は屋内大会からの移行として織田記念に臨む‐児玉育美撮影

男子110mハードルには、パリ五輪出場のベテラン”高山峻野”のほか、昨年、急成長を遂げた若手の”阿部竜希”が出場する。ダイヤモンドリーグに回った日本記録保持者(13秒04)コンビ、村竹と”泉谷駿介”のトップ2に続く参加標準記録(13秒27)の突破はなるか。

長距離種目では、女子5000mには、4月に日本選手権10000mを制した”廣中璃梨佳”がエントリー。同大会で大幅に自己記録を更新して2位となった”山本有真”、山本ともともにパリ五輪に出場している”樺沢和佳奈”との激戦が注目される。

フィールド種目では、女子やり投でパリ五輪決勝進出を果たした”上田百寧”のほか、”斉藤真理菜”、”武本紗栄”らが激突。男子やり投では、世界大会出場実績を持つ”新井涼平”、”﨑山雄太”、”小椋健司”ら、好調な滑りだしを見せている”鈴木凜”、”山田隼人”の若手がどう挑むか。女子三段跳には14m16の日本記録を持つ”森本麻里子”がエントリー。”髙島真織子”とともにビッグジャンプを期待したい。

“静岡国際”:パリ五輪代表が顔を揃える注目種目が目白押し

日本GPシリーズ第5戦:”静岡国際陸上”

5月3日(土・祝)静岡・小笠山総合運動公園静岡スタジアム

この大会も、注目種目が目白押しの状態だ。男子400mハードルには、昨年47秒99をマークしている”豊田兼”、”小川大輝”、”筒江海斗”のパリ五輪代表トリオに加えて、秋に48秒46をマークして、現地点ではこの種目唯一の参加標準記録突破者(48秒50)となった”井之上駿太”がエントリー。

今春からトヨタ自動車の所属となった豊田。今季は、400mハードルと400mで世界を目指す‐児玉育美撮影

今春からトヨタ自動車の所属となった豊田。今季は、400mハードルと400mで世界を目指す‐児玉育美撮影

昨年48秒台に突入した”渕上翔太”、”出口晴翔”のほか、48秒台の自己記録とともに世界大会代表せっせ機を持つ”児玉悠作”、”山内大夢”、”岸本鷹幸”も名前を連ねた。タイムレース決勝での実施となるが、1組目から目が離せないレースとなりそう。

男子400mには、パリ五輪4×400mリレー入賞を果たした”佐藤拳太郎”、”佐藤風雅”、”中島佑気ジョセフ”、”川端魁人”のほか、”今泉堅貴”、”吉津拓歩”など日本代表経験者が名を連ねた。参加標準記録(44秒85)突破を狙っての競り合いが期待できそうだ。

男子200mはに、昨年、20秒14をマークして、世界選手権参加標準記録(20秒16)突破者となった”水久保漱至”のほか、パリ五輪代表の”鵜澤飛羽”、”上山紘輝”、”飯塚翔太”がエントリーした。こちらも標準記録を上回る水準での競り合いが見たい。

男子200mで、ただ一人参加標準記録突破済みの水久保。静岡でどんな走りを披露するか‐児玉育美撮影

男子200mで、ただ一人参加標準記録突破済みの水久保。静岡でどんな走りを披露するか‐児玉育美撮影

また、静岡国際としては、男子100mが久しぶりに実施されることになったが、”坂井隆一郎”、”東田旺洋”、”多田修平”、”デーデー ブルーノ”、”桐生祥秀”と豪華な顔ぶれが揃った。世界リレー代表に選出されている”愛宕頼”も名前を連ねている。

新記録誕生のアナウンスが期待されるのは男女の800m。昨年、ともに高校生で日本記録保持者となった男子の”落合晃”(1分44秒80)と、女子の”久保凛”(1分59秒93)が、自己記録の更新にチャレンジする。この種目の世界選手権参加標準記録は、1分44秒50と1分59秒00。落合も久保も、当然、この記録のクリアも視野に入れており、標準記録を突破しての世界選手権代表入りを狙っている。

女子400mも日本記録更新が期待される種目だ。静岡出身の”松本奈菜子”が昨シーズンからの好調を維持。成長著しい”フロレス・アリエ”との競り合うなかで、日本人2人目の51秒台突入を目指したい。現日本記録の51秒75(丹野麻美)は、2008年にこの大会でマークされたもの。実現すれば、17年ぶりに大会記録も更新されることになる。

忘れてはならないのが、男子砲丸投の”奥村仁志”。昨年、シニア規格で日本人初の19m台(19m09)に到達した奥村の“1投”が見逃せない。兵庫リレーでは2回目の19m台となる19m08をプット。記録を大幅に塗り替える準備はできていると見た。試技があっという間に終わってしまうのが砲丸投の特徴だけに、その瞬間を見逃さないよう注意したい。

■記者プロフィール
児玉 育美
フリーランスライター、エディター、ときどきフォトグラファー。陸上競技マガジン元編集長。東京女子体育大学卒業後、ベースボール・マガジン社で『陸上競技マガジン』の編集業務に携わったほか、スポーツ書籍の編集、トレーニング専門誌『陸上競技クリニック』の創刊・編集などに従事。フリーランスとなってからは、日本陸連オフィシャルライターをはじめとして、陸上競技の取材・撮影、執筆、編集業務をメインとした活動に取り組んでいる。
≫「X」アカウント https://twitter.com/ikumik6
≫「Instagram」アカウント https://www.instagram.com/exp.kodama/?hl=ja
アクセス
①広島広域公園陸上競技場 ②小笠山総合運動公園静岡スタジアム ③延岡市西階陸上競技場 ④ケーズデンキスタジアム水戸
Journal-ONE投稿記者-児玉 育美
取材・文:
児玉 育美( 日本 )
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