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Journal-ONE | 女子ソフト日本代表 JDリーグ選抜との能登半島地震復興チャリティーマッチで勝ち越し本塁打を放った切石 結女(きりいし ゆめ)(トヨタ)-Journal-ONE撮影
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この日、3回を投げて1失点と、ワールドカップに向けて調整中の後藤投手だったが、ベンチで味方を鼓舞する元気いっぱいのパフォーマンスと、俊敏なフィールディングは健在。2回表に訪れた無死二、三塁のピンチではヒットエンドランの小飛球に素早く対応。滅多に見ることの出来ない 1 – 5 -4 の三重殺を完成させて詰めかけたファンを魅了した。

JournalーONE | 女子ソフトボール日本代表とJDリーグ選抜が能登半島地震復興チャリティマッチ 子どもから試合球を受け取る後藤希友投手(トヨタ)-Journal-ONE撮影

子どもから試合球を受け取る後藤希友(トヨタ)-Journal-ONE撮影

トヨタでも後藤投手をリードする切石捕手も存在感を見せた一人。強肩とインサイドワークに注目が集まる切石選手だが、昨年から進化を見せているのが長打力。

トヨタではクリンアップに座る切石選手だが、この試合の打順は9番と日本代表の “層の厚さ” が覗える打順。3回裏には決勝点となる豪快な2点本塁打を放ち、どこからでも得点を取れることをファンに見せ付けた。

Journal-ONE | 女子ソフト日本代表 JDリーグ選抜との能登半島地震復興チャリティーマッチで勝ち越し本塁打を放った切石結女(トヨタ)-Journal-ONE撮影

3回に勝ち越し本塁打を放った切石結女(トヨタ)-Journal-ONE撮影

同じトヨタ所属選手に目を向けると、キャプテンを務める1番・石川 恭子選手にも注目だ。昨シーズン西地区首位打者を獲得した打撃、堅実な守備もさることながら、宇津木監督が「好投手ばかりの国際大会では、いつも打って点を取ることは難しい。相手守備にプレッシャーを与える走塁は大事」と、捕手のハンブルを見逃さず3塁を陥れた石川選手の隙のない走塁を称えていた。

JournalーONE | 女子ソフトボール日本代表とJDリーグ選抜が能登半島地震復興チャリティマッチで隙のない走塁を見せた石川恭子(トヨタ)-Journal-ONE撮影

日本代表の主将・石川恭子(トヨタ)は走攻守でチームを牽引-Journal-ONE撮影

東京2020、昨年のアジア大会中国・杭州の金メダル獲得に貢献した日本代表の4番・内藤 実穂選手(ビックカメラ高崎ビークイーン)から、”不動の4番” の座を継承したトヨタの4番・下山 絵理選手も存在感を見せた。

昨シーズン、西地区本塁打王と打点王の二冠に輝いた勝負強い下山選手だが、この試合で2つの四球を選んでチャンスメーカーとしての役割を果たした。

JournalーONE | 女子ソフトボール日本代表とJDリーグ選抜が能登半島地震復興チャリティマッチでは2四球を選んで勝利に貢献した下山絵里(トヨタ)-Journal-ONE撮影

2四球を選んで勝利に貢献した下山絵里(トヨタ)-Journal-ONE撮影

スタッフとして試合をサポートしていた内藤選手は、「(自身がロンドン、リオと正式種目にならなかった経験から)オリンピックが決まっている状況での日本代表はモチベーションも上がる。ここからプレッシャーが大きくなると思いますが、次へ続く後輩たちに夢を繋いでいくためにも頑張って欲しい」とエールを送る。

JournalーONE | 女子ソフトボール日本代表とJDリーグ選抜が能登半島地震復興チャリティマッチで内藤実穂(ビックカメラ高崎ビークイーン)はスタッフとして支える-Journal-ONE撮影

長く日本代表の4番に座った内藤実穂(ビックカメラ高崎)は下山にエールを送る-Journal-ONE撮影

日本代表の経験がリーグのレベルも上げる

トヨタ組以外で注目するのは、様々なチームから選ばれた選手たちだ。

JDリーグ東地区を前半戦首位で折り返した日立サンディーバからは、唐牛 彩名選手と坂本 美桜投手が選ばれている。

JournalーONE | 女子ソフトボール日本代表とJDリーグ選抜が能登半島地震復興チャリティマッチ 好リリーフの坂本美桜(日立)が代表経験をチームに持ち帰る-Journal-ONE撮影

好リリーフの坂本美桜(日立)が代表経験をチームに持ち帰る-Journal-ONE撮影

日米対抗ソフトボール2023で代表に選ばれた唐牛選手は、広い守備範囲と器用な打撃で2番打者として結果を出し、この試合も2番・中堅でスタメン出場を果たした。

シュアな打撃と積極果敢な走塁で2塁打を放った唐牛選手は、セカンドベース上で返球を待つ同僚の杉本 梨緖選手の足元へヘッドスライディング。返球を受けた杉本選手が ”強めのタッチ” でヒットを称えるという親善試合ならではの光景も見せてくれた。

JournalーONE | 女子ソフトボール日本代表とJDリーグ選抜が能登半島地震復興チャリティマッチ 二塁打を放った唐牛彩名(日立)は同僚の杉本梨緒の足元へヘッドスライディング-Journal-ONE撮影

二塁打を放った唐牛彩名(日立)は同僚の杉本梨緒からタッチで祝福を受ける-Journal-ONE撮影

投手陣での注目は、タカギ北九州ウォーターウェーブから初の代表選出となった左腕・鹿野 愛音投手と、シオノギレインボーストークス兵庫の三輪 さくら投手だ。

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