アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

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逆転トライにため息が漏れた熊谷スポーツ文化公園ラグビー場だったが、タマニバル選手のペナルティでトライキャンセルとなる。埼玉WKファンから大きな歓声が沸く中、攻撃が入れ替わった埼玉WKが敵ゴールライン10m前からのラインアウトでアタックを重ねる。

BL東京のトライTMOの結果を見守る埼玉WKのファン-JournalーONE撮影

BL東京のトライTMOの結果を見守る埼玉WKのファン-JournalーONE撮影

ラインアウトでボールを得た埼玉WKは、度重なるアタックでゴールライン逆サイドとなる右隅まで展開。必死に守るBL東京のディフェンスラインが右に寄ったところを逆サイドに展開した埼玉WKは、竹山選手がその隙を突いて23分にトライ。Gも決まって23-14と差を広げた。

トライを挙げた竹山晃暉選手(埼玉WK)の鋭い抜け出し-JournalーONE撮影

トライを挙げた竹山晃暉選手(埼玉WK)の鋭い抜け出し-JournalーONE撮影

しかし26分、BL東京も敵ゴールライン15m手前のラインアウトから、スペースに蹴り出したキックパスにWTB森勇登選手が素早く反応。このボールを捕球してあっという間にトライを返す。Gも決まって23-21と再び2点差に迫る。

BL東京も森勇登選手のトライで直ぐに点差を詰める-JournalーONE撮影

BL東京も森勇登選手のトライで直ぐに点差を詰める-JournalーONE撮影

さらに29分、ハーフウェイライン付近での攻防から、またもスペースを使って攻撃したのはBL東京。中央付近からの密集から右サイドにボールを展開したBL東京は、手薄の右サイドをナイカブラ選手が一気に突破。そのまま右サイドにトライし、Gも決まって23-28と遂に逆転に成功した。

ジョネ・ナイカブラ選手の逆転トライで初めてリードを奪ったBL東京-JournalーONE撮影

ジョネ・ナイカブラ選手の逆転トライで初めてリードを奪ったBL東京-JournalーONE撮影

直後の35分、埼玉WKはスクラムから出たBL東京のボールをSH(スクラムハーフ)の小山大輝選手がインターセプト。さらにペナルティから敵ゴールライン5m前でボールを得た埼玉WKは逆転を狙いスクラムを選択。これを観た大盛り上がりのスタンドの歓声を受け、モールで押し込む埼玉WK。そこから出たボールを一気に右隅に展開すると、竹山選手がディフェンスの隙間をすり抜けてトライ。角度のある逆転Gは決まらなかったが、残り5分で28-28の同点に追いついた。

竹山選手(埼玉WK)がこの日2本目のトライで同点に-JournalーONE撮影

竹山選手(埼玉WK)がこの日2本目のトライで同点に-JournalーONE撮影

ハーフウェイラインを挟んで激しい攻防が続き残り2分となった中、この試合最大の盛り上がりがスタンドから巻き起こる。埼玉WKのHO・坂手淳史選手に代り、ピッチに向かったのは背番号16番、”アーリーエントリー”の佐藤選手が入った。

埼玉WKの佐藤選手がリーグワン初キャップ-JournalーONE撮影

埼玉WKの佐藤選手がリーグワン初キャップ-JournalーONE撮影

そしてホーンが鳴ったラインアウトからのラストワンプレーも激闘。ボールをキープした埼玉WKはアタックを繰り返すがBL東京も必死のディフェンス。ひとつのペナルティでPGを与えかねないが、規律を守ったBL東京が埼玉WKのパスをターンオーバー。今度は攻めるBL東芝に対し、埼玉WKも規律を守った素早いディフェンスで対抗。ハーフウェイラインを挟んでの一進一退が続いたが、結局このラストワンプレーで結着は着かず。ドローのノーサイドとなった。

BL東京のリーチ選手と健闘を称え合う佐藤選手-JournalーONE撮影

BL東京のリーチ選手と健闘を称え合う佐藤選手-JournalーONE撮影

現時点でのベストマッチ

試合後、「ご覧になったとおりタフな試合となった。勝敗は付かなかったが、全員がプレッシャーの掛かる良い試合だった。ファンの皆さんには楽しんで頂けたのでは」と振り返ったのは、埼玉WKのRobbie Deans(ロービー・ディーンズ)監督。

坂手主将も「凄くタフなゲームだった。リーグワンの素晴らしさを分かってもらえる良い試合だと思う。今後もこういった試合ができるよう、自分たちももっと楽しんでプレーしていきたい」と、一定の成果を口にした。

アクセス
熊谷スポーツ文化公園ラグビー場
  • JR東京駅-上野・東京ライン(68分)-JR熊谷駅-バス(15分)-くまがやドームバス停-徒歩すぐ
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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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