確か、伏見稲荷大社でも抹茶のソフトクリームを食べていたよな・・・と思いつつ、美味しそうに食べているGuadalupe Miranda(グアダルーペ・ミランダ)とAngeli Richards(アンジェリー・リチャーズ)に話を聞きました。国連総会のセッションに参加するふたりは、とっても仲が良さそうな女性の二人組です。
「抹茶が大好きなの。だから何個でも食べられちゃう!」と笑顔がかわいいルーペは、「日本に着いたときの最初の印象は、本当に綺麗な国だということ。だって道ばたにゴミなんか落ちてないでしょ?とても衛生的な環境下で生活することは、医療にとってもとても良いことだと思うの。」と、大学で公共医療を学ぶ学生ならではの視点で日本の印象を教えてくれました。
前日に文化視察に訪れた広島の印象を聞くと、「(広島平和記念資料館では)とても謙虚な気持ちになりました。アメリカでは原爆についての教育は少ししか受けていないので、改めて平和について考えることが出来ました。」と話してくれました。
アンジェリーは、「世界中で課題になっている人口爆発、それに伴って起きている食糧難について深く学びたいと思い、今回の大会に参加しました。私も抹茶や日本の食べ物が大好きで、色々なものを食べることを楽しみにしていたんです。」とソフトクリームを美味しそうに食べています。「広島での視察はとても印象深い1日になりました。(広島平和記念資料館では)感傷的になったけど、核のことにしっかり触れる良い機会でした。」と、今大会の主なテーマである平和について考える良い経験が出来たとのことでした。
平成の大改修が終わった清水寺本堂の “清水の舞台” には、とても多くの参拝者が集まっています。眼下には京都の町並みと、きれいな紅葉が広がっていて代表団の皆さんも感嘆の声を挙げながら記念撮影。
温暖なカリフォルニアから来た皆さん。紅葉を観るという風習はないのでは?と思って聞くと、「カリフォルニアで紅葉はみられないけど、東海岸には紅葉のスポットが多くあって、秋になるとその風景を見に行く人たちがいるの。」といって、引率の教授がスマートフォンの写真を見せてくれました。きれいな山を背に赤く色付いた風景が写っていました。お寺や街中でも紅葉が楽しめる日本の風景は珍しいのか、私たちが見落としてしまいそうな場所でも立ち止まって記念撮影を楽しんでいました。
最後は自由時間で清水坂に立ち並ぶおみやげ屋さんでショッピング!皆さん楽しそうに買い物をしてします。何を買ったのかを聞いてみると、かわいらしいぬいぐるみや、マスコットなど、私が想像していた日本文化が存分に感じられる置物や扇子などではなくて、少し驚きました。同世代や弟、妹へのおみやげのようですので、”カワイイ” おみやげが人気だったのかもしれません。
いよいよお別れの時が来てしまいました・・・
バスの前に集合した皆さん。さすがに歩きすぎて疲れたのか、お互いの腕を持ってストレッチするなど、疲れも忘れて文化視察を楽しんでくれたみたいです。ツアーを企画した神戸市外国語大学の皆さん、本当にお疲れ様でした!
いよいよ明日、パネルディスカッションと開会式のあとから各議場に分かれたセッションが長時間にわたって行われます。皆さん今晩も準備で忙しいかと思いますが、頑張って良い議論になることを祈っています。
ほんの少しの交流ではありましたが、模擬国連世界大会2022にはさまざまな学問を専攻している学生が、さまざまな理由で集まる大会だということを改めて感じる取材となりました。今回交流した皆さんとは連絡先も交換しましたので、またどこかで一緒に勉強したりお仕事をしたりする機会があると嬉しいです!
明日からの模擬国連セッションの様子も、是非読んで下さいね。