アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

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世界屈指の司令塔・リッチー・モウンガ(BL東京)-Journal-ONE撮影

リーグワンMVPを獲得した昨シーズンは、リーグ戦16試合中13試合にSOとして先発出場し、プレーオフSemifinalで東京SGを28−20、プレーオフFinalでは埼玉WKを24−20で下したその統率力に今シーズンも大きな期待がかかる。

モウンガ選手に加え、日本代表選手の主力も頼もしい。BL東京の顔は、やはりキャプテンのリーチ マイケル選手だろう。オーストラリアで開催されるW杯2027で悲願のベスト4入りを目指す新生・エディージャパンの象徴としてキャプテンに返り咲いた経験はもちろん、フィジカルの強さも健在だ。

抜群の人気と統率力を誇るリーチ マイケル(BL東京)-Journal-ONE撮影

同じく中盤を担うWarner Dearns (ワーナー・ディアンズ)選手、ラグビーW杯2023でもキレのあるステップでトライを決めたWTB(ウイング)のJone Naikabula (ジョネ・ナイカブラ)選手など、BL東京の強固な屋台骨を抑えるのはどのチームでも難しい。

メモリアルなホームでメモリアルな勝利に驀進した前半

ラグビーW杯2019大会決勝戦の地・日産スタジアムで、ラグビーW杯2023日本代表のフルバック(FB)小倉 順平選手の通算100キャップを勝利で飾りたい横浜Eは、キックオフからBL東京ゴールライン5m前まで一気に攻め込んでいく。

このピンチを堅いディフェンスで凌ぎ、自陣22mラインまで戻したBL東京だったが、この攻防の過程でヘッドコンタクトがあったFL(フランカー)のShannon Frizell (シャノン・フリゼル)選手にイエローカードが出て一時退場。数的有利になった横浜Eが再びBL東京ゴールライン5mから攻撃すると、ゴール正面で堪らずBL東京がペナルティ。このチャンスにショットを選択した横浜Eが、SO・田村優選手が難なくペナルティゴール(PG)を決めて3-0。試合開始5分で横浜Eが先制に成功した。

高い精度のキックは健在・田村優(横浜E)-Journal-ONE撮影

反撃したいBL東京だが、ボールを持つ選手に早いコンタクトを行う横浜Eのディフェンスにリズムが作れない。

すると13分、ハーフウェイライン付近での攻防が続いた一瞬の隙をついた横浜Eがキックパス。WTBのViliame Takayawa (ヴィリアメ・タカヤワ)選手がサイドラインギリギリのボールを抑えると、走り込んできたSHのデ・クラーク選手にパス。これを受けたデ・クラーク選手がそのままゴール中央まで走り込んでトライ。さらにPGも決めて10-0と引き離した。

デ・クラーク(横浜E)のトライでリードを広げる-Journal-ONE撮影

さらに23分、またも中盤で得たペナルティを活かした横浜Eは、BL東京ゴールライン5m付近まで一気にボールを持ち込みトライへの執念を見せる。BL東京はこのピンチを一度は押し返したものの、またもタックルした相手をそのまま掴んだまま離さず、次の展開を妨害(ホールディング)してペナルティ。このチャンスでショットを選択した横浜Eが、再び田村選手のPGで13-0と点差を広げた。

一気に流れを掴んだ横浜Eは29分、今度もプレー参加不可能な位置にいる選手がプレーに参加してしまう(オフサイド)ペナルティからボールを奪う。ゴール正面で獲得したペナルティとは言え、ハーフウェイライン付近というゴールからかなり離れた場所だったが、横浜Eは迷わずショットを選択。このPGをまたもや田村選手がしっかり決めると、スタジアムからは「おぉー」と感嘆の声が響く。これで得点差は16点となり、横浜Eはモメンタムを獲得していく。

防戦一方のBL東京は30分、ここまでなかなか攻撃に絡めなかったNo8のリーチ選手にボールが渡るとスタンドからはここぞとばかりに「リーチ!」という野太い掛け声が沸き起る。しかし、ここでもボールへの早い集散を繰り返す横浜Eのディフェンス陣に連続攻撃が出来ないBL東京は反撃の機会を得られない。

前半も終わりに近づいた38分、ようやく鮮やかな連続パスが繋がり、FBの松永拓朗選手がゴールライン中央を駆け抜けてトライ。モウンガ選手のPGも決まり、16-7と流れを掴んで前半を終えた。

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