小泉:自動車にたくさんのペットボトルを積んで、自噴井から水を持って帰られる人がいますよ!聞けば、今治から30分かけて水を汲みに来るそうで、「お風呂で使えばお肌に良いし、コーヒーを淹れるとまろやかで美味しいよ」と、生活に欠かせない水になっていることを教えてくれました。
岩永:70歳を過ぎても元気に歩いて、丁寧に解説をしてくれる越智さんは、「定年退職を機に、故郷のためになることをしたい」と、ボランティアガイドになった理由を教えてくれました。いつまでもお元気で、県外から来る多くの観光客の皆さんを笑顔にし続けて欲しいです!感謝を込めた色紙をお渡して、記念撮影。秋の松山市で開催されるリーグ戦でお会いできたら嬉しいですね。
東海道新幹線と西条市の縁を知る – 十河信二記念館
久保:伊予西条駅周辺の観光スポットは、まだまだオススメしたい場所があるのですが、今回は最後に「東海道新幹線と西条市の関係を知る」場所をご紹介したいと思います。
小泉:久保さん、東海道新幹線は東京と新大阪を結ぶ新幹線ですよね?四国・愛媛とどんな関係があるのでしょうか。
久保;その秘密は、伊予西条駅前にある “鉄道歴史パーク in SAIJO” にあります。“四国鉄道文化館 北館“、“四国鉄道文化館 南館“、“十河信二記念館“、“観光交流センター“ の四つの施設からなる西条市で最も人気のある観光交流エリアで、四国唯一の本格的な鉄道博物館としてはもちろん、西条市の観光情報発信地としても多くの観光客が訪れているのです。
岩永:巨大な車庫のような北館には、たしかに新幹線の実物車両が展示されていますよ!
久保:まずは、西条と新幹線の関係を知るために “十河信二記念館” に行ってみましょう。
小泉:「みなさんようこそお越し下さいました!」と優しい笑顔で出迎えてくれたのは、館長の加藤 圭哉さんです。鉄道のことが良く分からない私たちにも分かりやすいよう、加藤館長が展示品を紹介しながら、分かりやすく印象に残るエピソードを踏まえて説明をしてくれました。
岩永:新幹線建設に尽力した郷土出身、第四代国鉄総裁・十河 信二さんに関するたくさんのお話を聞いて、鉄道の歴史や十河さんの偉業を学びました。座右の銘である “有法子(ユーファーズ)” という言葉に感銘を受けました。中国語で「成せば成る」「まだ方法がある、もっと努力しよう」という意味で、私もこの言葉をサインに入れようかなと思いました!
大きな実物車両や楽しいジオラマにワクワク – 四国鉄道文化館
久保:続いては、“四国鉄道文化館” に行ってみましょう!予讃線の線路をはさみ、南北二つの展示館に分かれている四国鉄道文化館は、鉄道好きな方はもちろん、お子さんや私たち女子旅で立ち寄った観光客も楽しめるスポットなのです。
小泉:初代の東海道新幹線 “0系” の先頭車両を初めて見ました!現在のスマートな新幹線と違って、丸くて愛嬌のある顔立ちをしています。カワイイですね!新幹線の運転台に入ることもできて、鉄道を良く知らない私たちでもテンションが上がります。
岩永:今までは何も考えずに新幹線に乗車していましたが、十河信二さんの功績を勉強した後で0系新幹線に乗ると、改めて新幹線の凄さを実感します。昔の特急列車の先頭に掲げられていた “ヘッドマーク” が陳列されているコーナーには、カラフルでかわいいデザインのヘッドマークが並びます。思わず写真を撮ってしました!
久保:JR四国が現在運行している特急列車などが走る大きな鉄道模型(ジオラマ)も壮観です。「四国を元気に!プロジェクト徳島県編」で、川口選手、庄村選手、遠藤選手がレポートした “アンパンマン列車” も走っています。小さいのにとても精巧に作られた鉄道模型や四国の風土を表現した自然や町並みを俯瞰してみることもできて、空から四国旅行をしている気分になりますね。