アルプスを臨むスタジアム サンプロアルウィン
サッカーJ3の松本山雅FCのホームスタジアム”サンプルアルウィン”は、収容人数2万人を誇る長野県松本市の信州スカイパーク内にある球技専用スタジアム。

景観も美しいサンプロアルウィン-Journal-ONE撮影
長野県最大の盆地”松本盆地”にある広大な公園にあるサンプロアルウィン、スタンドからは遠く北アルプスの山並みを臨み、隣接する信州まつもと空港を発着する飛行機が時折視界に入る絶景が魅力の一つとなっている。
サンプロアルウィンから少し足を伸ばせば、国宝・松本城や安曇野の原風景、上高地といった観光名所がある。ワイナリーや信州そば、信州サーモンに山賊焼といった魅力的なご当地グルメも楽しみな観光がてらにスポーツ観戦する絶好のロケーションだ。

北アルプスを遠くに臨むサンプロアルウィンのロケーション-Journal-ONE撮影
アクセスは東京と名古屋から
所在地は松本市だが塩尻と松本の中間に位置し、試合が開催される日には松本駅(松本バスターミナル)と塩尻駅からそれぞれ無料のシャトルバスが運行される。
東京方面からは、松本駅で降りるアクセスがおすすめ。北陸新幹線の長野駅から松本駅まで特急・在来線に乗り継ぐルートか、新宿駅から特急あずさに乗り松本駅を直接目指すルートの何れかを選ぶ。千葉県からは東京駅を起点にした新幹線、西東京や埼玉県からであれば新宿駅か八王子駅から特急あずさに乗り継いでサンプロアルウィンを目指して欲しい。
名古屋駅からは塩尻駅まで特急しなのに乗車し、そこから無料のシャトルバスを利用。大阪、神戸、福岡からはサンプロアルウィンの直ぐ隣にある信州まつもと空港へダイレクトでアクセスするルートもあるため、遠方のアウェイサポーターにも嬉しいロケーションとなっている。

サンプロアルウィンへは無料シャトル便を使おう-Journal-ONE撮影
また、マイカーでサンプロアルウィンを目指す際は、塩尻北ICを降りて15分ほど車を走らせる。駐車場は事前購入可能でスタンドすぐ裏に止められる有料駐車場のほか、信州スカイパーク周辺に無料の駐車場も確保されてる。
信州スカイパーク内には第1~12まで駐車場があるが、試合開催日にサッカー観戦者の駐車は禁止。代わりに大芝生広場が臨時駐車場として開放され、そこからスタジアムまでの無料シャトルバスを利用するパーク&ライド方式でのアクセスとなるので観戦の際は事前にホームページで確認しておこう。
サッカー観戦以外も楽しめる
サンプロアルウィンがある信州スカイパークには、サッカー観戦以外でのお楽しみも盛りだくさん。アスレチックや大型木製遊具の施設は、近隣からも多くの子供連れの家族が訪れていた。パターゴルフやレンタサイクルもあるので、友だち同士で遊ぶこともできるし、芝生で寝転んだりお弁当を食べたりとピクニック気分も味わえる。これからの季節に嬉しい水遊びもできる広場も数多くあるので、サッカー観戦以外の想い出作りにも役立つ。
取材時は、爽やかな新緑の風が心地よい気候もちょうどよいGW期間。試合前後に信州スカイパークに目をやると、アルプスを眺めながらピクニックをしたり、公園で遊んだりと、日常から離れてリフレッシュする人たちで賑わっていた。

信州スカイパークは広大な敷地に様々な施設が-Journal-ONE撮影
イベント、グルメも要チェック
試合当日は、サンプロアルウィン周辺の芝生広場や親しみ広場を利用して開放的なイベントが行われていた。無料シャトルバスの発着場からスタジアムまでの遊歩道の途中にあるキッチンカーやテントが並ぶ様子は、バスを降りると何やら野外イベントに来たような開放感に包まれる。
サンプロアルウィンに入場しても再入場できるパスをもらえるため、一度スタンドの席を確保してから試合開始までイベントを覗いたりスタジアムグルメを食べながらスタジアム周辺の芝生や広場でピクニック気分で楽しむこともできた。
GW中の試合開催ということもあり、この日は子供向けに無料で乗車できるミニSLが運行。他にも消防車やパトカー、高所作業者などの働く車への体験乗車、ふわふわの滑り台が子どもたちの人気を集めていた。試合前に嬉しそうに走り回る子どもたちを眺めて思わず笑顔になったが、試合中に子どもたちが疲れて寝てしまうかもしれないと余計な心配をしてしまう。(実際、試合中に抱っこされて寝ている小さな子供たちもちらほら見かけた)
