
会見で手応えを話す埼玉WKのロビー・ディーン監督と坂手淳史選手-JournalーONE撮影
対戦したBL東京のTodd Blackadder(トッド・ブラックアダー)HCも、「お互いプレッシャーを掛けあう良い試合だった」と。リーチ マイケル主将も、「フィジカリティは80分間出し切った。満足しているしチームメイトを誇りに思う。リーグワンの試合は毎試合やっていて楽しいし、さすが埼玉WKだなと思った」とファンに素晴らしい試合を届けることができた充実感を話してくれた。

BL東京のトッド・ブラックアダーHC、リーチ主将も好ゲームと振り返った-JournalーONE撮影
試合の流れを左右する交代の難しさ
「この試合も本当にタフな展開だった」と振り返るのは、緊迫した後半11分にピッチに入ったヴァルアサエリ愛選手。「BL東京のタックル、ディフェンスがとても良かったので、こちらも規律を守って早く相手の攻撃を早く抑えることを心がけた」と、この日のプレーポイントを教えてくれた。

激闘を振り返るヴァルアサエリ愛選手(埼玉WK)-JournalーONE撮影
昨年のファイナルで敗れたBL東京と引き分けたことについては、「とにかく負けなくて良かった。まだシーズンも前半、これから互いに成長し合ってレベルが上がっていくので、今の結果は気にしていない。3月(22日の直接対決)になれば、状況も変わってきていると思いますけど」と、“因縁の結着”はまだまだ先とヴァル選手。

ラストワンプレーでアタックするヴァルアサエリ愛選手(埼玉WK)-JournalーONE撮影
今日、初キャップを果たした佐藤選手との2分間の”セッション”については、「もう少し一緒にプレーしたかったですね」と笑顔。チームに合流してまだ2週間程度ながらも、「スクラムやセットプレーを一緒にやっていますが、確実に将来の日本を背負う素質がありますね」と、その潜在能力に太鼓判を押す。「細かいことは同じポジションの坂手選手がマンツーマンで教えている。私ができる最大限のサポートを佐藤選手にしながら、優勝に貢献していきたいです」と、アーリーエントリーで初キャップを果たした佐藤選手と共に三年ぶりの冠奪還に意欲を見せるヴァル選手だった。

初キャップの佐藤選手と健闘を称え合うヴァル選手(埼玉WK)-JournalーONE撮影
「人生で一番緊張」のプロスタートを振り返る
「人生で一番緊張した試合。あの緊張感で試合に出られたことは良い経験になった」と笑顔でプロスタートを切ったメモリアルマッチを振り返ったのは、アーリーエントリーで初キャップを果たした佐藤選手。

初キャップの試合後、報道陣の質問に答える佐藤健次選手(埼玉WK)-JournalーONE撮影
「同じポジションの坂手選手につきっきりで教えていただき、堀江コーチにもアドバイスをいただいている」と、チームに合流して2週間弱ながらも、チームメイトとの連係プレーをスムーズにこなした理由を教えてくれた。
今後については、「まずはワイルドナイツに欠かせない、信頼される選手になること」と自らの成長が第一と話す佐藤選手。今シーズンの目標も、「選手として成長し続けることを目標として、優勝の一つのピースになれるように頑張る」と、ゴールデンルーキーは焦らず一歩ずつを強調していた。

”特訓した”ラインアウトスローを披露した佐藤選手-JournalーONE撮影
リーグ戦はまだ前半、互いにチームを創り上げて臨む3月の“第二ラウンド”が楽しみだ。