アップを開始するD-Rocks Cheerleadersのメンバー

「”D-Rocks”のチーム名にもある岩をイメージした力強さや、３月末ということで季節の花である桜をイメージした振付も入っているパフォーマンスなんです。今シーズンの私たちDRCの集大成となる仙台で、最高の演技をしようとみんなで頑張っています。」と話すのは、メンバーのMINORIさん。Journal-ONE編集部がNBA（北アメリカの男子バスケットボールのプロリーグ）のチアダンスチームトライアウトに参加する様子を取材した女性アスリートです。

2023夏にJournal-ONEが取材したMINORIさん

プロの技が光る練習内容

渡邊さんがスマーフォンをスピーカーに繋ぐと、軽快な音楽が流れてきました。どうやら実演の音源を用いて振付を合わせていく練習のようです。

それぞれのメンバーは、事前に振付を覚えてきているようで、音源が流れると直ぐに立ち位置についてパフォーマンス全体のバランスを見て渡邊さんが細かいパーツについて課題点を指摘します。それぞれがスピーディに展開する振付を間違いなく演じていることにも驚きますが、ひとりひとりの指先の向きや手の上げ方まで見ている渡邊さんの神の眼にも驚きます。

CaptainのMANAさんを中心に徐々に演技に磨きをかける

特に興味深かったのは、メンバー同士が渡邊さんと会話をしながらパフォーマンスを改良していくところです。キャプテンのMANAさんを中心に、「この表現はもう少し･･･」「ここのタイミングはこちらの方が･･･」「私の場合は･･･の方がやりやすいので」と、それぞれが意見を出しながら全体の形を整えていきます。

揃えて一体感を出すだけでなく、迫力のあるパフォーマンスをして選手を後押しするチアダンスは、個々のそれぞれに特徴ある演技を見ることも楽しみのひとつ。ですが、こう言った練習を続けることで、パフォーマンス全体の動きに一体感とキレを出して更に見ている人たちを魅了していくのです！この練習がリーグワン屈指と言われるパフォーマンスを生み出しているのですね。

Vice CaptainのASAMIさんも常に笑顔で練習を盛り上げる

休憩時間には、それぞれが自分たちのスマートフォンを見ながら、個人練習をする程の濃密な練習。「今シーズンのメンバーは技術的な部分だけでなく、チームへの想いの強さで選んだんです。数あるチームの中からDRCを選び、浦安D-RocksとDRCに強い思い入れのあるメンバーたちなので、最後まで真剣に取り組んでくれています。」と。渡邊さんもこの7名に絶対的な信頼を寄せているとのこと。

話し合いながら自分の動きを調整するHANAさん

最後のパフォーマンスは仙台で！

約2時間の練習はあっという間に終わりましたが、「試合直前、タイムスケジュールの変更は良くあること。ですから、この曲の他にもう一つ予備のパフォーマンスも練習して当日に臨むのです。」と、渡邊さん。今回練習した30秒程のパートが、ほんの一部だと聞いてビックリです。

休憩時間も自分のスマホで振り付けを確かめていたYUMENOさん

これから更に練習を積んで完成するDRCの新パフォーマンスが見られるのは、3月30日(土)！宮城県のユアテックスタジアム仙台でのホストゲームです。

「いつも浦安D-Rocks、DRCに熱いご声援ありがとうございます！ D2首位の浦安D-Rocksですが、１勝はもちろん１トライが順位争いに大きく影響する接戦となっています。 ぜひ一緒に浦安D-Rocksを応援いただき、D1昇格を共に喜び合いましょう！ 最後まで熱いご声援どうぞ宜しくお願いいたします。」とMINORIさん。

D-Rocks CheerleadersのMINORIさん