
甘くて美味しいので何枚でも食べられそうです‐Journal-ONE
最後のデザートは ”メラウィ” と言われるクレープ。日本のように生クリームやフルーツが乗っているわけではありませんが、シナモンや蜂蜜をかけて食べるメラウィは甘くて食べ応えのある料理です。「原料はクスクスと同じセモリナ粉で、とてもシンプルな作り方をするので、モロッコではデザートとしてだけでなく、朝食でもよく食べられるというソウルフードなんです」とオスマンさん。
外はパリッと、中は柔らかい食感でシナモンとよく合う、甘党派の方は絶対に気に入る一品だと思います。

食後はミントティーで一息‐Journal-ONE
食事が終わった後に運ばれてきたのは、鮮やかなガラスの表面に金色のペイントがされているグラス。そして専用のポットに入ったモロッコを代表する飲み物、 ”ミントティー” です。
フレッシュなミントと砂糖をたくさん入れたミントティーは、客人をもてなす時に出したり、食後のお口直しとして親しまれています。「飲むタイミングは人それぞれですが、私は家族と一日中話しながら飲んだりしていますね。私たちの生活に欠かせない飲み物なのです」とオスマンさん。

思わず「おお!」と声が出てしまいます‐Journal-ONE
大きめのポットからお盆に乗せられたグラスに入れていくのですが、ミントと砂糖がよく混ざるように高い位置から、一滴もこぼすことなく器用に淡々と注いでいくパフォーマンスを見ていると、まるで人気ドラマの世界に入ったかのよう!
舌が火傷してしまいそうなくらい熱いミントティーが入ったグラスからは、立ち上る湯気とともにいい香りが広がっていきます。お腹いっぱいになるまで、モロッコ料理を堪能したJournal-ONE編集部。さっぱりしたミントティーがお口直しにはちょうどぴったり!ほっと一息つける優しい味にモロッコの魅力をさらに感じました。
モロッコ料理をもっと身近に

レストラン モロッコのお店の皆さんと記念撮影‐Journal-ONE
モロッコの食文化や料理は「聞いたことはあるけど、食べたことはない」という人がほとんどではないでしょうか。実は私も海外特有の料理の香りや味付けが少し苦手なので、モロッコ料理をいただくまえは味の想像がつかず、期待感と不安感がありました。しかしテーブルに並んだどの料理も色鮮やかで、食欲をそそられるいい香りがして、本当に美味しくいただくことができました。
タジン鍋も甘い味から少しスパイスが効いたものまで多くあり、その日の気分で味を選べるのもいいですし、辛さが少し苦手な人でもパンと一緒に食べることで辛さを抑えることができます。
日本とは遠く離れているモロッコですが、都内には約10店舗ほどモロッコ料理を楽しめるレストランがあります。もっと気軽にモロッコ料理を楽しむことで、モロッコの国や文化を身近に感じてもらえると嬉しいです。
