アスリートが地元掛川を紹介! 「掛川城をバックに戦国武将の気分を味わう」遠州掛川鎧屋

アスリートが地元掛川を紹介!

Journal-ONE | ソフトボール・JDリーグの第4節 東海理化戦で5回をノーノーに封じた三輪さくら(シオノギ)とソフトボール界のレジェンド・松田光監督
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両チームのエースが熱投

女子ソフトボール “ニトリJDリーグ” の第4節。愛知県名古屋市にあるパロマ瑞穂野球場で行われた “東海理化チェリーブロッサムズ”  と ”シオノギレインボーストークス兵庫” の一戦。

昨夜、トヨタとの投手戦に惜敗した東海理化は、“推しのソ” のエース・永谷 真衣投手をマウンドに送り、必勝を期す。

JournalーONE | ソフトボール・JDリーグの第7節 チーム初勝利をかけて力投する永谷真衣(東海理化)

チーム初勝利をかけて力投する永谷真衣(東海理化)-Journal-ONE撮影

対するシオノギも、開幕から好調を維持するチームの大黒柱・三輪 さくら投手が先発。今季、トヨタから移籍してきた三輪にとってはホームスタジアムも同然のパロマで先勝を狙う。

JournalーONE | ソフトボール・JDリーグの第7節 昨年在籍したトヨタの地元・名古屋で先発した三輪さくら(シオノギ)

昨年在籍したトヨタの地元・名古屋で先発した三輪さくら(シオノギ)-Jouurnal-ONE撮影

共に走者を背負いながらも力投でピンチをしのいだ両投手だったが、一発で流れをつかんだのはシオノギだった。

自慢の打線で流れを呼び込む

2回表、シオノギが自慢の打撃で主導権を握る。この回先頭の6番・水戸川 綾音選手は身長158cmと小柄な見た目とはかけ離れたパワーが魅力の選手。

JournalーONE | ソフトボール・JDリーグの第7節 東海理化vsシオノギ 2回先頭の水戸川が右越にランニングホームランを放つ

2回先頭の水戸川綾音(シオノギ)が右越にランニングホームランを放ち先制-Jouurnal-ONE撮影

午後から強く吹き始めた逆風にも負けない強烈な打球を放つと、ライト頭上を越えあわやフェンスオーバー!この打球がフェンスに当たってファールグラウンドに転々とする間に、俊足を活かした水戸川選手が一気にホームベースを駆け抜けるランニングソロホームラン。シオノギが先制点をあげた。

JournalーONE | ソフトボール・JDリーグの第7節 東海理化vsシオノギ ピンチを凌ぎ笑顔でベンチに戻る永谷真衣(東海理化)

ピンチを凌ぎ笑顔でベンチに戻る永谷真衣(東海理化)-Jouurnal-ONE撮影

先制点を許した永谷投手だったが、その後は走者を出しても得点を与えない粘り強い投球を見せて味方の援護を待つ。しかし、その永谷投手を上回る投球を見せたのは、シオノギのエース・三輪投手だった。

中盤に光る松田マジック

初回に失策で走者を許したものの、圧巻の投球を見せた三輪投手は、その後5回まで一人のヒットも、四球も許さない完璧な投球。ベンチはもちろん、会場内からも ”ノーヒット・ノーラン” を期待する声が聞こえるようになった6回表。シオノギ監督の松田 光監督の “光る采配” が試合を決定つけることになった。

JournalーONE | ソフトボール・JDリーグの第7節 東海理化vsシオノギ 松田光監督(シオノギ)は選手にミートポイントを確認する

男子ソフトのレジェンド・松田監督(シオノギ)の”光”る采配-Jouurnal-ONE撮影

四球と失策で1死二、三塁と追加点のチャンスを作ると、代打に長打が自慢の氏丸 陽南選手を送り出す。その氏丸選手が四球を選び1死満塁とさらにチャンスを広げると、ここから松田マジックが炸裂。

続く横野 聖奈選手に代わり送り出した、代打の切り札・戸村 美紅選手は三振に倒れたものの、小林 美沙紀選手に代わり送り出した、小路 茜選手が振り抜いた打球は一閃!センターオーバー、走者一掃の3点適時二塁打となり、松田監督の期待に応えた。

JournalーONE | ソフトボール・JDリーグの第7節 東海理化vsシオノギ 二死満塁から走者一掃の二塁打を放った小路茜(シオノギ)は笑顔でハグ

二死満塁から走者一掃の二塁打を放った小路茜(シオノギ)は笑顔でハグ-Jouurnal-ONE撮影

“ノー・ノー” よりもチームの底上げ

5回の猛攻が始まる前、ベンチで会話をしていた松田監督と三輪投手。会話の最後に両手で「いやいや」と何かを断る素振りを見せた三輪投手。

Journal-ONE | ソフトボール・JDリーグの第4節 東海理化戦で5回をノーノーに封じた三輪さくら(シオノギ)とソフトボール界のレジェンド・松田光監督

5回まで無安打無得点を見せたシオノギの三輪さくらと投球練習を見つめる松田光監督-Journal-ONE撮影

6回のマウンドを、ノー・ノー継続中にもかかわらず信田 沙南投手に譲ると、観客からざわめきが起こる。記録よりもチームの勝利を優先する采配に応えた信田投手がこの回を無失点で切り抜けると、最終回には “推しのソ” 福田 莉花投手を送り出す。

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